目次
1. 味噌の作り方と材料

味噌作りをするには、まず材料を揃える必要がある。味噌作りに欠かせない基本となる材料を紹介しよう。
用意する材料
味噌作りは、大豆、麹、塩が必要だ。さらに味噌を入れておく保存容器も用意しよう。味噌作りは、使う大豆の種類や塩分量などで味が違ってくるので、何度か作るうちに自分のお気に入りを見つけてみるといいだろう。
2. 味噌の作り方と流れ

味噌を作るには、作り方の手順を知っておく必要がある。味噌作りに必要な手順の流れをチェックしてみよう。
作り方の手順
味噌を作る際は、まず大豆を洗い水に一晩漬けておく必要がある。一晩たったら、大豆と水を鍋に入れて強火で沸騰させ、柔らかくなるまで茹でる。大豆が指で簡単につぶれるぐらいの柔らかさになったら、大豆をフードプロセッサーに入れてつぶし、大豆が人肌の温度になるまで冷ます。ボウルに麹と塩を入れてよく混ぜ、そこにつぶした大豆を加えて混ぜる。あとは、大豆と麹を混ぜたものを空気を抜きながら、団子状にいくつか丸め、保存容器に投げ入れながら詰めていく。最後に、味噌が空気に触れないようにラップをしてふたをしたら仕込みの完成だ。
3. 味噌の作り方のポイント

味噌を作るときは、いくつかのポイントをおさえておくことが大切だ。材料をしっかり計量し、大豆は人肌まで冷ましてから麹や塩と混ぜるようにする。大豆をつぶすときは、フードプロセッサーがなくてもすり鉢やめん棒を使ってすりつぶすこともできる。
カビの対策方法
味噌を作る際に1番注意したいのがカビだ。味噌は空気に触れるとカビが発生してしまう。さらに使用する保存容器は、事前にしっかり煮沸消毒かアルコール消毒してから使うようにしよう。また、味噌を保存する場所も風通しのよい冷暗所に置くのがいいだろう。湿気や室内の温度によってもカビは発生してしまうので、注意したい。もし熟成期間中に味噌にカビが生えてしまっても、カビの部分を取り除けば、食べることができる。
4. 味噌の賞味期限

味噌を作ったら、いつ頃食べることができるのか楽しみになる。味噌は主に冬に作ることが多く、ひと夏を超えたら食べごろだといわれている。味噌は発酵食品であり、冬に仕込んだ味噌はゆっくり発酵しはじめ、夏になると発酵が進んで食べごろになるのだ。
食べごろの目安
味噌は保管方法や気温によって発酵の進み具合も異なってくる。食べごろの味噌は、色が明るめになり、軽やかで味噌の香りがする。さらに味噌汁にするとさっぱりとした味わいだ。味噌は熟成度合いによって色合いや風味やコクが変わってくる。しっかり10カ月ほど熟成させると昔ながらの濃厚な味噌に仕上がる。味噌は保存食であり、腐るものではないが味や色が変化するため、1年を目安に食べ切るのがよい。
結論
味噌作りは難しいように思えるが、材料もシンプルで仕込みさえしっかり行えば、失敗せずに作ることができる。熟成させることで、味の変化を楽しむこともできるので、自宅で味噌作りにチャレンジしてみてはいかがだろうか。手作り味噌は、自分好みの熟成度合で食べることができるので、おすすめだ。