目次
- 1. 目玉焼きをキレイに作る裏技1:ザルを使う
- 2. 目玉焼きをキレイに作る裏技2:フライパンに塩をふる
- 3. 目玉焼きをキレイに作る裏技3:卵をそっと入れる
- 4. 目玉焼きをキレイに作る裏技4:水を入れずに弱火で焼く
- 5. 目玉焼きをキレイに作る裏技5:黄身と白身を別に焼く
1. 目玉焼きをキレイに作る裏技1:ザルを使う

ザルや茶こしをボウルなどに重ね、卵を割って落としたら水分が下に落ちるのを待とう。しばらくすると、ザルの中には弾力のある卵白と黄身だけが残っているはずだ。実は卵白は、弾力のある濃厚卵白と、粘度のゆるい水溶性卵白でできている。卵白の余分な水分を落としてザルに残った卵を焼くことで、フライパンのうえで卵が広がるのを防ぎ、簡単にキレイな形の目玉焼きを作れるというわけだ。なお、ボウルに溜まったほうの卵白は、スープなどほかの料理に使うといいだろう。
2. 目玉焼きをキレイに作る裏技2:フライパンに塩をふる

目玉焼きをキレイに作るなら、味付けする際に塩を卵のうえからふりかけてはいけない。加熱中の目玉焼きに塩をふると、黄身の部分にかかった塩が白い斑点となってでき栄えが悪くなるからだ。そこで、フライパンに油をひいたら先に塩をふってから卵を焼こう。この裏技は見た目がキレイになるだけでなく、塩がしみ込み味が均一になるのでより美味しく食べることができる。
3. 目玉焼きをキレイに作る裏技3:卵をそっと入れる

卵をフライパンに直接割ると、黄身が破れたり、殻が混ざったりする場合がある。残念な仕上がりを防ぐために、先に皿などに卵を割ってから目玉焼きを作ろう。殻が混ざってないか確認したら、黄身に注意しながらフライパンにやさしく流し入れる。実は、この裏技にはもうひとつメリットがある。黄身の持つ「卵黄球」という細胞は繊細で、衝撃を与えるとぼそぼそした食感になってしまう。卵を低い位置からフライパンに入れることで、ふっくらとした黄身の目玉焼きに仕上がるのだ。
4. 目玉焼きをキレイに作る裏技4:水を入れずに弱火で焼く

目玉焼きのレシピには水を入れてふたをする蒸し焼きの方法があるが、卵の黄身が白っぽく膜を張り見た目が悪くなりやすい。水を入れずに弱火でじっくり焼くことで、黄身はキレイな色のまま濃厚な食感になるだろう。ほかにも水っぽい目玉焼きになったり、水の蒸発とともに白身が焦げたりするといった失敗を回避できる。とくに、目玉焼きをハンバーグや焼きそばなどの料理にトッピングとして使う際は活用したい裏技だ。
5. 目玉焼きをキレイに作る裏技5:黄身と白身を別に焼く

絵に描いたような、黄身が真ん中にある目玉焼きに憧れたことはないだろうか。しかし、普通の方法では目玉焼きの黄身が中心になるように焼くのは難しい。だがこの裏技を使えば目玉焼きの黄身を確実に真ん中に、キレイに作ることができるだろう。
白身を先に焼く方法
卵の黄身と白身をそれぞれ皿などに分ける。油をひいて中火で熱したフライパンに白身だけ先に入れよう。白身に軽く火が通ったら弱火にし、黄身をそっと真ん中になるよう落とす。そのまま焼けば黄身が真ん中にある目玉焼きのできあがりだ。この裏技を応用して、金属製やシリコン製の丸い型を使えば白身もまん丸に焼ける。型にはさまざまな種類が市販されているので、黄身を中心にしたハート形や星形の目玉焼きにしても楽しいだろう。
黄身を先に焼く方法
卵を皿に割ったら黄身を崩さないよう慎重にスプーンですくい出す。油をひいたフライパンの中心に黄身をそっとのせ、好みのかたさまで焼こう。黄身のまわりに白身を流し入れ、火を通せば完成だ。黄身を先に焼くことで余分な水分が飛んで、濃厚な味わいに。このとき白身はかき混ぜて、サラサラの状態にしておくことがキレイに作るコツである。
結論
目玉焼きは簡単に調理ができ、普通に焼くだけでももちろん美味しい。だが、キレイに作るための裏技をひと手間加えるだけで、見た目や味にも差が出るだろう。裏技をいくつか組み合わせれば、よりキレイな見た目で美味しい目玉焼きになるはずだ。紹介した裏技は誰でも簡単に実践できる内容となっているので、料理が苦手な方もぜひ試してみてほしい。
監修管理栄養士:黒沼祐美
経歴:女子栄養大学栄養学部を卒業後、管理栄養士、健康運動指導士資格を取得。企業給食管理、食品メーカーでの商品開発、医療機関での栄養指導、健保組合での特定保健指導などを経験。その後、食文化や料理技術を学ぶためイタリアにて1年間料理留学を経験し、2012年より在住。これまでの経験を活かし、現在はオンラインでの特定保健指導や食・栄養関係の記事監修などを行う。