このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
ビタミン

ビタミンの摂り過ぎは体の【あの部分】をもろくするってホント?意外と知らないビタミンが及ぼす身体への影響とは

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2022年10月17日

ビタミンは美容や疲労回復などさまざまな効果が期待できると、サプリなども多く販売されている。そんなビタミンは積極的に摂取する人が多い栄養素でもあり、不足は気にしても過剰摂取を気にしている人は少ないだろう。この記事ではビタミンの過剰摂取が及ぼす影響について紹介していく。

  

1. ビタミンの摂りすぎを防ぐためのポイント

ビタミン
ビタミンの摂りすぎを防ぐためには、どのようなポイントを抑えておけばいいのだろうか。ビタミンの基本情報と共にチェックしてみよう。

基本情報とポイント

ビタミンは、水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンに分かれる。水溶性ビタミンは、ビタミンCやビタミンB群で、水洗いや加熱などで失われやすいビタミンだ。さらに摂りすぎても尿と一緒に排出されるので、通常過剰摂取になることは少ない。それに対して脂溶性ビタミンであるビタミンA、D、E、Kは、油とともに調理することで吸収率が高まる。しかしビタミンAとDは、摂りすぎてしまうと過剰摂取になりやすいといわれている。
通常、食生活においてビタミンは過剰摂取になりにくいとされているが、脂溶性ビタミンをサプリなどで補う際は、過剰摂取にならないように注意が必要だ。(※1)

2. 脂溶性ビタミンの摂りすぎによる影響

ビタミン
脂溶性ビタミンは水溶性ビタミンに比べて過剰摂取になりやすい。脂溶性ビタミンの摂りすぎによる過剰症や欠乏症について紹介しよう。(※2)

過剰症と欠乏症

【ビタミンA】
脂溶性ビタミンであるビタミンAを長期にわたって過剰摂取すると骨量減少や骨粗しょう症、頭痛や脱毛を引き起こすことがある。一方、欠乏してしまうと、夜間にものが見えにくくなったり、免疫機能が低下したり、といったことが考えられる。
【ビタミンD】
ビタミンDを過剰摂取すると、高カルシウム血症を引き起こし、食欲不振や体重減少などの症状を起こすことがある。逆にビタミンDの不足は、カルシウム不足につながり、骨粗しょう症になってしまうことがある。
【ビタミンE】
ビタミンEは抗酸化作用があるビタミンで、過剰症を起こすことはないといわれている。不足してしまうと動脈硬化などの症状を引き起こすことがある。
【ビタミンK】
ビタミンKも過剰摂取にかんする報告はほとんどないとされている。一方、不足してしまうと、出血が止まりにくくなるなどの症状があらわれる。

3. 水溶性ビタミンの摂りすぎによる影響

ビタミン
水溶性ビタミンの摂りすぎの影響としては、どのようなものが考えられるのだろうか。過剰症と欠乏症について紹介しよう。

過剰症と欠乏症

水溶性ビタミンは過剰摂取したとしても尿中に排出されるので、ほとんどの場合、過剰摂取は起こりにくい。ところが、欠乏症には注意が必要だ。ビタミンB群は不足してしまうと体内の代謝がスムーズに行われなくなってしまう。(※3)また、ビタミンCが長期的に不足してしまうと、血管がもろくなったり、顔色が悪くなったりするほか、老化が進むともいわれている。(※4)

結論

ビタミンは水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンとがあり、水溶性ビタミンは過剰摂取の心配はほとんどないが、脂溶性ビタミンは過剰摂取にならないように注意が必要だ。ビタミンは、通常の食品から摂取するぶんには過剰摂取になりにくいといわれている。しかし、サプリなどを飲んでいる人は脂溶性ビタミンの過剰摂取による影響に注意したい。

(参考文献)

※1 ハウス食品株式会社
知っているようで知らないビタミンのこと。「ビタミン博士」に聞いてみた! | House E-mag | ハウス食品グループ本社
※2 ビタミンの過剰症
藤田浩二 東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科整形外科学分野
竹田 秀 東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科細胞生理
※3 森永製菓株式会社
ビタミンB群の働き、多く含まれる食品を紹介
※4 地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター研究所
ビタミンCが足りないと老化が進む!?|地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター研究所
インフォメーションマークアイコンオリひとを楽しむための注意事項はこちら
  • 更新日:

    2022年10月17日

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

人気記事一覧

急上昇
週間

新着記事一覧新着記事一覧