目次
1. 梨と豊水の基礎情報

まずは、梨と豊水の基礎情報について見ていこう。梨の三水についても解説する。
梨の三水
梨の三水とは、豊水・幸水・新水の3つを指す。豊水はジューシーな果肉と甘みが特徴の品種で、シャリシャリとした心地よい食感を楽しめる。丸みを帯びた果実は300~400g程度とやや大きめで、赤っぽい色をしているのも大きな特徴だ。甘みだけでなくほどよい酸味もあり、さわやかな美味しさが楽しめる。幸水は日本で栽培されている梨の中でも主要品種とされており、豊水との大きな違いは大きさにある。幸水のほうがやや小さめで、豊水は幸水とイ-33(石井早生×二十世紀)をかけ合わせたものだとされている。新水は幸水より少し前に収穫される早生の赤梨で、見た目は幸水と似ている。
旬の時期
豊水の旬の時期は8~10月頃までだ。9月頃が出荷のピークとなり、スーパーなどでも多く出回るようになる。
2. 梨の豊水を美味しく食べる方法

梨について分かったところで、次は豊水の美味しい食べ方を紹介しよう。
おすすめの食べ方
豊水はジューシーで甘みとほどよい酸味を感じられる梨で、そのまま食べても十分美味しい。フルーツが好きな人は、皮をむいて贅沢にそのまま食べてみよう。軸側よりもお尻側のほうが甘いとされているため、食べ比べてみるのも面白いだろう。また、そのまま食べる以外にも砂糖と一緒に煮てコンポートにしたり、ジャムにしたりするのもおすすめだ。デザートとして食べるだけでなく、すりおろして肉を漬け込んだりソースなどとして活用したりする食べ方もある。そのまま食べるのに飽きた人は、ぜひアレンジした食べ方にチャレンジしてみてほしい。
3. 梨の豊水を選ぶ方法と保存方法

次に、梨の豊水を選ぶ方法と保存方法を見ていこう。
選び方のポイント
豊水を選ぶ際は左右の形が整った丸いもの、果肉の色が全体的に赤っぽくなっているものを選ぶようにしよう。色にムラがあったり、形が悪いものは甘みが少ない可能性がある。また、持ったときにずっしりと重みがあって丸いものは、水分が多くジューシーな味わいが楽しめるだろう。果皮がしなびているものは古い可能性があるため、ハリのあるものを選ぶのがおすすめだ。
保存の仕方
豊水などの梨は乾燥しないように新聞紙などで包んで保存するのがおすすめだ。新聞紙に包んだあとにポリ袋に入れ、暑い時期は冷蔵庫で保存する。新鮮なほうがシャキシャキの食感を楽しめるので、できるだけ早く食べきるようにしよう。また、果肉内に水が溜まったようにみえる蜜症とよばれる生理障害がおこる場合がある。日持ちや品質が低下するので、梨本来の美味しさが損われてしまう。しかし、腐っているわけではないので、傷んだ部分を取り除けば食べることができる。
結論
豊水はシャキシャキとした食感が美味しく、甘みと酸味のバランスがよい梨だ。幸水や新水とともに三水と呼ばれる人気の品種で、大ぶりなので食べごたえもある。そのまま食べるのはもちろん、お菓子作りや料理にも活躍してくれる梨だ。フルーツ好きな方は、ぜひ本記事を参考に豊水を楽しんでみてはいかがだろうか。