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ピーナッツ

ピーナッツの食べ過ぎはNG!体えの影響や最適な量を解説!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2022年11月25日

ナッツ類のなかでも親しみ深いピーナッツ。落花生と同じと思われることもあるが、実際には意味合いが少々異なり、ピーナッツは殻のなかの身の部分だけを指す言葉だ。手軽に食べることができるので、思わず食べ過ぎてしまいがちだが、実は食べ過ぎには注意が必要な食材だ。今回はそんなピーナッツの食べ過ぎによって引き起こされるデメリットについて学んでいこう。

  

1. ピーナッツが食べ過ぎNGな5つの理由

ピーナッツ
おやつやおつまみの定番でもあるピーナッツは脂質の多い食材である。名前にナッツとついているものの木の実ではなく、豆類の一種だ。ここではピーナッツを食べ過ぎることによって引き起こされる病気や弊害について詳しく見ていこう。

1:胃痛や吐き気が起きる

ピーナッツは、食物繊維が豊富な食材である。これらが豊富であるがゆえ、ピーナッツは消化に時間がかかる。結果、大量に摂取すると胃もたれや胃痛、吐き気などが起こることがあるのだ。ピーナッツを食べ過ぎて気持ち悪いと感じたことがある人は、この消化不良が原因かもしれない。(※1、2)

2:腹痛や下痢、便秘になる

前述の通り、ピーナッツには食物繊維、とくに不溶性食物繊維が豊富に含まれている。不溶性食物繊維は水を吸って便の量を大きくする作用があるが、そもそもぜん動運動が低下している人が大量に摂取すると逆に便秘を助長することがある。
また消化に時間がかかることから胃腸に負担が大きく、腹痛や下痢を引き起こすこともある。(※3)

3:アレルギーになる

重篤なアレルギー症状を引き起こす危険性のあるピーナッツは、食品表示が義務付けられている。微量でもアナフィラキシーをはじめとする症状を引き起こすことがあるため、注意が必要だ。とくに近年はピーナッツアレルギーが増えているともいわれている。(※4)

4:カロリーの摂り過ぎで太る

ピーナッツは、100gあたり572kcalと非常にカロリーの高い食材である。このため、不用意に食べ過ぎると太る可能性が高い。(※1)

5:塩分の摂り過ぎで血管に負担がかかる

ピーナッツには、有塩の商品も多い。とくにつまみとして食べられているものは、食塩などで味付けがされているものが主流なので、食べ過ぎると塩分過多の状態になることは必至。塩分の摂り過ぎは、高血圧を招く。高血圧になると血管に負担がかかり、動脈硬化を助長するので、塩分で味付けされているピーナッツの食べ過ぎには要注意だ。(※5)

2. ピーナッツの食べ過ぎで鼻血やニキビができるって本当?

ピーナッツ
ピーナッツを食べ過ぎると鼻血が出たりニキビができたりする...そんな噂を耳にしたことがあるという人も多いことであろう。実際にはピーナッツを食べることで鼻血やニキビが誘発されるという研究結果は、まだない。しかし、食べ過ぎると鼻血やニキビの原因にもなりかねない。
鼻血の原因は粘膜や血管が傷つくこと、または内服薬による影響などが考えられる。ピーナッツを食べ過ぎたからといって、これらが引き起こされる可能性は低いように思われる。(※6)
一方、ニキビの原因はさまざまだが、脂肪分の多い食事はそのひとつだ。脂肪分の多い食事を摂取すると皮脂の分泌も多くなり、それがニキビの原因になりうる。さらに脂肪分の多い食事を摂取するとその代謝にビタミンBが多く消費される。ビタミンBは肌を健やかに保つ役割もあるので、不足すると皮脂分泌のコントロールが乱れる可能性がある。ピーナッツは脂質の多い食材なので、食べ過ぎるとニキビの原因となる可能性があるといえそうだ。(※7、8)

3. ピーナッツの食べ過ぎはがんの死亡リスクが高くなる?

聴診器
イギリスリバプール大学の研究グループによると、がん患者がピーナッツを大量に食べた場合、ピーナッツに含まれるタンパク質の一種が、がんの転移を促す可能性があるという。さらに血管の壁に細胞がくっつきやすくなり、これがさらにがんの転移を助長する可能性があるという。ただし、一般的な量を食べただけでこういった状況に陥るわけではなく、大量に食べたあとに起こりやすいとし、引き続き、研究が重ねられている。(※9)

4. 食べ過ぎにならないピーナッツの適量とは

ピーナッツ
ここまでピーナッツの食べ過ぎによるデメリットをあげてきたが、あくまでもこれは食べ過ぎた場合におけるデメリットだ。適量であれば、ピーナッツは良質な脂肪やビタミン類など、身体にいい栄養素をたっぷりと含んでいる。食べる目安は、1日に25粒程度。薄皮にも栄養があるので一緒にいただきたい。

結論

ピーナッツは栄養豊富な食材である。このため、食べ過ぎると身体に負担がかかりやすい。さらにがんの死亡リスクとの関連も懸念されており、注意が必要である。ただし、適量であれば、身体にいい栄養素も満点。食事のバランスを考えて上手に取り入れることをおすすめする。
(参考文献)
※1出典:文部科学省 食品成分データ「種実類/らっかせい/大粒種/乾」
※2出典:一般社団法人全国落花生協会「栄養満点の落花生」
※3出典:独立行政法人労働者健康安全機構総合せき損センター「7.排便と食事」
※4出典:厚生労働省「第4章食物アレルギー」
※5出典:ハウス食品グループ「高血圧が気になるなら減塩だけでなく「排塩」も意識しよう」
※6出典:社会福祉法人恩腸財団済生会「大人と子どもで違う原因意外と知らない鼻血のこと」
※7出典:医療法人社団シーズ・メディカルシロノクリニック大阪「ピーナッツを食べるとニキビができる...この噂の真相と注意点」
※8出典:エーザイ株式会社「ニキビ肌には、毎日の習慣や生活環境が複雑に絡んでいます。」
※9出典:株式会社ワン・パブリッシング
「がんになったらピーナッツに注意? 海外研究が食べ過ぎを懸念する理由は...?」
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  • 更新日:

    2022年11月25日

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