目次
1. ごぼうは冷凍保存できる

冷凍野菜としても販売されていることがあるごぼうだが、自宅で冷凍したことはない...そんな人も多いかもしれない。ごぼうは冷凍保存ができる野菜である。ここではその方法について詳しくみていきたい。
冷凍したごぼうの保存期間
ごぼうは冷凍することができる。気になるのはその保存期間だ。保存状態や冷凍庫の開閉回数などにもよるが、3週間?1か月ほどは保存することができる。冷蔵でも環境を整えれば、同じくらい保存することができるが、乾燥しないように配慮する必要があるので手間がかかる。
冷凍ごぼうがふにゃふにゃでまずい原因
ごぼうを丸のまま冷凍したものを調理すると食感が損なわれることがある。これはごぼうの繊維の間にある水分が凍り、結晶化することにより起こるもの。氷の結晶が大きくなることで、繊維が押しのけられ、結果として筋っぽかったり、ふにゃふにゃになったりと、食感が変化してしまうのだ。
冷凍ごぼうが黒や緑に変色しても大丈夫?
ごぼうはアクの影響で、黒ずんだり緑色っぽくなる場合がある。どうしても気になる場合は、黒い部分を取り除いてもよいが、基本的には食べることができるので、そのままでOKだ。
2. ごぼうの上手な冷凍方法

ごぼうは冷凍保存することができる。食感や味わいが変わってしまうという声も聞かれるが、どんな冷凍保存方法であれば、その変化を避けることができるのであろう?ここでは上手な冷凍方法について言及していきたい。
生のまま冷凍する方法
ごぼうは生のままで冷凍することもできる。ただし、生のごぼうを冷凍すると食感が変わる可能性があるので、あまりおすすめはできない。
どうしても生で冷凍したい場合は、千切りにする、細かく切るなど、食感を感じにくいカットにするのがおすすめである。さっと水に通し、よく水気を拭き取り、一度に使う分量をラップに包んで、保存袋に入れて冷凍庫へ。
冷凍ごぼうの解凍方法
生のまま冷凍したごぼうの食感を損なわないためには、冷凍のまま調理するのが正解だ。解凍してしまうと酵素の反応により、色や風味までも変化してしまう可能性がある。
ささがきごぼうを冷凍する方法
ごぼうは軽く火を通してから冷凍すると、食感を損なうことなく、美味しく食べることができる。すなわち、ごぼうは加熱後の冷凍の方が向いているのだ。
まず、ささがきなど、使い勝手のいい状態にごぼうをカットする。そして5分ほど、さっと水にさらし、1分くらい軽く茹でてザルにあげる。このとき、水気をしっかりと切るとより美味しく食べることができる。粗熱が取れたら、小分けにしてラップで包み、保存袋に入れて冷凍庫へ。
冷凍ごぼうの解凍方法
加熱調理したごぼうは、冷蔵庫での自然解凍や流水解凍、さらには凍ったまま加熱調理と、どんな解凍方法をしても美味しく食べることができる。加熱後に冷凍すれば、調理や時間に合わせて、解凍方法を選べるところも嬉しい。
3. お弁当の作り置きにも便利!ごぼうのおかずの冷凍方法

ごぼうは加熱して冷凍した方が、食感を損なうことなく食べることができる。上記のように下茹でだけ行って冷凍するのではなく、おかずに調理してから冷凍することも可能だ。ここではお弁当にも便利なきんぴらごぼうの冷凍方法について解説をしていこう。
きんぴらごぼうの冷凍方法
きんぴらごぼうは、冷凍に向いているおかずである。ポイントは水分をしっかりと飛ばして作ること。人参を加えてもいいが、こんにゃくは食感が変わってしまうので、おすすめしない。お弁当に入れる場合は、自然解凍できるのであらかじめシリコンカップなどに入れて冷凍するとさらに便利だ。
食事の一品として冷凍する場合は、ラップに包んで保存袋に入れて冷凍庫へ。粗熱が取れてから急速冷凍すると、余分な水分がつくことがないので、劣化を遅らせることができる。3週間ほどで食べ切るのがベストだ。
4. 冷凍ごぼうの美味しい使い方

さっと茹でて冷凍したごぼうは汁物や炒め物、煮物などに向いている。冷凍食品のごぼうも然りだ。ここではおすすめの使い方についてレクチャーしていこう。
豚汁
豚汁は、ごぼうが入ることによってぐっと旨みがアップする。豚汁に入れる場合は、解凍せずに冷凍のまま炒めるのがおすすめだ。
鶏ごぼうごはん
鶏のひき肉と冷凍ごぼうを甘辛タレでさっと煮たものをごはんに混ぜれば、主役級の一品が完成する。この場合もごぼうは冷凍のまま使うといい。
ごぼうと牛肉の炒め物
牛肉とごぼうを甘辛く炒め煮にしたおかずは、ごはんのお供にはもちろん酒のアテにもぴったりだ。こちらも冷凍のまま使うといい。生姜をたっぷりと入れると大人好みの味わいに。
結論
ごぼうはさっと茹でて冷凍する、またはきんぴらごぼうなどのおかずに調理してから冷凍するのがおすすめである。生のままの冷凍は、食感を損なう可能性があるのであまりおすすめはできない。ごぼうをたくさんもらった、一度に使い切れない...そんなときに冷凍を是非活用してみてほしい。