目次
- (1)千葉県「元気半島、ちば!(今が旬!ちばのいちご特集)」 https://www.pref.chiba.lg.jp/kouhou/miryoku/shinbun/20220113.html
- (※2)株式会社PLUS「糖度16で甘い!しかも大粒!道産イチゴの新品種「夏瑞(なつみずき)」」 https://hokkaidofan.com/201607natsumizuki/
- (※3)株式会社メディエンス&株式会社ミライテコ「糖度が半端なくすごい!「とちおとめ」と「章姫」を親に持つサラブレッド「かなみひめ」」 https://ichigo.university/2015/07/18/kanamihime/
- (※4)公益社団法人徳島県物産協会「さくらももいちご」 https://tokushima-bussan.com/
- (※5)一般社団法人地域の未来創造機構「奈良県産高糖度いちご「古都華(ことか)」」 https://dfa.website/sample-page/kotoka/
- (※6)株式会社日宣「いちごの品種別食味ランキング!一度は食べたい話題のいちごを紹介」 https://pacoma.jp/62353
- (※7)有限会社アオイ農園「淡雪」 https://aoi-noen.com/awayuki.htm
- (※8)奥田農園株式会社「特大いちご美人姫(紙化粧箱入)」 https://www.bijinhime.jp/item_list/ichigo2.html
- (※9)農業生産法人 株式会社JAS「販売事業(農作物)」 https://japan-agriculture-strategy.com/
- (※10)株式会社まつの「熊本の大玉いちご新品種 「ゆうべに」」 https://www.matuno.co.jp/sisatsu/area6/kumamoto/7221.html
- (※11)株式会社KOMAINU「いちご「あまおう」の名前の意味・由来は?歴史や味・糖度など特徴も紹介!」 https://chisou-media.jp/posts/5428
1. いちごの糖度ランキングTOP1~5

まずは、糖度が高い品種を1位から5位までランキングで紹介する。いちごといえば甘酸っぱさが特徴だが、糖度の高いいちごは甘味をしっかりと堪能できる。糖度の高いいちごは栽培量が少ないこともあるため、スーパーでは見かけない品種もあるかもしれない。気になる人はネット通販で購入してみよう。
1位:真紅の美鈴
栄えあるランキング1位は真紅の美鈴だ。真紅の美鈴は千葉県で栽培されているいちごで、最大の特徴は甘味と色だ。糖度は20を超えることもあり(※1)、その甘さはほかのいちごとは一線を画す。また、いちごといえば赤色を思い浮かべるが、真紅の美鈴は少し黒っぽい。そのため、黒いちごとも呼ばれる。味も見た目もインパクトのあるいちごなので、贈り物にしても喜ばれる。
2位:夏瑞
夏端(なつみずき)は北海道で栽培されているいちごだ。北海道は本州よりも暖かくなる時期が遅いこともあり、夏端はその名のとおり夏に旬を迎える。夏端の平均糖度は16度だが、とくに甘いものは糖度が18度にもなり(※2)、一番糖度が高い。2016年から本格的に栽培され始めたため知名度はまだ低いが、すでに北海道内ではスイーツに使われている。
3位:かなみひめ
かなみひめは「とちおとめ」と「章姫」を交配させた品種で、平均糖度は16度と高い(※3)。静岡県と滋賀県、山形県の3県で栽培されており、12月中旬~5月下旬の長い期間楽しめる。酸味が少ないため、しっかりと甘味を堪能できる。
4位:さくらももいちご
さくらももいちごは徳島県のブランドいちごの1つだ。もともと徳島県で栽培されていた「ももいちご」という品種の姉妹品で、平均糖度は15度と高い(※4)。鮮やかな赤色と大きい粒が特徴で、高級いちごとして知られている。
5位:古都華
古都華(ことか)は奈良県で誕生したブランドいちごだ。平均糖度は15度で甘味がしっかりとある(※5)。また、芳醇な香りとしっかりとした歯ごたえが楽しめる果肉も特徴的で、スイーツと一緒に食べても負けることがない。ほどよい酸味もあるため、甘酸っぱいいちごが好きな人にもおすすめだ。
2. いちごの糖度ランキングTOP6~10

