目次
- カロリー:550kcal
- 糖質:51.9g
- 脂質:34.1g
1. チョコの食べ過ぎによる栄養の過剰摂取

まずは、チョコの食べすぎによる栄養の過剰摂取について見ていこう。
脂質と糖質
ミルクチョコレートの場合、100gあたり以下のような栄養が含まれている。(※1)
カロリー・糖質・脂質ともに高いのがよく分かるだろう。チョコには多くの脂質や糖質が含まれている。糖質を過剰に摂取するとエネルギーとして消費しきれず、中性脂肪として蓄積されて肥満の原因となってしまうのだ。(※2)また、脂質は1gで9kcalとカロリーが高いのが特徴で、過剰に摂取すると血液中の脂質を増加させてしまうので注意が必要だ。(※3)どちらも適量は必要な栄養成分だが、過剰に摂取すると肥満などに繋がるので気を付けよう。これらはチョコに限らず、カロリーの高い洋菓子やお菓子類でもいえることなので、何にしても食べすぎには気を付けたほうがよいだろう。
2. チョコの食べ過ぎと迷信

次は、チョコの食べすぎによって鼻血が出たりニキビができたりするのか見ていこう。
鼻血やニキビ
実はチョコを食べすぎると鼻血が出るといわれているのには医学的根拠がなく、ただの迷信だと考えられているのだ。なぜ、鼻血が出るといわれていたのかには諸説ある。チョコの食べ過ぎを防ぐために鼻血が出るといわれていた説や、カロリーの高いチョコを食べ過ぎると吸収しきれなかったエネルギーが鼻血になって放出される説などが有名だ。また、昔はチョコが高級な食べ物だったため、親が子どもにチョコを食べ過ぎないようにと伝えた説もある。さまざまな説があるものの、いずれも科学的根拠はない。(※4)また、ニキビに関しても基本的には根拠がなく迷信とされている。ニキビを増やさないためには、肌を清潔に保ちながら水分と油分のバランスをよくするのがおすすめだ。(※5)
3. チョコの食べ過ぎにならない量

チョコの食べ過ぎによる身体への影響が分かったところで、次は一日あたりの適量について見てみよう。
一日の摂取量
チョコの一日あたりの摂取量は、200kcal程度がおすすめだ。そもそも、間食は一日あたり200kcal程度がよいとされているため、お菓子であるチョコに関しても同じ基準でよいと考えられる。(※6)ただし、チョコ以外にもお菓子を食べる場合には、全体で200kcal前後になるように意識しよう。チョコを200kcalでおさえたとしても、別のお菓子を食べてカロリーオーバーしては意味がなくなってしまう。チョコのみで200kcalを目指すなら、ミルクチョコレートの場合では約40g程度が目安だ。(※1)チョコは少量でも高カロリーになりがちなので、食べ過ぎないように注意しよう。
結論
チョコの食べ過ぎによる鼻血やニキビは迷信だと分かった。ただし、糖質や脂質の高いチョコは食べ過ぎると身体に悪影響をもたらす場合がある。チョコを食べたい場合には、一日200kcal程度を目安にしながら摂取するようにしよう。また、チョコ以外のお菓子でも間食は一日200kcalが目安になるので、過剰摂取は避けるのがおすすめだ。
(参考文献)
※1参照:文部科学省「菓子類/<チョコレート類>/ミルクチョコレート」
※2※6参照:厚生労働省
※3参照:健康長寿ネット「三大栄養素の脂質の働きと1日の摂取量」
※4参照:JAグループ福岡「アキバ博士の食農教室」
※5参照:資生堂「顔のテカリ・皮脂の対処法」