目次
1. 白菜カレー

さまざまな料理で活躍する白菜は、カレーの具材としても相性バツグン。水分量の多い野菜はカレーと合わないとされているが、白菜の芯には甘みが多く詰まっているため相性がとてもよいのだ。野菜の水分だけで作る白菜カレーは旨みとコクがぐっと引き立ち、白菜のとろとろした食感がやみつきになる一品である。白菜カレーを無水で作る方法を紹介しよう。
とろける旨み
まず、フライパンにオリーブオイルを入れて熱し、にんにくと生姜を弱火で炒める。ひき肉とみじん切りにした玉ねぎを加え、全体に火が通るまで炒めよう。火が通ったら1.5cm幅ほどに切った白菜とトマトジュースを入れ、弱火で15~20分ほど煮込む。いったん火を止め、細かく刻んだカレールーを入れてさらに弱火で煮込めば完成。無水の方法で作ると、より野菜の旨みが感じられるのでおすすめだ。トマトジュースの代わりに水を使って作る場合は、白菜の水分を確認し調節しながら水を加えていこう。また、白菜カレーはひき肉だけでなく、豚バラ肉を使用しても美味しく食べられるので、好みによって変えてもOKだ。
2. 白菜のカレー炒め

白菜はカレー炒めにしても相性がよく、ごはんのおともにぴったりだ。さっと簡単に作れるのでもう一品作りたいときにおすすめしたい料理である。白菜のカレー炒めの作り方を紹介しよう。
ごはんがすすむ一品
まず、フライパンで油を熱し、みじん切りにした玉ねぎと豚のひき肉を炒める。火が通ったら白菜を加え、鶏ガラスープの素・砂糖・みりん・酒・オイスターソース・カレー粉で味付けし、すりおろしにんにくを入れて中火で蒸し煮していく。白菜の水分が出てきたら水溶き片栗粉を入れてとろみを付け、1分ほど煮たら完成だ。旨みが詰まったウインナーや厚揚げなどの具材をプラスすると、さらに深い味わいを楽しめるのでさまざまなアレンジを試してほしい。
3. カレーと白菜の蒸し料理

冬に旬を迎える白菜は蒸し料理にも最適。カレーと白菜の蒸し料理は実に簡単で、スープのような汁気もあるため寒い冬におすすめだ。具材にタラを使用した作り方を紹介していこう。
バリエを増やして大量消費
まず、タラを酒にからめて数分置いたら水気を拭きとる。フライパンに水・洋風スープの素・カレー粉・砂糖・塩・にんにくを入れ煮立たせる。次に白菜の軸とにんじんを入れ5分ほど煮たら、片栗粉を薄くまぶしたタラと白菜の葉の部分を入れ、さらに3分ほど煮よう。仕上げにバターを加えて完成だ。あっさりした白菜とタラに、カレーのスパイシーさとバターのコクが相まってついつい食べたくなる一品に仕上がる。また、タラの代わりに牡蠣を使うレシピもおすすめだ。
4. カレーと白菜のうま煮

白菜とカレーは中華風にしても美味しく食べられる。中華料理に欠かせない干し椎茸やうずら卵を加えた白菜とカレーのうま煮の作り方を紹介しよう。
中華風の料理とも相性がよい
まず、調理前日に干し椎茸を水に浸け、一晩冷蔵庫で戻そう。戻した椎茸の軸を取りのぞき、薄いそぎ切りにしておく。中華鍋に油を入れ熱し、塩・こしょう・酒・片栗粉をまぶした豚肉を入れて炒める。火が通ったら白菜の軸・椎茸を加えて炒め、油がまわったら水を加え中火で10分ほど煮よう。煮立ったらカレー粉・オイスターソース・醤油・砂糖で味付けし、白菜の葉とうずら卵の水煮を加えて5分ほど煮る。最後に水溶き片栗粉を加えてとろみが出たら完成だ。干し椎茸が持つ旨みは味に奥深さを与えてくれるので、ぜひ取り入れたい具材である。
結論
カレーの味と白菜は相性バツグンでさまざまなアレンジができる。カレーのスパイシーさと白菜の甘みが相まってクセになる味わいを楽しめるのだ。白菜の消費に迷っている方は、ここで紹介したレシピをぜひ試してほしい。やみつきになる美味しさに虜になること間違いないだろう。
監修管理栄養士:黒沼祐美
経歴:女子栄養大学栄養学部を卒業後、管理栄養士、健康運動指導士資格を取得。企業給食管理、食品メーカーでの商品開発、医療機関での栄養指導、健保組合での特定保健指導などを経験。その後、食文化や料理技術を学ぶためイタリアにて1年間料理留学を経験し、2012年より在住。これまでの経験を活かし、現在はオンラインでの特定保健指導や食・栄養関係の記事監修などを行う。