- 手で外皮をむいて半分にわる。
- 真ん中の種がある部分にV字の切り込みを入れる。
- 薄皮をむいて果肉を取り出せばOK。
- 上下半分にカットする。
- さらに3~4等分のくし形切りにする。
- 真ん中の白い部分を取れば完成だ。
- ※1出典:一般財団法人日本educe食育総合研究所「薄皮は捨てないで!栄養たっぷりのいよかんを食べよう☆」 https://www.educe-shokuiku.jp/news/food/iyokan/
- ※2出典:公益社団法人 千葉県栄養士会「生活習慣病の予防と食物繊維」 https://www.eiyou-chiba.or.jp/commons/shokuji-kou/health_and_diet/seikatusyukan_yobou/
- ※3出典:国立大学法人 大阪教育大学「成熟と追熟」 https://www.osaka-kyoiku.ac.jp/~ioku/foodsite/tcuijuku.htm
- ※4出典:農林水産省「伊予かんムース」 https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/engei/IYFV2021/IYFV2021_menu/2_106.html
1. いよかんの食べ方:簡単な皮のむき方は?
いよかんは愛媛県の特産品として知られている食べ物だ。ほかの柑橘にはない香りのよさや、ジューシーさを持ち合わせているのが特徴のひとつ。せっかくいよかんを食べるなら美味しい食べ方で味わいたいもの。皮がやわらかで簡単にむきやすいが、包丁を使ってむく方法もある。ここではいよかんを手でむく方法と包丁を使用してむく方法を紹介しよう。
手で皮をむく方法
手を使って皮をむく手順とコツを紹介する。
いよかんを手でむく方法
V字に切り込みを入れることで果肉を取り出すとき、薄皮をめくるだけになって、むくスピードが早くなる。
包丁で皮をむく方法
次に包丁を使って皮をむく手順とコツを紹介しよう。柑橘の中で比較的皮が薄いいよかんは包丁で皮をむくのにおすすめ。
いよかんを包丁でむく方法
ちなみに両端を持ち、開くようにすると食べやすい。
2. いよかんの食べ方:薄皮はどうする?
いよかんを食べるときに薄皮は食べるのか、食べないのか、悩むという人もいるのでは?いよかんの薄皮には食物繊維の一種であるペクチンが多く含まれている(※1)。食物繊維は便通を整えたり、動脈硬化症や大腸がん、肥満と糖尿病の予防に役立つ働きがある(※2)。また、ポリフェノールの一種であるビタミンPのヘスペリジンが含まれており、血中のコレステロール値を低下させる効果が期待できる(※1)これまで薄皮をはずして食べていた人も、今後は栄養摂取のため、果肉と一緒に味わってみてはいかがだろうか。
3. いよかんの食べ方:美味しく食べるには?
柑橘の中でも人気の高い、いよかんの美味しい食べ方を紹介しよう。そのままシンプルに食べても美味しいが、アレンジする食べ方もありだ。
果肉をそのまま食べる
いよかんそのものの味をダイレクトに楽しみたいなら、果肉をそのまま食べるか料理のトッピングに使う食べ方がおすすめだ。
すっぱいいよかんは追熟させる
いよかんを食べてすっぱいと感じたら、追熟するとよい。追熟とは、いよかんのような果実を樹から切り離した後に食べ頃まで待つことだ。追熟すると呼吸の上昇やエチレン排出と一緒に酵素活動が盛んになり、軟化が進行して糖・酸・香の変化を伴って可食に達する(※3)。ただし適温のみで進行するため、低温や高温のような条件下では進行はみられない(※3)。
ジャムやお菓子に加工する
大量にいよかんを入手できたらジャムや果実酒のような保存食や、マドレーヌのようなお菓子に加工する食べ方もありだ。また果汁を搾って飲むのもおすすめ。とくに免疫力が低下しがちな冬場にビタミンCを多く含むいよかんを使った、ムースのようなデザートもおすすめだ(※4)。
皮はジャムにする
いよかんの皮は捨てずにマーマレードジャムに加工するのがおすすめだ。美味しくするポイントは苦みを抜くため、2時間ほど水に浸けること。完成後に冷めると硬くなるため、汁が少し残っている程度で火を止めること。
結論
いよかんの皮のむき方や美味しい食べ方を紹介した。そのまま食べても美味しいいよかんだが、より栄養をムダにしないため、今後は薄皮も果肉と一緒に味わってみてはいかがだろうか。大量にゲットできたら、保存食やマーマレードジャムに加工するのもありだ。
(参考文献)