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【卵の食べすぎはNG!?】食べ過ぎるとどうなるか知ってる?実は知らない身体への影響と適量について徹底解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2022年9月28日

茹で卵やスクランブルエッグ、目玉焼きなどいろいろな調理法で食べられる卵。しかし、卵を食べ過ぎるのはよくないとの話を聞いたことはないだろうか。そこで今回は、卵の食べ過ぎによって起こる身体の変化や、食べ過ぎにならないための適量を紹介したい。適量食べた時の効果効能も解説しているので、参考にしてみてほしい。

  

1. 卵の食べ過ぎにならない量

卵
まずは、卵が食べ過ぎにならない量について見ていこう。

一日の摂取量

卵の一日あたりの摂取量は1個程度がよいとされている。卵には豊富な栄養が含まれており、栄養バランスもよいといわれている。しかし、卵1個あたりには250mgのコレステロールが含まれており、食べ過ぎるとコレステロール値が高くなる可能性があるのだ。コレステロールは体内でも合成されるのである程度の調整はできるが、どの年代や性別においても一日に1個程度の摂取が推奨されている。(※1)

2. 卵の食べ過ぎに注意が必要な理由

卵
卵の適量が分かったところで、次は食べ過ぎによるリスクについて見てみよう。

飽和脂肪酸の特徴と影響

卵100gには3.12gの飽和脂肪酸が含まれている。(※2)飽和脂肪酸は摂りすぎると血中総コレステロールが増え、心筋梗塞などといった病気のリスクをアップさせてしまう恐れがある。飽和脂肪酸はバターやラードをはじめ、加工食品によく使われるパーム油などといった植物油脂にも多く含まれているため、摂りすぎには注意したほうがよい。(※3)ただし、適量の飽和脂肪酸であればリスクを下げるともいわれているため、少なすぎず多すぎない量を摂取するのがおすすめだ。(※4)

コリンの過剰摂取

卵にはコリンと呼ばれる栄養素が含まれており、適量の摂取であれば認知症のリスクを下げる効果が期待されている。(※5)ただし、過剰に摂取した場合には、発汗・魚臭様体臭・胃腸の不調などの副作用が出る場合があるので注意しよう。(※6)

鶏卵アレルギー

卵は鶏卵アレルギーを発症する可能性があるため、食物アレルギーの疑いがある人は注意が必要だ。アレルギーが出るまでの摂取量などは個人差があるため、心配な場合には必ず医師などに聞いて確認しよう。(※7)

コレステロールについて

卵にはコレステロールが多く含まれているが、2015年版の日本人の食事摂取基準ではコレステロールの摂取目安量が削除された。高齢者であれば豊富な栄養を摂取するためにも、卵のような動物性タンパク質を積極的に摂取したほうがよいともされている。(※8)また、卵には血清コレステロール濃度を低下させる成分が含まれているとの研究結果もあるのだ。(※9)一方で、やはり食べ過ぎればコレステロール値を上げるので一日1個程度がよいとの見解もある。(※1)

3. 卵を食べ過ぎずに適量とるメリット

卵
卵を食べ過ぎた際の注意点が分かったところで、次は卵を食べ過ぎず適量とるメリットを見ていこう。

栄養成分と効能

卵には100gあたり12.2gの豊富なタンパク質のほか、脂質やカルシウムなど豊富な栄養素がバランスよく含まれている。ただし、ビタミンCと食物繊維についてはほとんど含まれていない。(※2)また、体内では作れない必須アミノ酸のバランスを示すアミノ酸スコアが「100」と満点で、卵は良質のたんぱく質といえる。脳組織の老化防止をはじめ、免疫力を高める作用なども期待できる。さらには、身体の毒素や老廃物を排出する働きもあるとされているのだ。(※10)卵のタンパク質は身体に吸収されやすく、エネルギー源となる脂質も豊富に含まれている。身体に酸素を運ぶ鉄分、歯や骨を丈夫にするカルシウム、ビタミンC以外のビタミンなども豊富だ。(※11)

一緒に摂りたい栄養成分

卵にはビタミンCと食物繊維がほとんど含まれていないので、別の食品で一緒に摂取するのがおすすめだ。食物繊維には腸内環境を整える働きがあり、便秘の人にも効果的である。(※12)また、ビタミンCには血管や歯などを正常に保ったり、日焼けを防いだりする効果がある。抵抗力を高めるともいわれているので、ぜひ卵と一緒に摂取しよう。(※13)

結論

卵の摂取量に関してはいろいろな意見があるが、一日に1個程度であれば問題なく食べられる。ただし、アレルギーがある場合には注意して食べるようにしよう。卵でしっかり栄養を摂取したい人は本記事を参考に摂取量を守り、食物繊維やビタミンCなどを補いなら食べるようにしてみよう。

(参考文献)

※1参照:女子栄養大学「卵は食べ過ぎても大丈夫?」
※2参照:文部科学省「卵類/鶏卵/全卵/生」
※3参照:農林水産省「脂質による健康影響」
※4参照:国立がん研究センター「飽和脂肪酸摂取と循環器疾患発症の関連について」
※5参照:リンク・デ・ダイエット「卵の適度な摂取で認知症リスク低下か」
※6参照:日比野英彦、大久保 剛「脂質系栄養素:コリンの普及に際し、アメリカの現状から」
※7参照:食品安全委員会「アレルゲンを含む食品(卵)に係るQ&A」
※8参照:菅野道廣「卵と健康:コレステロール問題を中心に」
※9参照:農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター「鶏卵の健康・栄養機能の新展開」
※10参照:給食だより「たまご(鶏卵)」
※11参照:国立健康・栄養研究所「卵の栄養( たまごのえいよう )」
※12参照:健康長寿ネット「食物繊維の働きと1日の摂取量」
※13参照:健康長寿ネット「ビタミンCの働きと1日の摂取量」
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  • 更新日:

    2022年9月28日

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