目次
- 成人男性 100mg
- 成人女性 100mg
- 妊婦 +10mg
- 授乳婦 +45mg
- 緑茶(茶葉) 260mg
- グァバ(赤肉種) 220mg
- 焼き海苔 210mg
- 赤ピーマン 170mg
- いちご 62mg
- レモン(果肉) 100mg
1. ビタミンCの摂りすぎによる影響

まず、普通の生活のなかでビタミンCの過剰摂取が起こることは稀である。しかし、サプリなどで大量摂取してしまうと、過剰摂取のリスクが生じ、下痢などの症状を引き起こしてしまうことがある。ビタミンCの過剰摂取による症状について紹介していこう。
過剰摂取による症状
ビタミンCを過剰摂取すると、下痢や吐き気、胃けいれんなどの症状を引き起こすことがある。ビタミンCの安全な上限値は年齢によって異なるが、14~18歳で1,800mg、成人で2,000mgほどだ。ビタミンCのサプリなどを活用している場合はとくに上限値に注意しよう。(※1)
2. ビタミンCの摂取目安量

ビタミンCの1日の摂取量の目安は、年齢によって異なる。ビタミンCの摂取目安量をチェックしてみよう。(※2)
1日の摂取推奨量
3. ビタミンCの機能と特徴

ビタミンCはさまざまな働きや特徴を持っている。さらに不足してしまうと、身体にさまざまな影響を及ぼすことがあるので、紹介しよう。
働きと特徴
ビタミンCはコラーゲンの生成に欠かせない化合物だ。ビタミンCは毛細血管や歯、軟骨などを正常に保つ働きもある。さらに、皮膚のメラニン色素の生成を抑えてくれるので、日焼け予防に効果が期待できるだろう。ほかにもストレスや風邪などに対する抵抗力を高める働きがある。(※2)
不足による影響
ビタミンCが不足した場合、コラーゲンが合成されなくなり、肌荒れを起こしたり、血管がもろくなったりすることがある。さらに顔色が悪くなったり、貧血を起こしたりすることがあるのだ。また最近、ビタミンC不足をサプリや野菜ジュースで補おうとする人がいるが、野菜ジュースやサプリから摂取できるビタミンCは野菜などの食事から得られるビタミンCよりも、排泄までの時間が短いので覚えておこう。(※2)
4. ビタミンCを多く含む食材

ビタミンCを効率よく摂取するためには、ビタミンCを多く含む食材を上手に活用するのがおすすめだ。ビタミンCが豊富な食材と、100gあたりに含まれるビタミンCの量を紹介しよう。(※3)
主な食材と量
結論
ビタミンCは過剰摂取してしまうと、思わぬ下痢や吐き気などの症状を引き起こしてしまうことがある。さらに不足してしまうと、肌荒れなどの原因にもなってしまうので上手に摂取したい栄養素だ。ビタミンCサプリや野菜ジュースで摂取するよりも、食材から摂取する方が排出までの時間がかかるので、普段の食事のなかで摂り入れるのがおすすめだ。
(参考文献)
※1 厚生労働省
厚生労働省eJIM | ビタミンC | サプリメント・ビタミン・ミネラル | 一般の方へ | 「統合医療」情報発信サイト
※2 公益社団法人長寿科学振興財団
ビタミンCの働きと1日の摂取量 | 健康長寿ネット
※3 東京都健康長寿医療センター研究所
ビタミンCの真実