目次
- ※1出典:株式会社わかさ生活「ブロッコリー」 https://himitsu.wakasa.jp/contents/broccoli/
- ※2出典:文部科学省「食品群名/食品名: 野菜類/ブロッコリー/花序/生」 https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=6_06263_7
- ※3出典:国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所「ビタミンについて「健康食品」の安全性・有効性情報」 https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail178.html
1. 捨てないで!ブロッコリーは葉っぱも食べれる

ブロッコリーの葉っぱを食べられることを皆さんは知っているだろうか。葉っぱが付いていても食べずに捨てるという人もいるだろう。実はブロッコリーは葉っぱも美味しいのだ。
ブロッコリーは葉っぱも美味しい
独特の形が特徴のブロッコリーだが、房の部分は花蕾(からい)といい、小さな花のつぼみが集まってできている。ちなみに収穫せずに放っておくと黄色い花が咲く。おもに花蕾を食べる人が多いようだが、ブロッコリーは花蕾や茎だけでなく葉っぱも味わえる。味はクセになるような苦みがあり、ベーコンと一緒に炒めるか、茹でて酢じょうゆに漬けて食べても美味しい。ちなみに出荷するときは葉っぱがついており、それ以降は販売者の判断になるため、付いていたらラッキーなのだ。
つぼみ同様に栄養も豊富
ブロッコリーの葉っぱは普段食べているつぼみと同様に、栄養が豊富だ。ではどのような栄養が含まれているのだろうか。ブロッコリーの葉っぱには、オクタデカン酸やベンゾニトリル、およびフィトールが含まれ、高い機能性を持つと考えられている(※1)。
2. ブロッコリーの葉っぱの調理のコツ

次にブロッコリーの葉っぱを調理するポイントを紹介しよう。ブロッコリーの葉っぱは、やわらかい部分のみを食べること。やわらかい部分でも、つぼみよりは歯ごたえがあり、刻んで調理するのにおすすめだ。また、茹でると栄養が逃げやすいため、サッと火を通すこと(※2、3)。
3. ブロッコリーの葉っぱを美味しく食べる方法

次にブロッコリーの葉っぱを美味しく味わう方法を紹介しよう。切るだけで簡単に調理に使えるブロッコリーの葉っぱだが、どんな料理にすると美味しく味わえるのだろうか。
ブロッコリーの葉っぱとベーコンの炒め物
ブロッコリーの葉っぱをベーコンとサッと炒めるだけの簡単レシピだ。ブロッコリーは葉っぱだけを使い、ベーコンと一緒にごま油で炒めて塩こしょうするだけでOK。少し苦みのある葉っぱがクセになる美味しさだ。好みでしょうゆをかけて食べるのもあり。とくにあと一品ほしいときにおすすめのおかずだ。
ブロッコリーの葉っぱの酢じょうゆ漬
ブロッコリーの葉っぱをサッとお湯にくぐらせ、酢じょうゆに漬けるだけの一品だ。花蕾を茹でている間に作れる簡単レシピで、作り置きおかずとしておすすめ。
ブロッコリーの葉っぱのおくもじ
おくもじとは石川県の郷土料理だ。もともとは大根を使用して作るが、ブロッコリーの葉っぱでアレンジするのもあり。ブロッコリーの葉っぱを塩もみして1時間おいておき、鍋に入れて約10分茹でる。煮汁を捨てたら鍋に水を加えて5分ほど煮る。好みでしょうゆを加えて少し煮れば完成だ。
ブロッコリーとベーコンのスープ
ブロッコリーの茎とベーコンでスープを作り、さっとスープにくぐらせた葉っぱをアクセントとしてのせて食べるのもありだ。また、味噌汁の具材として使うと、食感を楽しめる。
4. ブロッコリーみたいな葉っぱの野菜は何?

皆さんはブロッコリーみたいな葉っぱの野菜である「アレッタ」を見かけたことがあるだろうか。アレッタは三重県津市で開発されたオリジナル野菜。ブロッコリーとケールを掛け合わせて作られている。つぼみの部分も茎も葉も、すべて食べることができるのが特徴のひとつだ。また、ブロッコリーの一種なので、ケールに比べると苦みは少なめである。食べると茎は甘みがあり、適度な歯ざわりを楽しめるのが魅力だ。とくに火を通して調理することが多いが、茹でた後に炒めると独特の食感が残る。アレッタは炒め物・天ぷら・パスタ・和え物・蒸し物のように、いろいろな料理に使える。
結論
ブロッコリーの葉っぱを食べる方法を紹介した。これまでブロッコリーに葉っぱが付いていても、取り外して捨てていたという人もいるだろう。先述したようにブロッコリーの葉っぱは食べてOKだ。炒めたり酢じょうゆ漬けにしたり、汁物に入れて味わってみてもらいたい。
(参考文献)