目次
1. 乳酸菌の摂りすぎによる影響

乳酸菌を摂りすぎてしまうと、どのような影響があるのだろうか?注意すべきポイントを抑えておこう。
注意すべきポイント
乳酸菌は大量に摂取しても体内で蓄積されることはなく、排出されてしまう。つまり乳酸菌は大量に摂取しても過剰摂取による影響を引き起こすことは少ないのだ。しかし乳酸菌を含む食品には、脂質や糖質が多く含まれていることが多い。そのため、過剰に摂取してしまうと、脂質や糖質の摂りすぎ、そしてカロリーオーバーになってしまうことがあるので、食べすぎには注意が必要だ。(※1)
2. 乳酸菌の摂りすぎにならない量
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乳酸菌の摂りすぎにならないようにするには、どのくらいの摂取量を目安にしたらいいのだろうか?1日の摂取量をチェックしてみよう。
1日の摂取量
厚生労働省によると、1日あたりの牛乳・乳製品の摂取量の目安は、おおよそ100~200gといわれている。そして、たとえばヨーグルトだけを1日200g摂取するのではなく、ヨーグルトや牛乳、チーズなど、さまざまな牛乳・乳製品を組み合わせて摂取するのが理想である。
そのため、乳酸菌を含む乳製品は、1日に100g程度を目安に摂取するのがいいだろう。(※2)
乳酸菌は体内に蓄積されることなく、排出されてしまう。そのため、一度に多量に摂取するのではなく、毎日適度な量を続けて摂取するようにしたい。(※1)
3. 乳酸菌の主な健康効果

乳酸菌は体によく健康効果が期待できると言われているが、実際にどのような機能があるのだろうか?詳しく紹介する。
報告されている機能
乳酸菌の主な生理機能は、整腸作用や免疫増強、感染防御、血圧上昇の抑制、脂質代謝改善などだ。
乳酸菌を得ることで、便秘や下痢の改善などの整腸作用が期待できる。さらにウイルスなどの病原体が口から侵入した際のバリア機能や、アレルギーの抑制など免疫機能の抑制や増強が期待できるのだ。加えて、乳酸菌は血圧が高めの人が摂取することで、血圧降下が期待できたり、中性脂肪が気になる人の脂質代謝改善作用が期待できたりする。(※3)
結論
乳酸菌は乳製品などから摂取でき、さまざまな健康効果が期待できることから、積極的に摂取する人が多い。そんな乳酸菌は過剰摂取しても、体内で蓄積されることはなく排出されるので、過剰摂取をそれほど気にする必要はない。しかし脂質や糖質などの摂りすぎにならないように、適量を守ることが大切だ。
(参考文献)
※1 日本アムウェイ合同会社
乳酸菌のとりすぎに要注意。なぜ? | ニュートリライト(Nutrilite)
※2 厚生労働省
生活習慣病予防その他の健康増進を目的として提供する 食事の普及に係る実施の手引
※3 日本調理科学会
乳酸菌の生理機能とその要因?