このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
春菊

春菊の味噌汁の作り方と具材アレンジ|苦くならないコツも伝授

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2023年1月26日

鮮やかな緑と独特の香りが魅力的な春菊。春菊は鍋物の具にしたり和え物にしたり、使いやすい野菜である。春菊をより気軽に食べるには、味噌汁に入れるという方法もある。春菊のほろ苦さの軽減方法とともに、春菊を味噌汁にする場合のコツやアレンジを紹介する。

  

1. 春菊の味噌汁の基本の作り方

春菊
ほぼ毎日食卓で目にする味噌汁は、さまざまな食材を具にすることができる便利な料理である。春菊を味噌汁に入れる場合、料理の手順はどうなるのか。

材料

春菊の味噌汁を使う場合、揃える材料を紹介する。
  • 好みの味噌
  • 出汁
  • 春菊
出汁は、市販の出汁の素を使って問題ない。しかし、かつおぶしや昆布、煮干しなどを使って丁寧に出した出汁を遣えば、格別の美味しさになる。仕上げとして味噌汁にかける七味やオリーブオイルを用意してもいい。

作り方

それでは、春菊の味噌汁の作り方の基本を見ていこう。
  • 春菊の固い根元は切り落とし、食べやすい大きさにカットする
  • 春菊をざっと洗う
  • 出汁を用意し火を入れる
  • 火を弱めて味噌を溶かす
  • 食べる直前に春菊を加える
  • 春菊はしんなりしすぎないうちに椀にとって食べる

2. 春菊の味噌汁の苦味を抑えるコツ

春菊
春菊の苦みは、子どもだけではなく大人でも苦手というケースもある。味噌汁に入れるにはあの苦味を敬遠したい。そんなときはどうすればいいか。春菊は、加熱しすぎることでアクが出て苦味が強くなるという性質がある。そのため、味噌汁にする場合もさっと数十秒火を通すくらいが、苦味を感じなくてすむのである。また、春菊は包丁でカットするとアクが出やすい。できれば手でちぎっておくとよいだろう。苦味の成分は葉により多く含まれているため、茎の部分が固そうな場合は、葉よりも先に茎を味噌汁に入れて火を入れる。葉を最後に加えて加熱時間を短縮すれば、苦味対策となる。

3. 春菊の味噌汁のおすすめアレンジ

春菊
その字面から春の食材というイメージがあるが、春菊は12月ごろからたくさん出回る野菜である。心身ともにほっこりとする春菊の味噌汁は、どんな具と合わせることができるだろうか。春菊の味噌汁のレパートリーを見てみよう。

春菊と卵の味噌汁

卵を落とした春菊の味噌汁は、ボリュームもアップして満足度が高いのが嬉しい。卵も春菊同様に、食べる寸前に落とすのが美味しく作るコツである。春菊のほろ苦さと卵のまったり感には、甘みのある白味噌を合わせてみるとよいだろう。

春菊と油揚げの味噌汁

味噌汁の具の定番といえば油揚げがある。春菊の味噌汁にはもちろん、油揚げもよく合う。油揚げは味噌汁に入れる前に湯にくぐらせて、油抜きをしておくとより食べやすくなる。油揚げは短冊切りにしておく。油揚げも春菊も、火を入れすぎないよう気をつけよう。それぞれの食感を残したまま、味噌汁で食べるのが美味しい。

春菊と玉ねぎの味噌汁

通年で入手しやすい玉ねぎも、春菊と味噌汁に入れて味わえる。春菊とは逆に、玉ねぎはしっかりと火が通ったほうが美味しい。出汁ができたら、春菊より先にカットした玉ねぎを入れて数分加熱する。味噌を溶き、春菊は食べる寸前に加えて苦味が出ないように気をつける。

春菊と大根の味噌汁

春菊とほぼ同時期に出荷量が増える大根は、ぜひとも一緒に味噌汁の具にしたい野菜である。大根はいちょう切りにして、出汁で5分ほど煮ると柔らかくなる。春菊は大根より後に味噌汁に入れて、それぞれの味わいを楽しんでほしい。

春菊ときのこの味噌汁

低カロリーで栄養面で優れているきのこは(※1)、春菊の味噌汁に入れて美味しく食べたいものである。しいたけやえのき、しめじや舞茸など、手に入りやすいきのこの多くは、春菊の味噌汁にマッチする。きのこの種類によって加熱時間は異なるが、いずれも春菊よりは先に出汁に入れて火を入れるのが基本である。きのこ類は下処理をしっかりしてから調理するようにしよう。

春菊とあさりの味噌汁

春菊の味噌汁を春らしい雰囲気で味わいたい場合は、春においしくなるあさりをくわえるのも一興である。あさりやしじみなどの貝類は、味噌汁がさらに美味しくなるエキスに恵まれている。砂出しをして貝殻の汚れをしっかり取ったあさりは、出汁に入れて貝が開くまで煮る。アクが出た場合は除去し、最後に春菊を加えよう。

結論

鍋物や和え物にすることが多い春菊は、味噌汁に入れることでより頻繁に食卓に乗せることができる。味噌汁に入れる場合には、春菊を煮過ぎないことで苦味対策にもなる。春菊の味噌汁には、さまざまな具を加えて楽しめる。春菊とは加熱時間が異なる食材を加える場合は、入れるタイミングに注意しよう。春菊の味噌汁、ぜひバリエーションを増やして堪能してほしい。
(参考文献)
※1.農林水産省「特集1 きのこ(3)」

監修管理栄養士:小林里穂

経歴:管理栄養士養成施設を卒業後、栄養士資格・管理栄養士資格・栄養教諭資格を取得。学校給食センターでの勤務時に小・中学生に食育を実施した経験を活かし、栄養分野の記事執筆・監修を中心に活動中。
インフォメーションマークアイコンオリひとを楽しむための注意事項はこちら
  • 更新日:

    2023年1月26日

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

人気記事一覧

急上昇
週間

新着記事一覧新着記事一覧