目次
- 包丁の背の部分を、かまぼこと板の間にあてがう
- かまぼこの胴体部分は手で押さえて、板とかまぼこの間に刃を入れていく
- よく研いだ包丁でかまぼこに刃を入れる
- 一気に手前に引くようにして切る
- かまぼこは、そのときに食べる分だけ切る
- かまぼことセットになっている板は防腐効果や、かまぼこの水分の調節に優れているため、食べきれないかまぼこは板に付けたまま保存する。
1. かまぼこを簡単キレイに板から外す裏ワザ

かまぼこをそのまま食べたり料理に使ったりする際、板から上手に外せなくて困ったことがある方も多いのではないだろうか。そこで、きれいにかまぼこを板から外す裏技を紹介する。かまぼこを板から外す場合には、包丁の背を使うのである。
こうすることでキレイにかまぼこと板がはがれるのである。
2. かまぼこが美味しくなる切り方の裏ワザ

気軽に手に入るかまぼは、切り方を意識するだけで、より美味しく食べられるのだ。かまぼこが美味しくなる切り方を見てみよう。
12mmの厚さに切る
かまぼこの大手企業鈴廣によれば、かまぼこの食感を最も堪能できるのが、12mmの厚さに切ったときだという。(※1)ミリ単位となると切るのが難しいと思われるかもしれないが、通常のかまぼこの長さは12cmである。つまり、10分の1にカットすればベストの厚さ12mmに切ることができる。ぜひ試してみてほしい。
切れ味のよい包丁を使う
いわずもがなのことであるが、かまぼこを切る際には切れ味のよいものを使い、身が崩れないようにしよう。かまぼこのなめらかな肌理を損なわずに切るためには、片刃の薄い包丁がおすすめである。
かまぼこの味に加え、見た目や食感も十分に楽しんでほしい。
3. かまぼこの美味しさが長持ちする保存の裏ワザ

魚のすり身を原料とするかまぼこは、たんぱく質の量が多く消化がよい食材である。(※2)デメリットは傷みやすい点にある。(※2)かまぼこの美味しさを維持して保存するにはどんな裏技があるのだろうか。コツは以下にまとめる。
かまぼこは水分が多い食材であるため、冷凍するとその部分が凍ってしまい、解凍後に元の食感が戻ることは難しいという。(※1)家庭での冷凍保存は避けるのがベターである。
4. かまぼこの板わさがオシャレに変身する裏ワザ

かまぼことわさびを組み合わせて食べる板わさは、おつまみとしてこたえられない美味しさである。わさびを加えるだけでも十分に美味しい板わさだが、さらにオシャレに洗練された一品として楽しむための裏技を紹介する。
・アボカドを加えてクリーミーな味わいを楽しむ
寿司ネタとしてはおなじみとなったアボカド、もちろんわさびとかまぼことの相性も抜群のうえ、見た目もよくなる。
・チーズを加えて前菜風に
板わさというと和のイメージがあるが、チーズを乗せるとパーティーの前菜としてもイケる。プロセスチーズでもよし、クリームチーズとわさびのパテで楽しむのも一興だ。
・明太子とマヨネーズでさらにインパクトを
わさびだけではなく、明太子の辛味も加えて板わさを楽しんでみよう。まろやかさを演出するには、明太マヨにすると食べやすい。
結論
普段何気なく口にしているかまぼこは、日本人が生み出した和の食材である。かまぼことセットになっているあの板も、日本の気候を考慮した工夫のひとつなのである。板とかまぼこを上手にはがしたり、かまぼこをさらに美味しく食べるための裏技はたくさん存在する。今日からでも実践して、かまぼこを美味しく食べてほしい。
(参考文献)
※1.鈴廣かまぼこ株式会社「かまぼこがぐっとおいしくなる!かまぼこの切り方 5つの包丁技とは」
※2.小学館日本大百科全書
https://japanknowledge.com/contents/nipponica/
監修管理栄養士:黒沼祐美
経歴:女子栄養大学栄養学部を卒業後、管理栄養士、健康運動指導士資格を取得。企業給食管理、食品メーカーでの商品開発、医療機関での栄養指導、健保組合での特定保健指導などを経験。その後、食文化や料理技術を学ぶためイタリアにて1年間料理留学を経験し、2012年より在住。これまでの経験を活かし、現在はオンラインでの特定保健指導や食・栄養関係の記事監修などを行う。