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木の上の赤い熟した桃

愛好家たちを魅了!?甘さを高める最高の環境で育った『桃の名産地TOP5』を徹底紹介!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 岩切千晃(いわきりちあき)

鉛筆アイコン 2022年10月24日

ふっくらしたフォルムの中に、甘みとジューシーな果肉がふんだんに詰まった果物「桃」。夏の始め頃から秋の中旬にかけてさまざまな種類の桃が店頭に並び、どれを選ぶか迷う人も多いのではないだろうか。今回は産地や特徴などから紐解く、桃の魅力について紹介しよう。ぜひ参考にして、自分好みの桃を見つけていただきたい。

  

1. 特産地はどこ?桃の産地ランキングTOP5

熟した桃
果物を語るうえで重要となる産地。なぜなら、場所や気候などその地域の特性を活かし、数ある果物の種類の中から上位に選ばれる理由が産地には隠されているからだ。ここでは、令和2年産桃の年間出荷量9万8,900tの中から、収穫量の多かった桃の産地ランキングTOP5を紹介する。どの場所も、桃の魅力を最大限引き出すのに最適な名産地ばかりだ。

日本の桃の名産地TOP5:和歌山県

収穫量6,620t、西日本No.1の収穫量を誇る和歌山県。旬の時期が6月中旬から8月中旬頃とほかの県より早めだ。収穫直前に陽の光に当て、ほんのり桃色と乳白のコントラストが特徴の和歌山の桃は、「あら川の桃」という産地名のブランド銘柄が全国に浸透している。温暖な気候と水はけのよい地質は桃の栽培に最適な環境であり、果汁たっぷりで甘みが強く酸味の少ない桃やとろけるような果肉の桃、肉質の締まった桃など、さまざまな品種の桃の栽培を可能にし、旬の時期ごとに楽しむことができる。

日本の桃の名産地TOP4:山形県

収穫量8,510t、桃の産地として北限に近いといわれる山形県。旬の時期は遅めの8月上旬から10月上旬頃まで楽しめる。夏でも夜は涼しいことから、桃にとって甘さを高める最高の環境が整っているのが魅力だ。実の肉質がちみつで硬めなことが特徴で、日持ちがよく食べごたえのある甘い桃が多く栽培されている。

日本の桃の名産地TOP3:長野県

収穫量1万300t、桃の王様「川中島白桃」の品種が誕生した長野県。旬の時期は7月中旬から8月下旬にかけてで、昼夜の温度差と水はけのいい地域性を活かした大玉で甘みのある果肉が人気を呼ぶ。また、無袋栽培で行うため太陽の光を存分に浴びた赤い果皮の桃が特徴だ。ほかにも、糖度の高い桃や甘みと酸味のバランスがとれた桃、果肉が柔らかい桃など豊富な種類がある。

日本の桃の名産地TOP2:福島県

収穫量は2万2,800t、県内の盆地に桃の産地が多く集中している福島県。旬の時期も6月下旬から9月下旬まで楽しめる。夏の暑さが甘みを凝縮させ、果肉のしまった食べごたえのある桃が特徴。ほかにも、大ぶりな桃や最上級の食味の桃など、県オリジナルの品種が豊富だ。

日本の桃の名産地TOP1:山梨県

収穫量は堂々の3万400t。果物大国として名高い山梨県だ。旬の時期は7月上旬頃から酸味が少なく上品な甘みの桃が出回り始め、8月上旬頃からは甘みの強い桃が楽しめることが特徴である。矮化栽培といわれる栽培法を採用し、風通しや日当たりを考慮して質の高い桃の完成を目指す。昼夜の気温差が大きいことや年間の日照時間が全国一長い場所であること。さらに、年間を通して降水量が少ないことも、美味しい桃ができる理由の一つである。

2. 品種や特徴別の桃の産地

白桃
ここでは、桃の代表的な品種や特産地の品種、注目の品種について掘り下げてみよう。気候や地質によって見た目も味も変化し、新品種も生まれる桃。日本国内の幅広い地域で育てられることで、西から東へ順に旬の桃を楽しむ桃リレーの魅力は奥深い。その特徴や産地など3つの品種について紹介していこう。

