目次
- ※1参照:農林水産省「きのこの生食にはご注意を!」 https://twitter.com/maff_japan/status/1316535871873589248
- ※2参照:森林微生物管理研究グループ「きのこの害菌問題について」 http://www.ffpri-kys.affrc.go.jp/situ/mic/miyazaki/gaikinhp.htm
- ※3参照:食品安全委員会「食品安全関係情報詳細」 http://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu05590400475
- ※4参照:雪国まいたけ「きのこに関するQ&A」 https://www.maitake.co.jp/qa/qa_kinoko.php
1. なめこは生で食べられない

なめこは生のままで食べたくなってしまう人もいるが、実はそのままでは食べられない。以下で食べられない理由や、食べてしまった場合の対処法を紹介する。もし食べてしまったときは、ぜひ参考にしてみてほしい
加熱が必要
なめこに限らず、ほとんどのきのこは加熱が必要だ。詳しい文献などは発表されていないが、マッシュルーム以外のきのこは全て生食できないとされている。マッシュルームは収穫後数日の新鮮なうちであれば、生でも食べられるのだ。(※1)もともときのこが育つ環境は雑菌などが発生しやすいため、加熱をしなければ体調を崩す可能性がある。(※2)また、食べたきのこによっては皮膚炎などを引き起こす場合もあるので注意してほしい。(※3)もし食べてしまった場合には、下痢や腹痛が出る場合がある。(※4)対処法としては、体調に違和感を感じたときは我慢せず早めに病院などで診てもらうのがおすすめだ。
2. 生なめこの下処理方法

生なめこは生のままでは食べられないが、下処理をして加熱すれば美味しく食べられる。ここでは、下処理の方法やポイントについて解説しよう。
下処理の方法とポイント
生なめこの下処理は、石づきありと石づきなしで方法が異なる。石づきのある生なめこの場合には、濡れていない包丁やまな板を使って石づきをカットする。洗う際はザルに入れてからサッと水で流そう。石づきなしの生なめこはそのままザルに入れ、水をかける程度でOKだ。次は沸騰したお湯でサッと茹でる。茹で時間はなめこのサイズにもよるが、目安は1~2分程度。長く茹でずに、しっかりと沸かしたお湯でサッと茹でよう。粗熱を取れば下処理は完了だ。
3. 生なめこの保存方法

生なめこの下処理が分かったところで、次は保存方法や保存期間について見ていこう
保存の仕方と期間の目安
生なめこは下処理をしたあと、粗熱をとって保存容器に入れて保存する。保存期間は冷蔵庫で約3日程度だ。あまり日持ちしないので、できるだけ早く食べきるようにしよう。容器で保存している間、フタに水滴が付いたときはこまめにふき取ろう。また、使うときは雑菌が入らないように清潔なスプーンなどで取る。冷凍で保存すれば2週間~1ヶ月ほど日持ちするので、数日中に食べないときは密閉できる袋に入れて冷凍しておくのがおすすめだ。ちなみに、生のままだと2日程度しか日持ちしないので、長く保存するなら下処理をして冷凍するとよい。
結論
生なめこはそのまま食べたくなってしまう方もいるが、実は生では食べられない。また、加熱不十分で食べた場合にも食中毒を引き起こす可能性があるので注意が必要だ。生なめこを食べる際は、ぜひ本記事を参考にしながらしっかりと下処理をしてから加熱して食べてほしい。
(参考文献)