1. チャーハンの味付けとプロの味
チャーハンをプロの味に近づけるコツのひとつめは、使う調味料だ。プロの味に近づけるための秘策は味付けにあるのだろうか?詳しく見ていこう。
使う調味料
基本の味付けは、塩胡椒と醤油だけ。これだけでも十分に美味しいチャーハンを作ることができる。ポイントは醤油は最後、風味付けとして活用すること。仕上げに鍋肌から加えて少し焦がした風味を出すとぐっとプロっぽい味わいになる。
より簡単に、濃厚なチャーハンを作りたい場合は、鶏ガラスープの素やペースト状の中華調味料、オイスターソース、旨み調味料などを加えて奥行きを出すといい。加えるだけで一発でプロっぽい味わいになる。
変わり種としてご紹介するのはマヨネーズ。マヨネーズを油代わりに活用するとまろやかな味わいになる。いわゆるチャーハンとは少し異なるが、ウスターソースを少し加えて焦がしソースにしてもいいだろう。
2. チャーハンの味付けとプロの具材
次はチャーハンに加える具材についてリサーチ。どんな具材がプロっぽい味わいへの近道なのか、チェックしていこう。
おすすめの具材
ごはん以外に必ず入れたいのが卵、ネギだ。これで卵とネギのチャーハンが完成する。よりプロっぽい味わいに近づけたい人は、チャーシュー、エビを加えるといい。チャーシューがなければ、ハムやソーセージなどでも代用が可能だ。もちろんエビはなくても構わない。
3. チャーハンの味付けとプロの作り方
最後にお届けするのは、チャーハンの作り方。「強火であおる」その常識を覆す、よりプロの味に近づけるための作り方をレクチャーしていこう。
フライパンで上手に作る方法
チャーハンというとどうしても強火で一気にあおりながら炒めるという印象が強い。しかし、これは火力の強い中華料理店だからこその作り方だ。実はあおっているのは、焦げ防止のためだという。火力が強いがゆえの対策なのだ。
家庭のコンロはそれほど火力が強くないので、あおる必要はない。むしろ温度が下がるのであおらないほうがいいらしい。さらにチャーハンというと一気に仕上げるイメージだが、こちらも家庭のコンロの場合は最大火力でもたかがしれているのであまり気負わず、ゆっくりと水分を飛ばしてパラパラに仕上げる方法でOKだ。
また、ごはんは温かいものを用意すること。ない場合は水洗いするとパラパラとした食感になりやすい。よく熱したフライパンに油を加えることも重要だ。油の代わりにマヨネーズを使ってもいいだろう。
結論
簡単なように見えて奥が深いチャーハン。プロの味に近づけるには適切な調味料と具材を使用し、焦らずしっかりと水分を飛ばして作ることが大切だ。一度に大量に作る場合は、表面積の大きいホットプレートなどを準備するとよりパラパラになりやすい。口の中でぱらっとほぐれる町中華のチャーハンを目指して、修行をしてみるのも悪くないかも!?
監修管理栄養士:児玉智絢
経歴:女子栄養大学栄養学部を卒業後、管理栄養士免許を取得。食品メーカーの商品開発などを経験後、フリーランスとして栄養・健康分野の記事監修を中心に活動中。