白菜を生で食べる！鮮度の見極め方やおすすめサラダを紹介

加熱して食べることが多い白菜だが、白菜は生でも美味しく食べられる。中には、生で食べることを推奨していない野菜もあるが、白菜は生でも問題なく食べられる食材。生で食べるなら、シャキシャキとした食感と、みずみずしさを楽しめるサラダがおすすめだ。ここでは、白菜をサラダで楽しむ方法を紹介しよう。

白菜は、部位ごとに持ち味の違う野菜。どの部位も味にくせはなく、柔らかい繊維が特徴的だ。白菜を余すことなく使うポイントとしては、部位ごとに調理法を変えること。外側の大きな葉先は巻物や蒸し料理、中間から下の部分は炒め物や鍋、内側の柔らかい部分はサラダなどの生で食べる料理におすすめだ。くせのない白菜は、サラダのドレッシングにもよくなじむため、生でも美味しく食べられる。部位ごとに適した調理法で、飽きることなく白菜をまるごと楽しめるだろう。

白菜は生でも美味しく食べられるが、食べる際にはどんなことに気を付けたらいいのだろうか。

白菜を生で食べる場合は、鮮度にこだわりたい。外側の葉っぱが鮮やかなもので、白い部分につやがあるものを選ぼう。葉っぱの巻きは強く、全体的に固くしまって重量感のあるものなら、より鮮度がいい。葉先が枯れている白菜は腐っているわけではなく、実は霜にあたって味が充実した証拠だ。葉先が枯れている白菜があれば、迷わず選ぼう。

カット白菜を選ぶ際は、芯の部分に注目しよう。白菜は、カットした後も中心部分が成長を続ける野菜。断面が盛り上がっていないもので、根元の切り口が白いものを選ぼう。

逆に、切り口が変色していたり葉っぱがしおれていたりする場合は、白菜が傷みはじめのサイン。生で食べるのは控えておこう。

ここでは実際に、白菜を生で美味しく食べられる料理を紹介しよう。マヨネーズやツナなど、家にあるもので簡単にアレンジできるのでおすすめだ。

白菜を生で食べるなら、ツナマヨサラダやチョレギサラダがおすすめだ。1/8程度の細切りにした白菜を塩小さじ1/2で塩もみし、10分ほど置いてなじませる。出てきた水分をしっかり絞り、油を切ったツナ缶1缶と大さじ2のマヨネーズで混ぜるだけの簡単レシピ。子どもにも人気の味付けだ。

生の白菜を韓国風に食べるならチョレギサラダがおすすめ。作り方は簡単で、2枚の細切りにした白菜に、1/2程度のちぎった焼きのりと塩小さじ1/3、鶏がらスープの素小さじ1/2、ごま油小さじ2、白ごま小さじ1を混ぜるだけで完成だ。ごま油の風味が食欲をそそるだろう。

もっとシンプルに白菜を生食する場合は、塩もみだけで食べてもいいだろう。1/4程度の細切りにした白菜をジッパー付きポリ袋にいれ、大さじ1の塩を加えるだけ。袋の上からしっかりもんで塩を全体に行き渡らせよう。そのまま浅漬けとして食べたり、炒め物に入れたりしても美味しく味わえるだろう。

冷水にさらした白菜に、オーロラソースをかけるだけの調理法もおすすめだ。簡単に一品でき、立派な副菜となるだろう。

白菜は、加熱しても生でも美味しく食べられる野菜だ。保存性にも優れているため、1玉購入しても工夫次第で問題なく使いきれるだろう。生で食べるなら、サラダがおすすめ。白菜の優しい食感と甘みを感じられる。塩もみしただけの白菜や、ツナマヨサラダ、チョレギサラダなど、種類を変えて楽しもう。加熱調理しかしたことがない、という方にはぜひ生で味わう白菜を試してほしい。

経歴：女子栄養大学栄養学部を卒業後、管理栄養士、健康運動指導士資格を取得。企業給食管理、食品メーカーでの商品開発、医療機関での栄養指導、健保組合での特定保健指導などを経験。その後、食文化や料理技術を学ぶためイタリアにて1年間料理留学を経験し、2012年より在住。これまでの経験を活かし、現在はオンラインでの特定保健指導や食・栄養関係の記事監修などを行う。