目次
1. きのこの食べ過ぎによる身体への影響

低カロリーでダイエット中にも活躍するきのこだが、食べ過ぎてしまうと身体へ悪影響を及ぼしてしまうことも。きのこの食べ過ぎによる身体への影響を具体的に紹介しよう。
消化不良
きのこは食物繊維を多く含んでいる。それゆえに食べ過ぎてしまうと、消化不良を起こし腹痛や下痢などを引き起こしてしまうことがあるので注意が必要だ。(※1)
2. きのこの食べ過ぎにならない量

きのこは食べ過ぎなければ問題はない食べ物だ。では、一体どのくらいを目安に食べたらいいのだろうか?きのこの一日の摂取量を見てみよう。
一日の摂取量
きのこの一日の摂取量の目安は、生の状態で50~100gほどだ。きのこは一日に200g以上食べてしまうと、消化不良など身体に悪影響を及ぼしてしまうことがある。しかし日本人の一日のきのこの摂取量の平均は生の状態で16~17gほどなので、通常の食事に使用されるきのこの量を食べる分には問題はないだろう。(※1)
3. きのこの効果的な食べ方

きのこは適量を守れば、さまざまな効果効能が期待できる。きのこの持つ機能性や効果的な食べ方を紹介しよう。
機能的効果
きのこは食物繊維やビタミン、ミネラルなどの栄養素を豊富に含んでいる。そのため、抗高血圧効果や脂質異症、肥満改善効果などが期待できる。(※1)さらにきのこの食物繊維は適量を摂取する分には心筋梗塞や脳卒中、胃がんや大腸がんの発生リスクを低下させたり、血中コレステロール値を下げたりする効果があるといわれている。また、きのこに含まれる食物繊維の適度な摂取は、便秘の予防や整腸効果も期待できるのだ。(※2)
効果的な食べ方
きのこは、収穫後時間が経ってしまうと栄養成分が減少してしまうので、できるだけ早く食べるのがいいだろう。保存方法も常温や冷蔵保存だけではなく、乾燥保存や冷凍保存が可能だ。きのこは冷凍保存することで、細胞壁が膨張し破壊されるので、有効成分が調理時に多く分泌される。そのため、食べきれないきのこは使い方に合わせた大きさにカットして、冷凍保存するのがおすすめだ。
結論
きのこは食べ過ぎてしまうと、消化不良を起こしたり、腹痛や下痢を引き起こしたりしてしまう原因になる。しかし適量を食べる分には、さまざまな機能性効果が期待できるのだ。適量を守って食べれば、きのこの持つ栄養を余すことなく得ることができるだろう。
(参考文献)
※1 きのこの多機能性を科学する
※2 厚生労働省
食物繊維の必要性と健康 | e-ヘルスネット(厚生労働省)