目次
- 高さを意識する。平坦に食材を盛り付けないこと
- 彩りを意識する。卵やトマトなど彩り豊かな色を使う
- それぞれの食材をキレイにカットする。センスではなく、ナイフできっちりと切ったという感覚が重要である
- ※1.農林水産省「朝食は9時までに!」 https://www.maff.go.jp/j/seisan/kakou/mezamasi/about/nine_oclock.html
1. カフェごはんのポイント

カフェごはんと聞くと、料理の腕前だけではなく料理の並べ方にもセンスを要するようで二の足を踏んでしまうかもしれない。しかし、簡単な料理やいつもの献立をワンプレートに盛り付けるだけで、かなりサマになる。そしてこのスタイルは、カフェ風に見た目がよいだけではなく余得もあるのだ。
おしゃれにするコツ
カフェごはんを作るためには、凝った料理やおしゃれな食器が必要だろうか、答えはノーである。もちろん、そうした要素があればより美しいカフェごはんができることはまちがいない。しかしありふれたおかずや、安価でシンプルな皿をプレートとしても、カフェごはんはキレイにできあがる。ワンプレートで作る場合には、こんなコツがある。
そのほか、ガラスの小皿などを使うと、お店のようなかなりできのよいワンプレートのカフェごはんが完成するだろう。
こうしてさまざまな食材を乗せたカフェごはん、実は朝食にも向いている。農林水産省が推奨する理想の朝食に近い、多様な栄養素を摂取できるためである。(※1)
2. カフェごはんでおすすめの和食スタイル

カフェごはんといえば洋食のイメージが強い。しかし、和風にまとめても、古民家のカフェ風になり、家族にも喜ばれる一品となる。和食スタイルで作るカフェごはん、そのポイントを見てみよう。
おすすめの和食
地味になりがちな和食の総菜、カフェごはんにどんなおかずが活用できるだろうか。まず、ご飯類は俵握りなどの形状にすると、見た目がキレイである。煮物や佃煮など、地味な色の食材を使ってもいっこうに問題ないが、出汁巻き卵や季節の野菜の色を活用し、メリハリのあるビジュアルに仕上げるのがよいだろう。鮭の塩焼き、レンコンのはさみ揚げ、ほうれんそうのおひたし、豆腐コロッケなど和食のレシピには、カフェごはんに使えるものが少なくない。食べ盛りがいる場合は、照り焼きや串から外した焼き鳥なども乗せて、ボリュームアップしてみよう。いわゆるお弁当のおかずを、ワンプレートにキレイに並べていく要領で作れば、栄養的にもバランスがとれるだろう。
3. カフェごはんでおすすめの洋食スタイル

洋食スタイルのカフェごはんは、外食した際に参考にすればイメージを持つことは簡単である。しかし実際に作る段になると、どんなメニューにすればいいのか悩む方も多いだろう。洋食スタイルのカフェごはんのためのいくつかのアイデアを紹介する。
おすすめの洋食
洋食のメニューは選択肢が多く、かえって選ぶのが難しいこともある。たとえば子どもたちが大好きなハンバーグを主役にする場合には、カフェごはんにふさわしく小ぶりのハンバーグを作り、きのこや野菜を絡めたパスタを添えるのもよい。あとは生野菜、野菜のグリルで彩りをよくすることで、見た目も栄養もそれなりのバランスとなる。この要領で、カレーやシチュー、揚げ物など、昨晩の残りを活用してみよう。スコーンやマフィンを乗せてもカフェ風になるし、ベジタリアンがいる場合は豆類をサラダやパスタの具にしてもいい。全体的に暗いトーンになってしまったら、パプリカやトマトなど鮮やかな色合いの野菜を適宜飾ってみよう。
結論
カフェごはんは外食するものだけではない。自宅で作る家庭的なお惣菜でも、ワンプレートを使っておしゃれなカフェごはんができるのだ。盛り付け方や彩りを考慮すれば、気分も高揚する美しい一品が仕上がる。食欲がない朝も、カフェごはん風のワンプレートならば食べやすく栄養的にも優れ、一石二鳥である。作るのも楽しいカフェごはん、ぜひ週末のランチにも活用し、外食気分を味わってほしい。
(参考文献)