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黒蜜をかけたわらび餅

わらび餅の原料は何?スーパーの安いわらび餅の正体も紹介

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2023年1月26日

モチっとしてプルプル食感のわらび餅はスーパーやコンビニでも購入できる手軽な和菓子として人気だ。そんなわらび餅は何から作られているのだろうか?この記事では、和菓子店などで販売している本格的なわらび餅とスーパーなどで買える安いわらび餅の原料の違いについて紹介していく。

  

1. わらび餅の原料は「本わらび粉」

たくさんのわらび粉
和菓子店などで見かける本格的なわらび餅には、本わらび粉が使われている場合が多い。本わらび粉とは何なのだろうか?

本わらび粉とは

本わらび粉とは、わらびの根から取れるでんぷん粉のことだ。本わらび粉は、地下にうまっているわらびを掘り起こし、臼で粉砕し水を加えてでんぷんを数回洗い出して作る。そして、本わらび粉は10kgほどのわらびの根からわずか70gほどしか取れない貴重なものだ。

本わらび粉で作ったわらび餅の特徴

本わらび粉で作ったわらび餅は、スーパーなどで見かけるような白っぽい色ではなく、こんにゃくのようなねずみ色をしている。また、本わらび粉を使ったわらび餅は上品な甘さで弾力があり、口の中で噛むことで溶けてなくなるのが特徴だ。

本わらび粉の値段

本わらび粉は、取れる量が少ない分とても貴重だ。さらにわらびを何度も洗う作業は冬に行い、完成までには半月近くかかる。このように手間が掛かる分、本わらび粉の値段は高く、100gで1500円以上するともいわれている。

2. スーパーなどの安いわらび餅の原料って何?

お皿に盛られたわらび餅
スーパーやコンビニなどで手軽に購入できるわらび餅は、値段も安い。そんなわらび餅には、少々の本わらび粉にさつまいも・じゃがいものでんぷん粉を混ぜたものや、キャッサバという植物からできたタピオカでん粉などが使われているのだ。このように原料を変えることで、安くわらび餅を販売している。

3. わらび餅の原料のカロリーや栄養

きな粉をまぶしたわらび餅
最後に、わらび餅の原料となるわらび粉のカロリーや含まれる栄養素について触れていこう。
  • わらび粉のカロリー 100gあたり332kcal(※1)
わらび粉に含まれている栄養は、炭水化物やナトリウム、脂質、たんぱく質などだ。そのほとんどが炭水化物で、そのほかはごくわずかである。(※1)わらび餅の原料は商品によって異なるので、その分カロリーや栄養も異なるだろう。また、わらび餅に黒蜜やきな粉をかけることで、カロリーも変わってくる。

結論

スーパーやコンビニなどで手頃な値段で買えるわらび餅は、本わらび粉ではなく、さつまいもやじゃがいもなどのでんぷん粉を使ったものだ。本わらび粉を使ったわらび餅は、イメージするような白ではなく黒っぽい色をしている。さらに本わらび粉は作るのに手間がかかる分、値段も高く貴重だ。わらび餅の原料の違いを知れば、本わらび餅と普段食べているわらび餅の違いを理解することができるだろう。
(参考文献)
※1 Eatreat株式会社 ワラビ粉の栄養素・カロリー | Eatreat
"

監修管理栄養士:渡邉里英

経歴:大学で栄養学を学び、大学院卒業後、医学関連出版社に就職。管理栄養士としての知識と医学雑誌の編集経験をもとに、オリひと食料理記事の監修に至る。

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  • 更新日:

    2023年1月26日

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