目次
1. レトルトカレーに「調味料」をちょい足し!

手軽に食べられるレトルトカレーも、家にある調味料をかけるだけで、グレードアップした美味しさを感じられる。手軽さが売りの「調味料ちょい足し」、ぜひ試してみてほしい。
ウスターソース・とんかつソース
ウスターソースやとんかつソースがカレーに合うのは、ある意味、当然の結果かもしれない。というのは、ウスターソースやとんかつソースには、様々な香辛料や調味料が含まれているからだ。ほんの少しかけるだけで、それぞれに入っている香辛料や調味料が生きて、レトルトカレーが美味しくなる。
醤油
レトルトカレーに醤油をかけると、カレーのコクがぐんと増すという。実はカレーにかける調味料は、何もかけない派、ソース派、醤油派と大きく3つにわけられるくらい、醤油はカレーにかける調味料としてなじみがある。なんとカレーにかけるために、専門の醤油まで開発されているぐらいなのだ。
マヨネーズ
レトルトカレーにマヨネーズをかけると、カレー全体の味がまろやかで、クリーミーな味になる。実は、マヨネーズカレーは、老舗カレー専門店である「ココ壱番屋」でも食べることができる裏メニューだ。通常通りカレーを頼んだときに、マヨネーズを一緒に注文すればよいのだそう。マヨネーズは無料で注文できるので、お願いしてみる価値はあるだろう。
ケチャップ
実はケチャップは、カレーの隠し味として使われていることも多いようだ。ケチャップをカレーに加えることによって、酸味と甘みを加えることができる。なお、カレーとケチャップを組み合わせた商品「カレーケチャップ」はフライドポテトやナゲットにつけるソースとして人気があるそうだ。
七味唐辛子
昨今の「激辛ブーム」も相まって人気になっているレトルトカレーのちょい足し調味料が「七味唐辛子」だ。七味唐辛子に入っている「ごま」の香りがよく立ち、和風テイストになるようだ。七味唐辛子に含まれている唐辛子ではなく、ごまがカレーの味を変えるのは、意外性がある。なお、同じ辛味調味料でいうと、ラー油やコチュジャンなどもレトルトカレーに合うということで、人気を博している。
めんつゆ
レトルトカレーにめんつゆを入れると、一気に和風カレーに早変わりする。あっさりとしたカレーを楽しむことができる。なおレトルトカレーに、めんつゆを入れるときは、合わせてねぎやお揚げなどを入れると、美味しくまとまる。カレーうどんを作るときの時短レシピとしてもめんつゆは使えるので、覚えておいて損はないだろう。
バター
インドのカレー専門店で「バターチキンカレー」というレシピを見たことがある方は多いのではないだろうか。よって「カレーにバター」と聞いても、あまり意外性がないかもしれない。そもそもカレーとバターは相性がいいのである。
レトルトカレーにバターを入れることで、コクが生まれ、風味もよくなる。バターはカレーの熱で溶けるので、完成したレトルトカレーにのせるだけでよい。ただし入れすぎると、脂っこくなってしまうので、注意が必要だ。
味噌
味噌には塩分が含まれているため、レトルトカレーに入れることで味を整えてくれる働きがあるという。しかし味噌は硬いので、レトルトカレーと混ぜるとなると、なかなか溶けにくいという難点が。レトルトカレーに味噌を入れるときは、鍋にレトルトカレーと赤ワインを入れて、味噌を溶かしやすくするとよいだろう。
なお愛知県では、「八丁味噌」が入ったカレーが人気を博しているという。カレーも八丁味噌も濃い味なので、ご飯が進むこと間違いなしである。
2. レトルトカレーに家にある「具材」をちょい足し!