白鳳の産地

栽培面積592ヘクタール、生産量も全体の約45%を占め(2017年調べ)、栽培面積、生産量ともに日本一を誇る山梨県。白色で果汁が多い果肉は、酸味の少ない上品な味が魅力だ。食べごろは7月中旬から7月下旬となり、この季節の東京中央卸売市場では、約80%山梨県産の桃が占めるほど根強い人気である。

北限の桃の産地 

北限の桃とは、全国の桃産地の中で最も北方の場所に位置し、遅い時期に収穫される桃のことを指す。代表的な産地名は「かづの」。秋田県鹿角市で収穫された桃は「かづの北限の桃」という名で人気の特産品だ。気候に左右されながらも、栽培面積は平成15年比で約1.9倍と、着実に地域のブランド化が進められている。川中島白桃を基幹とした桃で、果肉は柔らかく、甘くてみずみずしい食感が特徴だ。食べごろは9月頭から9月中旬頃、その年の桃のラストにふさわしいダイナミックな大きさで愛好家たちを魅了している。

桃水の産地

「川中島白桃」の交雑実性より育てられた「桃水」は、育成地の山形県で9月下旬から10月上旬頃に収穫される希少な品種である。糖度が23度にまで上がることが最大の特徴。まるで缶詰のシロップ漬けを食べているような錯覚を覚えるほどだという。統計資料がないほど市場に回るのは短期間のため、目にしたら即購入の代物だ。

3. 世界の桃の産地

熟したネクタリ
ここまで日本国内の桃について紹介してきたが、桃の原産国でもある中国を含めた、世界の桃についても触れておこう。どのような産地で多く生産されているのだろうか。
はじめに、日本ではなじみのある桃のほかにも、桃の仲間として親しまれている「ネクタリン」について紹介しておかなければならない。うぶ毛の有無によって分けられ、ネクタリンはつるつるとした果皮に黄色の果肉、甘酸っぱい濃厚な味わいが特徴の果物である。桃とネクタリンを合わせた生産量を産地別に調べてみると、やはり、原産国である中国(約1,583万トン)が世界の半数以上の生産量を占めている。続いてスペイン(約155万トン)、イタリア(約122万トン)とヨーロッパ勢が続き、アメリカ(約74万トン)は6番目の生産量。ちなみにここでの日本の生産性は21位(約11万トン)という数値結果となっている。(2019年調べ)産地別でみても、乾燥した温暖な気候の地域での栽培が盛んとなっているようだ。

4. 産地直送!おすすめ桃の通販

箱の中のプレゼントの桃
最後に、おすすめの商品を3つ紹介しよう。なお掲載価格はすべて税込み、2021年9月15日時点のものだ。最新価格などについては、販売時期を迎えた頃に再度チェックしてほしい。

果実庵 山梨県産 桃(Amazon価格3,480円)

桃の名産地No.1の山梨県産の桃。糖度13度以上のジューシーな仕上がりの桃は、発送時に一番美味しい品種の桃を選べる。旬を味わいたい人におすすめだ。

神戸御影青果 福島県産 伊達 ミスピーチ(Yahoo!ショッピング価格4,980円)

一度は口にしてみたい、世界にも認められた最上級特秀品である。桃に適した産地と栽培技術の高さで、高級ブランド桃の称号を持つ。皇室へ謙譲されるほどの逸品だ。

青柳農園 大玉 桃(Amazon価格3,180円)

一品種に選びきれない人向けの、味わい紀行と題したお得なセットだ。県をまたいだ産地から、さまざまな品種のその時期一番美味しい桃が届けられる。
そのほか、旬の季節には珍しい品種や銘柄も並ぶ、ワンランク上の桃に特化した全国対応の通販サイトが登場する。さらに、桃を加工したジュースやドライフルーツなどもお取り寄せできるグルメサイトなど、桃関連の通販商品が賑わいをみせることだろう。

結論

一つひとつの桃の旬はあっという間だ。早いものでは6月頃から10月頃にかけて、産地ごと順番にさまざまな品種の桃リレーが行われている。人を惹きつけて止まない桃は、日本の風土と生産者のおかげでこれからも長く魅了し続けるだろう。
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  • 更新日:

    2022年10月24日

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