目次
1. 豆腐とご飯で作れる簡単料理

ここでは豆腐とご飯で作れる簡単料理「豆腐丼」の作り方を解説していく。豆腐丼は、豆腐とお好みの具材、調味料をご飯にかけるだけでできるため、ぜひ試してほしい。
豆腐丼の作り方
まず、冷蔵庫でしっかりと冷やした豆腐を大きめに切り、ネギや大葉といった薬味を刻もう。次に、ご飯を器に盛って、その上に豆腐をのせていく。残りのスペースに、オクラ・納豆・キムチなど大きめの具材を入れる。仕上げに上から薬味を散らし、ご飯の温度が豆腐へ伝わらないうちに醤油をかけたら完成だ。
豆腐丼は、基本的に火を使わずに作れるため、手軽に食事を済ませたい人におすすめの一品だ。使用する豆腐の種類は、木綿豆腐と絹ごし豆腐どちらでもかまわない。木綿豆腐は、固めた豆乳を崩して水気を絞り、再度固めて作られているので、口当たりがしっかりしている。一方の絹ごし豆腐は、高濃度の豆乳に凝固剤を入れ、型で固められるためなめらかな食感が特徴だ。好みの食感をセレクトしよう。
2. 豆腐とご飯の郷土料理

好相性な豆腐とご飯を組み合わせた料理は、郷土料理として各地方で古くから愛されているようだ。ここでは、豆腐とご飯の郷土料理を紹介していこう。
伝統的な料理
岡山県に伝わる郷土料理の一つに、「豆腐飯(とうふめし)」がある。豆腐を潰してから茹でて水気を切り、醤油で味付けしながら炒めたものを裏ごしし、ご飯にのせてさまざまな野菜と一緒につゆをかけて食べる料理だ。丁寧に出汁がとられ、薄味であるため食材本来の味を生かされている。かつては精進料理として、商家の仏事の際に食べられていた。材料が安価で手に入りやすいことから、各家庭に広まり現在では郷土料理として定着した。
「うずみ豆腐」は、京都府発祥の郷土料理だ。豆腐を白味噌仕立ての汁で温めてお椀に移し、その上から豆腐が見えなくなるくらいにご飯を盛り付けるため、その名がつけられたとされている。甘みが特徴の白味噌汁を回しかけ、三つ葉やからし、のりを添えて食べられているようだ。
鳥取県に伝わる「どんどろけ飯」は、木綿豆腐・ゴボウ・人参・ネギ・油揚げを炒め、醤油やみりんなどで味付けたものを米とともに炊き上げる「豆腐入りの炊き込みご飯」である。豆腐を炒めるときに生じるバリバリという音が、どんどろけ(雷)のようであるため、その名がつけられた。
3. 豆腐をご飯の代わりにする方法

ダイエット中でヘルシーな食事を心がけたい人には、豆腐をご飯代わりにする「ご飯もどき」がおすすめだ。ここでは、ご飯もどきの作り方をお伝えしていく。
ご飯もどきの作り方
まずは、木綿豆腐をボウルに入れ、潰しておく。温めたフライパンに潰した豆腐を入れ、中火で5分程度炒めよう。水気が飛び、豆腐がパラパラとしてきたら火を止め、器にのせたらできあがりである。
フライパンは、焦げ付きにくく加工されたものを選ぶと便利だろう。家にない場合は、炒め用の油を使うことをおすすめする。
結論
豆腐とご飯を組み合わせた料理は、火を使わずに簡単に作れるものもあるため、忙しいときにもおすすめである。キムチや納豆、ネギなど好みの具材と合わせて楽しめるのもメリットだろう。さらに豆腐とご飯は、安価で手に入りやすいこともあり、郷土料理としても各地方で親しまれている。また、ヘルシーな食事をしたい人には、豆腐をご飯の代わりにできるご飯もどきもおすすめだ。ぜひこの記事を参考に、挑戦してみてほしい。