さつまいもをトースターで焼き芋に！作り方やポイントを紹介

はじめに、さつまいもをトースターで調理する方法を紹介する。トースターで調理した焼き芋は、ほくほくねっとりと甘く、本格的な味わいだ。美味しい焼き芋の簡単おやつが作れて子どもも喜ぶだろう。

まず、はじめにさつまいもをよく洗う。アルミホイルでさつまいもを包む場合は、ぴったりと包む。アルミホイルを敷く場合は、トースターの天板の上にアルミホイルを敷き、さつまいもを乗せる。トースターを800W、温度を指定できる場合は200度にセットし、10～15分ほど加熱する。その後、しばらくそのまま置いておき粗熱を取ったら、さつまいもを裏返して再度15分ほど加熱する。串を刺してみて、火が通ってやわらかくなっていれば完成。

さつまいもの大きさや太さによって、加熱時間が変わってくるので様子を見ながら調整が必要だ。加熱後まだ硬ければさらに15分ほど加熱をする。また、輪切りにしてから加熱すると時間は短縮できるが、甘みを引き出すことができないので1本まるごと調理しよう。ちなみに、この加熱による水分蒸発を利用して、薄く切ったさつまいもに油をかけてオーブントースターで焼くとさつまいもチップスが作れる。簡単おやつにおすすめだ。

さつまいもをトースターで美味しく調理する際のポイントを紹介する。

さつまいもを甘く美味しく調理するには、「時間」と「温度」が重要なキーワードになる。

1つ目のキーワードは「時間」。余熱を利用し、じっくり時間をかけて加熱することがポイントだ。トースターで15分程度加熱した後に、いったん余熱を使ってそのまま置いておき、粗熱が取れたら裏返してさらに15分ほど焼く。一気に焼かず余熱調理をすることでさらに甘さが増す。

2つ目のキーワードは「温度」。さつまいもの中心温度を70度付近で一定に保つことだ。デンプンが糖化する65～70度付近をゆっくりと時間をかけて上昇すると、デンプンが甘みを感じる糖へと変化し甘くなる。電子レンジの加熱では温度が急激にあがることで、麦芽糖が作られる温度域をすぐに超えてしまい、さつまいもを甘く調理することは難しい。その点、トースターは糖化する65～70度付近をゆっくりと上昇するため、麦芽糖が生成され、甘みが強くなるのだ。

さいごに、さつまいもの選び方を紹介する。さつまいもはたくさんの種類があるが実は品種によって、ほくほく系、しっとり系、ねっとり系に分かれる。好みに合わせてさつまいもを選ぼう。

ほくほく系が好きな人は「紅あずま」「紅こがね」「紅さつま」がおすすめ。紅あずまは、出荷量も多く1年中スーパーで売られているのでいつでも焼き芋を楽しめる。しっとり系なら「シルクスイート」。ねっとり系が好きな人に一番人気なのは「安納芋」だ。スイーツのように甘くねっとりしていて焼き芋にぴったり。そのほかにも、「紅はるか」「紅天使」もねっとり派には人気が高い。

また、美味しい焼き芋をトースターで作るにはサイズ選びも重要だ。大きすぎたり、太すぎたりするものは、トースターではなかなか中まで火が通らないのでやめておこう。火が通るまで加熱すると水分が出ていってしまい、パサパサになってしまう。直径6～8cmほど、200g前後のものがトースターでの焼き芋作りにはおすすめだ。

さつまいもをトースターで美味しく焼く方法を紹介した。ポイントを押さえれば、誰でも簡単に甘く美味しい焼き芋が簡単に作れる。さつまいもの種類によって、ほくほく、しっとりねっとりなど異なる食感の焼き芋が作れるので自分好みの焼き芋を作ろう。トースターで火を使わずに作れるので、子どものおやつに一緒に焼き芋を作るのもおすすだ。ぜひ試してみてほしい。