目次
- ※1参照:Dole「バナナ習慣はじめませんか?」 https://www.dole.co.jp/special/banakatsu/
- ※2参照:海老原 清「レジスタントスターチの栄養・生理機能」 https://www.jstage.jst.go.jp/article/cookeryscience/47/1/47_49/_pdf
- ※3参照:日本油化学会誌「短鎖脂肪酸の生理活性」 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jos1996/46/10/46_10_1205/_pdf/-char/ja
1. 茎が緑のバナナがダイエットで注目される理由

まずは、茎が緑のバナナがダイエットで注目されている理由を紹介しよう。
腸内環境を整える
茎が緑のバナナには豊富なレジスタントスターチが含まれている。特に茎が緑のバナナには、レジスタントスターチといわれる成分が豊富に含まれているのだ。レジスタントスターチはハイパー食物繊維と呼ばれており、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方の働きをするのが特徴だ。(※1)RS-1やRS-2などの種類があり、RS-1は便量を増して腸を整える効果が期待できる。RS-2は腸内環境の改善のほか、血糖値の上昇抑制や脂質代謝の改善効果があるとされているのだ。(※2)このように、腸内環境を整えたり脂質代謝を改善させたりすることで、ダイエットへの効果も期待できる。
脂肪の取り込みを抑える
レジスタントスターチ(難消化性糖類)は大腸細菌のエネルギー源となり、短鎖脂肪酸を排出する働きがある。短鎖志望さんにはプロピオン酸や酢酸、酪酸などがあるが、これらには脂肪の取り込みを抑制する効果が期待できるのだ。(※3)これらの成分が、茎が緑のバナナがダイエットに向いていると言われる理由である。
2. 茎が緑のバナナでダイエットする方法

次に、茎が緑のバナナでダイエットをする方法を見ていこう。これからダイエットをしたいと考えている人は、ぜひ以下の内容も参考にしてほしい。
食前に食べる
茎が緑のバナナでダイエットをする方法はとても簡単で、食前にバナナを食べるだけである。バナナダイエットといえば朝バナナなどが有名だが、朝にバナナのみを食べるとお腹が空いてしまい、お昼を食べ過ぎてしまう傾向がある。そのため、3食をきちんと食べることをベースにして、その直前に茎が緑のバナナを取り入れる方法がおすすめだ。極端に食事の量を減らすと体調不良の原因となってしまう可能性があるため、食事はあくまでもバランスよく食べるようにしよう。3食をしっかりと食べるダイエット方法なので、栄養の偏りや食べ過ぎなどを防止できるのもメリットだ。ただし、食事を食べ過ぎたら意味がなくなってしまうので注意しよう。
3. 茎が緑のバナナをダイエット中に食べる量

最後に、茎が緑のバナナをダイエット中に食べる量を見ていこう。ただ食べれば言いわけではなく、適量を守ることが大切だ。
1日の本数
ダイエットには1日2本のバナナが良いとされているため、2本程度を目安に食べるようにするのがおすすめである。(※1)ただし、バナナは商品によってサイズ感が異なるので、大きめの場合には半分に分けるなどの工夫をしよう。毎食前にバナナを食べると3本になってしまうため、2本にする場合には朝昼など1日2食からチャレンジしてみてほしい。また、バナナを食べる分だけ炭水化物を減らすと、カロリーの摂りすぎなどを防げるだろう。バランスの良い食事を意識しながら、食前に茎が緑のバナナを食べるようにしてほしい。
結論
茎が緑のバナナはダイエットに適しているが、食べ過ぎれば意味がなくなってしまう。毎食前にバナナを食べるようにし、3食しっかりバランスよく食べることを意識してみよう。また、茎が緑のバナナだけに頼るのではなく、適度な運動を取り入れるなどして楽しくダイエットを継続してみよう。バナナダイエットに興味がある人は、ぜひ本記事を参考にチャレンジしてはいかがだろうか。
(参考文献)
監修医師:鈴木 幹啓先生
経歴:自治医科大学卒業後/三重県立総合医療センター/三重中央医療センター/三重病院/伊勢赤十字病院/紀南病院で勤務後、平成22年5月、新宮市に「すずきこどもクリニック」を開院。株式会社オンラインドクター.comのCEOも兼務