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みかん

みかん10品種を紹介!味や香りに優れている種類の特徴

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2023年1月27日

ご存知の通り、みかんにはたくさんの品種がある。有名なみかん、伊予柑、デコポンなどは旬になるとスーパーなどでも見かけるだろう。しかしこれらはほんの一部にすぎない。新しい品種や、あまり出回らない品種にもみずみずしく美味しいみかんがあるのに知らないのはもったいない。そこで今回はみかんの品種について解説しよう。

  

1. みかんの品種

みかん
おなじみのみかんだが品種によって旬や風味はさまざまだ。まずはスーパーや道の駅などで見かけるメジャーなみかんの品種から特徴や味をみてみよう。食べたことのあるみかんの品種はぜひ味を思い出しながら読んでほしい。

温州みかん

諸説あるが、温州みかんには日本で生まれたみかんで有名な「有田みかん」や「愛媛みかん」などがある。収穫時期によって酸味と甘みのバランスが異なり、早い時期のものはまだ青く、薄皮が柔らかいため食べやすい。収穫時期が遅くなるにつれオレンジがかって甘みが増していく。
ビタミンCやミネラルなどの栄養素も豊富に含まれており(※1)、サイズも手頃でむきやすくついつい手が伸びてしまう。

不知火(デコポン)

ヘタ部分のふくらみが特徴的な、ポンカンと清見をかけ合わせて生まれた不知火(しらぬい)。熊本県不知火地区で生産し始めたことから名付けられた不知火は「デコポン」の愛称でも親しまれているみかんだ。
ただし、デコポンと呼ばれるにはクリアしなければならない条件がある。糖度13度以上でクエン酸が1%以下、さらにJAから出荷するもののみデコポン(商標)として出荷される。果実は糖度が高く果汁も多くてみずみずしい。

伊予柑

伊予国(愛媛県の旧名)で栽培が盛んになったことから名付けられた伊予柑は、柑橘類のなかでみかんの次に生産量が多い。少し皮が厚く手で簡単にむけるが中の薄皮は避けて食べるのが一般的だ。ビタミンCが豊富で、さわやかな甘みと果汁がしたたるほどジューシーな伊予柑はジュースやスムージーにもぴったりだ。

2. みかんの新しい品種

みかん
みかんは甘いものや酸味の強いものなどさまざまな品種がある。みかんの品種開発や改良にかんしては、日々研究が重ねられている。そのなかでも比較的新しいみかんの品種5種を紹介しよう。

紅まどんな

紅まどんなはJA全農えひめの登録商標で、2005年に登録された愛媛県のオリジナル品種だ。ハウスで栽培された美しい実には甘くて濃厚な果汁がたっぷりで、手でむくと崩れてしまいそうなほど柔らかい。

甘平

甘平はポンカンと西之香をかけ合わせ、2007年に品種登録された愛媛県のオリジナル品種だ。シャキッとしたフルーツらしい食感とジューシーな果汁が魅力の一品で、酸味が少なく食べやすい。種もなく手でむいて食べやすいのでぜひ新鮮な果実をそのまま堪能してほしい。

はれひめ

平成生まれの人気品種で甘みのなかに柑橘類の酸味も感じる味わいのはれひめ。口に入れた瞬間豊かな香りとさっぱりした果汁が広がる。オレンジのような見た目で皮も厚いが手で簡単にむくことができる。糖度は10%程であまり高くはないが、爽快な酸味と甘みのバランスが絶妙で独特の風味が楽しめる。

せとか

平成生まれの人気品種のせとかは、さわやかな香りとたっぷりの果汁が魅力で希少価値が高いとされている。せとかの木にはトゲが多く、果実を傷つけないよう手間と愛情をこめて栽培している。外皮はなめらかで美しく、薄皮も柔らかく食べやすい品種だ。

カラマンダリン

樹上熟成期間が長いため、濃厚なうまみがぎゅっと濃縮されたカラマンダリン。旬は4月~5月の春だ。ケーキの材料やマーマレード、ゼリーなどにもぴったりなしっかりとした甘みが特徴的だ。

3. みかんのそのほかの品種

みかん
スーパーで目にする品種のみかんは、食べたことがある方も多いだろう。最後にご紹介するみかんは、高い品質管理基準をクリアし、デパートや高級青果店でも扱われている品種だ。お歳暮や年末年始の挨拶などにもぴったりのいわゆる高級みかんにあたる品種をご紹介しよう。

Queenスプラッシュ

愛媛県が長年育成し開発した品種「甘平」というみかん。果皮が非常に薄く、繊細な管理のもと生産されているのが甘平だ。そのなかで、さらに外観や糖度などの基準値をクリアした高い品質のものだけがQueenスプラッシュとして出荷される。シャキッとした食感と濃厚な甘みはまさにスイーツそのものといえるだろう。

媛まどんな

2005年に品種登録されたばかりで、生産量の少ない新品種の媛まどんなは、おもに12月に販売される。そのため年末のお歳暮や年末年始のご挨拶などの贈答用として、商品性も期待されている。媛まどんなはみかんより少し大きく、ゼリーのような食感と酸味の少ない甘さが特徴的。徐々に人気が高まっているみかんだ。

結論

言わずと知れたみかんの有名な品種から新種、稀少な品種など10種を紹介したが、気になるみかんに出会えただろうか。秋から春にかけてさまざまな品種のみかんが市場に出回る。いつも食べる好みのみかんだけでなく、気になるみかんもぜひ食べてみてほしい。また、みかんの品種によっては、旬と重なるお歳暮や年末年始の贈答用にしてもきっと喜ばれるだろう。
(参考文献)
※1出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)

監修管理栄養士:渡邉里英

経歴:大学で栄養学を学び、大学院卒業後、医学関連出版社に就職。管理栄養士としての知識と医学雑誌の編集経験をもとに、オリひと食料理記事の監修に至る。
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  • 更新日:

    2023年1月27日

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