目次
- もやしを袋から出す
- 容器の中に入れて全体が浸るくらいの水を加えておく
- このまま冷蔵庫に入れる
- 沸騰した湯にもやしを入れる
- 10秒ほど加熱したら火を止める(大豆もやしのように歯ごたえがあるものは、1分ほど茹でる)
- もやしをザルにあげて水気をよく切る
- キッチンペーパーでもやしの水気を除く
- 保存袋に入れて冷蔵する
- もやしを袋から出してよく洗う
- もやしの水気を切る
- もやしを保存用の袋に入れ、冷凍庫に入れる
1. もやしが長持ち!冷蔵保存の方法と保存期間

もやしは鮮度が落ちると栄養や風味が劣化するため、早めに食べるのがなによりも望ましい。(※1)すぐに食べない場合には、なるべく美味しく保存できるよう工夫する必要がある。その方法を見てみよう。
もやしを水に浸けて保存
もやしは冷蔵保存が基本である。しかしより長くその風味を保たせたい場合には、水に浸けておくという方法がある。
水は毎日変えるようにしよう。ただし、もやしに含まれるビタミンCは、水溶性である。(※2、3)なるべく早く食べるに越したことはない。
袋に爪楊枝で穴をあけて保存
もやしは袋に入れられて販売されているのが通常である。袋につまようじなどで穴をあけ、保存してみよう。通気がよくなることで、もやしが傷みにくくなるというメリットがある。(※4)この場合は、もやしは3日以内に消費するのが基本である。
もやしを茹でて保存
時短のために、茹でたもやしを保存したい場合はどうするのか。保存のためにもやしを茹でる場合は、こちらを参考にしてほしい。
茹でたもやしも、早めに食べることを心がけてほしい。
2. もやしは冷凍OK!保存法と保存期間

もやしをすぐに消費する予定がない場合は、冷凍保存するのがおすすめである。もやしを冷凍すると聞いてもイメージがわきにくいが、実際にどのような方法をとると美味しさをキープできるのだろうか。もやしの冷凍保存方法について説明する。
もやしの冷凍方法
冷凍したもやしはシャキシャキとした食感が多少失われるものの、味が染みこみやすくなるというメリットがある。(※5)スープや炒めものにするのであれば、冷凍したもやしでも大いに活用できるのである。もやしを冷凍する場合の手順はこちらである。
洗う必要がないもやしの場合も、洗ってほぐすことで美味しさを保てることを覚えておこう。(※5)この方法で2週間ほど保存が可能になる。
冷凍もやしの解凍方法
冷凍したもやしはどのように解凍するのか。もやしは解凍してしまうと水っぽくなるため、解凍せずにそのまま調理するのがベターである。調理前にもんでおくと、もやしがほぐれて調理しやすくなる。
もやしは袋ごと冷凍しても大丈夫?
もやしは袋のまま冷凍することもできる。ただし使いかけのもやしは、洗って水気を切り、保存用の袋に入れて冷凍したほうが、より美味しく食べることができる。洗って冷凍する場合には、密封された状態であること、空気をよく抜くことが美味しさを保持するコツである。
3. 作り置きで便利!もやしのおすすめ常備食

もやしの料理は作り置きにしておくと、副菜やお弁当のおかずとして活躍してくれる。たとえばごま油の香りが食欲をそそるナムルは、お弁当のおかずやおつまみにも向いている。にんじんやピーマンを加えることで、彩りの面でも満足度が高い。
酸味をきかせた和え物ならば豚肉やしそ、きゅうりやハムなど、冷蔵庫にある食材とともに作ることができるレパートリーが多い。変わったところでは、生姜とともに甘辛く煮て佃煮にするという方法もある。作り置きのこうしたもやしのおかずも、冷蔵や冷凍で保存し、早めに消費することを心がけよう。
結論
もやしは通年で手に入る野菜であり、食卓に登場することが多い。デリケートなもやしは、正しく保存して美味しく食べたい。冷蔵の場合は、袋に穴をあけたり水に浸けたりすることで、美味しさを維持できる。長期の保存ならば冷凍がおすすめである。もやしの冷凍は決して難しくないうえ、調理の際に味が染みやすいという長所もある。状況に合わせた保存方法を会得してほしい。
(参考文献)
※1.北越後農業協同組合「節約野菜の王様「もやし」 ベジタブルライフ【JAコラム】」
※2.文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)野菜類/(もやし類)/りょくとうもやし/生」
※4.:富士食品工業株式会社「もやしキッチン」
※5.株式会社ニチレイ「「もやし」って冷凍できたんだ! 正しい保存法とアレンジレシピ」
監修管理栄養士:渡邉里英
経歴:大学で栄養学を学び、大学院卒業後、医学関連出版社に就職。管理栄養士としての知識と医学雑誌の編集経験をもとに、オリひと食料理記事の監修に至る。