手軽に食べられるレトルトカレーだが、具材が小さかったり、少なかったりして物足りなさを感じるときがあるかもしれない。そんなときにおすすめなのが、「ちょい足し具材」。淹れにある具材で、レトルトカレーが少し豪華になるので、ぜひ試してみてほしい。
チーズ
カレーのスパイシーな味とチーズのまろやかな味は、意外とマッチする。レトルトカレーにチーズをちょい足しするときは、いい感じに溶かすことが理想的である。溶けすぎてもカレーになじんでチーズが消えてしまうが、溶けなさすぎるのもよくない。
上手なチーズの溶かし方としては、お皿にご飯を盛り、カレールウを注ぐ部分に、チーズをのせておき、上からカレーをかけるという方法だ。これだとルウの熱でいい具合にチーズが溶けてくれる。
納豆
納豆オムレツ、納豆トーストなど意外といろんな食品にマッチする「納豆」。実はカレーにのせても美味しい。実際に食べた人の感想としては、納豆のとろっとした食感がカレーに合う、カレーが納豆の臭みを消してくれるといった声がある。
レトルトカレーに納豆をちょい足しして食べるときは、カレールウと納豆を完全に混ぜてしまうのではなく、ルウの端っこに納豆をのせて少しずつ混ぜながら食べるのが美味しい。なお、ココ壱番屋でも納豆カレーはトッピングの定番となっているほど、人気がある。
にんにく
「カレーににんにく」は意外性を突いたちょい足しメニューだと思われがちだが、カレーにさまざまな香辛料が入っていることを考えると、にんにくがカレーの隠し味として優れていることは、理解がしやすいだろう。
にんにくをカレーに入れることでカレーにコクが出て、パンチがの効いた味になる。レトルトカレーに入れるときは、便利なチューブタイプを使用するか、にんにくをスライスして油で軽く揚げ焼きしたものを用意しよう。
コーヒー
カレーの隠し味として、チョコレートを入れるという話を聞いたことがある人は多いだろうが、コーヒーになると聞いたことがない人が多くなるのではないだろうか。実は、カレーにコーヒーを入れると、作った翌日のようなコクが生まれるという。さらにコーヒーのほろ苦さが加わって、深みのあるカレーになる。
レトルトカレーにコーヒーをちょい足ししたいときは、インスタントコーヒーをカレーの上にのせるだけでよい。余裕のある人は、インスタントコーヒーを少量のお湯で溶かして、コーヒー液をソースのようにかける方法でも、美味しくなるのでぜひ試してほしい。
卵
「カレーに卵」といえば、カレー好きの間では、もやはひとつの常識になっているようだ。人気カレー店でも、卵がのっているカレーをよくみかける。
レトルトカレーに卵を入れると、カレーの辛さが少しおさえられて、まろやかな味になる。生卵、ゆで卵、温泉卵、目玉焼きなど卵の調理法の違いにより、さまざまな味を楽しめるのも卵の魅力といえる。卵とご飯をあらかじめ炒めて、カレーをかける「チャーハン」のようなカレー+卵の楽しみ方もあり、これは目新しさを感じる人が多い「ちょい足し」かもしれない。
マーマレードジャム
マーマレードジャムは、こちらの章のなかでも驚きのちょい足しメニューかもしれない。しかしインドカレーにチャツネを調味料として入れることを考えれば、カレーを美味しくするために「甘い味・フルーツの味」が効果的な味であることも理解できる。
マーマレードジャムを入れると、少し酸味の効いたカレーになる。チキンカレーとの相性がよいので試してみてほしい。しかし、ジャムは入れすぎると、取り返しのつかないことになるので、味見をしながら加減して入れていこう。
3. ちょい足しのコンボ!レトルトカレーのアレンジレシピ

ここからは、レトルトカレーにいくつかの調味料や食材をちょい足しすることで、作れるアレンジレシピを紹介する。
麻婆風カレー
最近ひそかな注目を集めているのが「中華カレー」。今回は、麻婆風カレーを1分で作れるレシピを紹介しよう。
材料は、レトルトカレー、豆腐、醤油、ごま油、ラー油とご飯。作り方は、すべての材料をフライパンに入れて、混ぜ合わせながら温めるだけ。
カレーカルボナーラ
レトルトカレーを使ってボリュームのあるランチを作りたい人におすすめなのが「カレーカルボナーラ」だ。
材料は、レトルトカレー、パスタ、にんにくチューブ、牛乳、粉チーズ、コーヒーフレッシュ、卵黄。まずは、フライパンにレトルトカレー、にんにく、牛乳を入れて温める。粉チーズとコーヒーフレッシュを加えて、さらに過熱してゆであがったパスタにからめて、器に盛る。お好みで黒コショウをかけても、よいだろう。
焼きカレー
焼きカレーは、北九州市門司港のご当地グルメ。卵やチーズ、マヨネーズなどカレーとの相性がよいちょい足し具材をふんだんに使った焼きカレーを手軽に作ってみよう。
材料は、レトルトカレー、ご飯、卵、ピザ用チーズ、パン粉、マヨネーズ、乾燥パセリ。耐熱ボウルにレトルトカレーを入れて、電子レンジで温める。耐熱皿に、ご飯を敷き詰めて、温めたカレーをかけて、中央にくぼみを作る。くぼみにマヨネーズ、卵、チーズを入れてパン粉をふりかける。オーブントースターで卵が半熟に固まるまで、5分ほど焼き、仕上げに乾燥パセリをかけたら、できあがりだ。
結論
家によくある調味料や具材で、レトルトカレーとの相性がよいものを紹介した。隠し味としてすでに知っているものもあれば、聞いたことない具材や「カレーと合うの?」と思うものもあったのではないのだろうか。レトルトカレーにお好みのちょい足しをすることで、オリジナルのカレーを楽しんでみてはいかがだろうか。
監修管理栄養士:藤井千晃
経歴:リクルート営業経験後、300本を超える栄養関連の記事の執筆・監修経験を持つ。温活・ダイエット・メンタルケア分野を得意とする。