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2匹の生うなぎ

鰻の毒に注意!特徴や症状と完全に取り除く方法を解説

投稿者:ライター 徳田藍子(とくだあいこ)

監修者:管理栄養士 児玉智絢(こだまちひろ)

鉛筆アイコン 2023年2月18日

蒲焼きにして食べられることが多い鰻は、スタミナがつく食材としても人気だ。そんな鰻は実は毒を持っているのを知っているだろうか?この記事では、鰻の毒の特徴や症状について紹介する。鰻の毒は取り除くことが可能なので、その方法もチェックしてみよう。

  

1. 鰻には毒がある

浅瀬にいるウナギ
鰻に毒があることはあまり知られていない。実際に鰻のどの部分に毒があるのか紹介しよう。

有毒種に分類される

鰻はウナギ目ウナギ科に分類され、ウツボやマアナゴとともに有毒種に分類されている。鰻は血や表面のぬめりに毒があるのが特徴で、それらに触れることで中毒症状を起こす恐れがあるのだ。

2. 鰻が持つ毒の正体

うなぎの目打ち
鰻の毒の成分にはある特徴がある。鰻の持つ毒の正体について詳しく見てみよう。

成分の特徴

鰻は血に毒があるのが特徴で、新鮮な血を大量に飲むことで中毒症状を引き起こしてしまう。さらに、鰻を覆っているぬめりにも毒性があるのだ。しかしどちらの毒もたんぱく質性なので、加熱によって毒性を消すことが可能である。

中毒症状

鰻の鮮血を大量に摂取してしまうと、下痢や嘔吐、呼吸困難、感覚異常などの中毒症状を引き起こしてしまう危険性がある。しかし実際の鰻による中毒量についてははっきりしておらず、普通に鰻を調理して食べる分には中毒症状を引き起こすことはあまりない。

3. 鰻の毒素を取り除く方法

鰻の蒲焼
鰻に含まれる毒素は簡単に取り除くことが可能だ。鰻の毒性を完全になくす方法を覚えておこう。

完全になくす方法

鰻の毒素はたんぱく質なので、加熱することで完全に毒性をなくすことができる。鰻の毒抜きとして、必ず60度以上で5分以上加熱することが大切だ。この作業を行うことで、鰻の毒素を気にせず食べることができるようになる。

調理時の注意点

鰻を自宅でさばいて調理する際は注意が必要だ。鰻の血液が目や口、傷口などに入ってしまうと炎症を起こしたり、目に入ると結膜炎などの症状を引き起こしたりすることがある。血液が体内に入ると大変危険なため、慣れていない方は自分でさばくのは控えよう。

結論

鰻が有毒種であることはあまり知られていないが、鰻の血やぬめりには有毒性分が含まれている。それらの有毒性分はたんぱく質性なので、60度以上で5分以上加熱することで無毒化させることができる。しかし鰻を調理する時に鰻の血が傷口などに入ってしまうと、炎症などを起こす危険性があるので、十分に注意してもらいたい。

監修管理栄養士:児玉智絢

経歴:女子栄養大学栄養学部を卒業後、管理栄養士免許を取得。食品メーカーの商品開発などを経験後、フリーランスとして栄養・健康分野の記事監修を中心に活動中。

監修医師:中澤 佑介先生

経歴:患者さんに近い立場で専門的医療を提供したいという想いから、泌尿器科クリニック(泌尿器科/内科)を開院。2023年5月 金沢駅前にメンズヘルスクリニックを開院予定。 【資格】金沢医科大学 医学博士、日本泌尿器科学会 泌尿器科専門医
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  • 更新日:

    2023年2月18日

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