1. なめこのパスタは和風が美味しい
なめこを使ってパスタを作るなら、あっさりとしたシンプルな和風味に仕上げると美味しい。ほかのきのこにはないなめこ特有のぬめりも引き立ち、上品な味を楽しめる。パスタを茹でたら最後になめこを加えてサッと火を通し、湯切りして味付けしよう。
出汁との相性バツグン
和風のなめこパスタは、出汁で味付けするのがポイントだ。顆粒タイプの昆布出汁やカツオ出汁をベースに、醤油で風味と塩気を足せば簡単に味が決まる。また、下記のような作り方も簡単でおすすめである。
【麺つゆを使う】
出汁に醤油や砂糖などの調味料が配合されているため、一本でなめこパスタの味付けが完了する。調味料を複数用意する手間がかからず、味付けの失敗も少ない。
【バターでコクを出す】
出汁と醤油や、麺つゆのあっさりとした和風なめこパスタに、バターをトッピングするだけでコクが加わる。途中で加えて味変するのもおすすめだ。
【にんにくと唐辛子で和風ペペロンチーノに】
醤油味のなめこパスタには、にんにくの風味も合う。さらに唐辛子を加えることで、ペペロンチーノの和風版に仕上がる。
2. なめこのパスタに合う食材
なめこパスタには、ほかの食材を加えて彩りや栄養バランスをよくしたい。そこで、なめこと相性のよいおすすめの食材を知っておこう。
おすすめの食材
【オクラ】
独特の粘り気がある野菜で、ぬめりのあるなめことの相性はバツグンだ。なめこと一緒にパスタの茹で上がり直前に鍋に加えれば、調理の手間もかからない。なめこパスタにオクラが入ることで彩りもよくなる。
【納豆】
オクラと同様にネバネバした食感が特徴の食材である。大豆製品のため、なめこに不足する栄養を補うこともできる。茹でたパスタとなめこに加えて、よく絡めて食べよう。
【高菜漬け】
ピリッとした風味とシャキシャキした食感が特徴で、ぬめりのあるなめことは対照的な食材だ。塩気があるため、なめこパスタの味付けが濃くならないよう調味料の量を調整しよう。
【しらす】
カタクチイワシなどの稚魚で、ほどよい塩気とあっさりした味わいがごはんや麺類に合う。釜揚げしらすが食べやすいが、カリカリになるまで油で炒めたじゃこもおすすめだ。
【ツナ】
マグロやカツオを油漬けにした缶詰で、常備しておくとさまざまな料理に使える。和風パスタにも合い、風味と旨みが強いため出汁を使わなくても味が決まりやすい。旨みや栄養が溶け出しているため、オイルごと使用するのがおすすめだ。
【牛肉】
なめこには鶏肉や豚肉も合うが、牛肉を合わせるとコクや旨みが加わり絶品のパスタになる。パスタと絡みやすい薄切り肉がおすすめだ。醤油とみりんを使って、甘辛味に仕上げると風味がよく美味しい。
【薬味をトッピング】
和風なめこパスタには、海苔や青ネギ、大葉などの薬味をトッピングするのがおすすめだ。どの食材を加えたなめこパスタでも、彩りや風味がよくなり、より食べやすくなる。
3. なめこおろしパスタは万能
なめこパスタに合う食材は多いが、とくに人気がありおすすめなのが大根おろしとの組み合わせだ。なめこおろしは、そうめんやうどん、そばなどの和風の麺類のトッピングとして使われることも多い。和風パスタにも、ぜひなめこおろしを試してみてほしい。
冷製との相性もよい
なめこおろしは、茹でたなめこを大根おろしと和えて、出汁と醤油や麺つゆで味付けして食べる料理だ。大根おろしのほどよい辛みや水気が、なめこのぬめりとよく合う。茹でたパスタになめこおろしをトッピングして絡めながら食べれば、さっぱりとして美味しい。
とくにおすすめなのが、冷製パスタとの組み合わせだ。冷たいなめこおろしパスタは、食欲の落ちる夏場などにもぜひ試してみてほしい。
結論
和風なめこパスタには、オクラや納豆などのネバネバした食材のほか、ツナやしらす、牛肉なども合う。また、出汁と醤油、麺つゆなどをベースに、にんにくやバターを加えて味付けをアレンジしても美味しい。冷製にする場合は、なめこおろしパスタがおすすめだ。彩りや栄養バランスも意識しながら、具材や味付けのバリエーションを楽しもう。