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アロエ

生のアロエを食べると【細胞が損傷する】ってほんと!?意外と知らないアロエによる身体への影響と安全な食べ方とは

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2022年10月20日

食用アロエはヨーグルトが定番の食べ方だが、ほかにもさまざまな方法で食べることができる。本記事では、アロエの食べ方について解説する。基本の下処理の仕方や注意点、おすすめの食べ方を紹介していく。アロエを食べたことがない人も、ぜひチャレンジしてみよう。

  

1. アロエの食べ方と基礎知識

アロエ
アロエは食品というより植物として取り扱われるが、正しく扱えば安全に食べることができる。まずは、アロエの種類や食用とされる部位についておさえておこう。

種類や部位について

アロエは500種類ほど存在するといわれ、食用や薬用として使われる種類、観賞用の種類に大きく分けられる。下記のような種類が代表的である。

食用・薬用のアロエ

  • アロエ・ベラ:肉厚な葉が地際に放射状に広がる。アラビア半島など乾燥地帯に自生する
  • キダチアロエ:葉が細めで上に向かって伸びる。日本の家庭でも多く栽培される

観賞用のアロエ

アロエ・ブローミー、アロエ・クラビフローラ、アロエ・ラモシッシマ、アロエ・プリカティリスなど

葉の部分を食べる

食用アロエは、肉厚な葉肉の部分を食べることができる。根は食べられないため、葉の部分のみをカットして調理しよう。

2. アロエを下処理する方法

アロエ
アロエ・ベラもキダチアロエも、基本的には葉のなかにある果肉部のみを食べる。とくにキダチアロエは葉の皮に強い苦みがあるが、下処理を行い皮を取り除けば、アロエ・ベラと同様に美味しく食べられる。下処理の手順を見ていこう。

下処理の流れ

  • アロエの葉の表面をよく洗う
  • 10cm程度の扱いやすい長さに包丁で切る
  • 葉の両端のトゲを切り落とす
  • 10分ほど水に浸けておく
  • 皮を剥ぐように切り落とす
  • 食べやすい大きさにカットする
アロエ特有のゲル状(とろみ)の部分を取り除きたい場合は、食べる前に熱湯で1分ほど茹でて冷水にさらすとよい。

3. アロエの美味しい食べ方

アロエ
下処理を済ませたアロエには味がないため、さまざまな食べ方を楽しめる。定番から変わったものまで、簡単で美味しいおすすめの食べ方を紹介しよう。

おすすめの食べ方

アロエヨーグルト

市販品でも有名な、定番の食べ方である。カットしたアロエと砂糖をヨーグルトに混ぜ込むだけでOKだ。シロップ漬けにしたアロエなら、無糖のヨーグルトにもよく合う。フルーツと一緒に混ぜ込んでも美味しい。

アロエの刺身

下処理をしたアロエに刺身を作るように包丁を入れて皿に盛り付け、塩や醤油をつけて食べる。刺身の場合は、粘りの有無により食感の変化を感じやすい。ゲル状の部分の下処理は好みに合わせて行うとよい。

アロエステーキ

加熱すると粘りがなくなり、こんにゃくのような食感になる。炒めた野菜を添えると美味しい。

アロエのサラダ、酢の物

食べやすく切ったアロエを好みの野菜と組み合わせ、ドレッシングをかけたり合わせ酢で和えたりして食べる。無味だが独特な食感を楽しめるため、冷菜の具材としても使いやすい。

アロエの天ぷら

アロエは加熱すると苦みが弱まるため、天ぷらの場合は外皮が付いたままでも食べられる。皮付きの天ぷらは、ほろ苦い大人の味わいを楽しめる。また、アロエの花も天ぷらにすると美味しい。

アロエのきな粉和え

一口大にカットしたアロエにきな粉と砂糖、黒蜜などをかけて食べるスイーツだ。くず餅のような見た目で、甘みが付くため食べやすい。

4. アロエの安全な食べ方

アロエ
アロエは正しく下処理を行えば問題なく食べられるが、注意すべき点もある。それは、食べ過ぎるとお腹が緩くなる場合があるということだ。

注意すべきポイント

アロエの葉から分泌される液体には、強い緩下作用がある物質が含まれている。下痢だけでなく、腹痛や胃けいれんを起こす場合もあるという。さらに、DNAを損傷させ、発がん性を有する可能性があることも示唆されている。そのため、生でアロエを食べる場合は、外皮と液体の摂取を控えることが推奨されている。
また、上記の理由に加え、血管拡張や子宮収縮などの症状が出る可能性もあることから、子どもや妊婦、授乳中の女性、疾患のある人などは、生のアロエの経口摂取を控えたほうがよいともいわれる。(※1、2、3)

食べ過ぎには注意

アロエの摂取量に関しては基準がないが、緩下作用などが認められることから食べ過ぎは控えたほうがよいだろう。一日10g程度が、美味しく安全に食べられる量の目安と考えられる。(※3)

結論

食用アロエには主にアロエ・ベラとキダチアロエの2種類がある。いずれも葉の外皮を剥くと、無味の葉肉部分を食べることができる。アロエの食べ方にはさまざまな方法がある。生のままヨーグルトやサラダに入れたり刺身にしたりするほか、ステーキや天ぷらなど加熱する食べ方も楽しめる。安全に美味しくアロエを食べるには、食べ過ぎないようお試し程度の量にしておこう。

(参考文献)

※1出典:厚生労働省『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』海外の情報 アロエベラ
※2出典:食品安全委員会 食品安全関係情報詳細 「フランス厚生・連帯省、アロエベラの生の葉の摂取によるリスクに関して、摂取する際の推奨事項及び食品環境労働衛生安全庁(ANSES)へ評価依頼についてプレスリリースを公表」
※3出典:岡山市市民協働局 健康情報/薬剤師「最近のちょっと気になるその17 アロエ」
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  • 更新日:

    2022年10月20日

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