1位から5位までのランキングでは平均糖度15度と甘味の強いいちごが並んだ。しかし、まだまだ糖度の高いいちごは多くある。ここでは、6位から10位までのランキングを見ていこう。
6位:甘雫姫
甘雫姫(かんなひめ)は愛媛県で栽培されているいちごだが、栽培量が少ないため希少品種となっている。「紅ほっぺ」と「さがほのか」を交配させて誕生した品種で、その平均糖度は15度と高い(※6)。
7位:淡雪
淡雪の糖度は13~15度で(※7)、さらに酸味が少ないことからしっかりと甘味を堪能することができる。また、淡雪は雪という名前からついていることから分かる通り、色が白い。そのため、白いちごに分類される。ただし、真っ白というわけではなく、ほんのりピンクづいているので、桜色のようにも見える。
8位:美人姫
美人姫の糖度は13度で(※8)、ランキング1位から5位までのいちごと比べると見劣りする。しかし、美人姫の最大の特徴はその大きさだ。大きいものだと1粒あたり約40gにもなる。形も美しいため贈り物にもぴったりだ。
9位:天使のいちご(エンジェルエイト)
天使のいちごの糖度は10~15度と幅がある(※9)が、最大の特徴は色だ。天使のいちごはその名のように、天使を連想させるほど白い。通常の赤いいちごと比較するとその白さは一目瞭然だ。ほどよく甘味があり、見た目もインパクトのある天使のいちごは家でも栽培することができるため、気になる人はぜひ家庭で栽培してみよう。
10位:ゆうべに
ゆうべには熊本県で誕生した品種で、熊本県の「熊(ゆう)」といちごを連想させる「紅(べに)」の言葉を組み合わせて名付けられた。粒が大きく、色も鮮やかなゆうべにだが、見た目だけでなく味もしっかりとしている。糖度は14度と高く(※10)、いちごの甘味をしっかりと堪能できる。
3. いちごの糖度ランキングTOP11~15

ランキング1位から10位まではとくに糖度の高いいちごが目立った。最後に紹介する11位から15位までのいちごはほどよい甘味で、甘すぎるのは苦手という人にもおすすめできる。
11位:かおり野
かおり野は三重県で品種改良されたいちごだ。糖度は10.5~11.9度とランキングで紹介してきた品種と比べると低めだが(※6、9)、酸味が少ないため甘味をしっかりと感じられる。また、かおり野はいちごのフレッシュで甘い香りも持ち味で、食べる前から楽しめる。
12位:あまおう
あまおうはスーパーに行けば1度は必ず見かけることがあるだろう。福岡県で誕生したあまおうは今やいちごを代表する存在だ。しかし、糖度は11度と意外と低めだ(※11)。しかし、甘くて大粒、かつほどよい甘味を楽しめると変わらず人気を得ている。
13位:とちおとめ
とちおとめは栃木県で誕生した品種で、あまおうと同じく根強い人気を誇る。とくに東日本では1番食べられているいちごとなっている。だが、糖度は10.7度と平均的な甘さだ(※6)。しかし、酸味と甘味のバランスがほどよく、しっかりとした味わいを楽しめる。
14位:桃薫
いちごだが、名前に桃の文字が入っている珍しい品種だ。名の由来は桃のような香りがすることから来ている。桃薫の糖度は10~10.5度で、ほどよい甘さを楽しめる。現在は栽培が難しく、流通量も少ないため希少品種となっている。
15位:紅ほっぺ
紅ほっぺの糖度は8.9~9.7度とランキングで紹介したいちごの中では唯一10度を下回る(※9)。しかし、果肉はほどよく硬さがあり食べ応えを楽しめる。また、酸味もほどよくあるため、苺らしい甘酸っぱさを楽しむことができる。
4. 糖度と酸味のバランスがよいいちごの人気品種

苺の糖度ランキング1位から15位までを紹介してきたが、いちごの美味しさを決めるのは糖度だけではない。やはり、いちごらしい甘酸っぱさを求めるなら酸味にも注目すべきだ。最後に、糖度と酸味のバランスがよいいちごを紹介しよう。
天使のいちご(エンジェルエイト)
糖度ランキング9位の天使のいちごは糖度だけでなく、酸味も強い。そのため、濃厚な味わいを楽しめる。
あまえくぼ
「濃姫」と「さがほのか」を交配させた品種で、糖度のほうが少し高めだが酸味をアクセントとして楽しめる。
とちおとめ
定番のいちごとして知られているとちおとめだが、やはり人気の秘密は糖度と酸味のバランスにある。定番の味を楽しみたいなら、とちおとめがおすすめだ。
結論
品種改良によって見た目も味もさまざまないちごが誕生している。糖度の高いいちごも増えてきているが、希少品種であることも多くなかなかスーパーでは購入することができない。糖度の高いいちごは自分へのご褒美だったり、親しい人へのプレゼントに買ってみよう。普段食べているいちごとは、まったく異なる味わいが楽しめる。
(参考文献)