目次
- ※4出典:株式会社ニチレイフーズ「【しいたけの軸】活用レシピ。まとめて冷凍でだしやスープ、バター炒めにも」
1. しいたけの石づきは食べられる?

早速、しいたけの石づきが食べられるのかどうかを見ていこう。石づきの特徴なども併せて紹介するので、参考にしてみてほしい。
しいたけの石づきは食べられない
ドングリのなる木の原木を使用して育てられているしいたけだが、石づきがどこか質問されて、ひと言で説明できるだろうか。石づきとは、しいたけの軸の先だ。軸に比べて硬いという特徴をもち、基本的に調理時に包丁で切り落とすので、料理には使用しない。
しいたけの石づきを食べてしまったらどうなる?
このように、しいたけの石づきは基本的には食べない部分だ。しかし、しいたけの石づきからはよい出汁が取れるので、「捨ててしまうのはもったいない」と感じた場合は、石づきを利用して出汁をとってみてはいかがだろうか。
2. 石づきではなくしいたけの軸は食べられる

では、石づきではなく、しいたけの軸はどうだろうか。しいたけの軸は食べられるが、なかには捨てているという人もいるだろう。しいたけの軸には、旨みがある。もし軸を使わなかったら冷凍保存しておくとよい。しいたけの軸を活用する方法や保存方法を伝授しよう。
しいたけの軸は出汁とりにおすすめ
しいたけの軸は石づき同様、水で煮出せば旨みたっぷりの出汁がとれる。しいたけの軸を出汁に活用するのはおすすめだ。
しいたけの軸の保存方法
しいたけの軸は冷凍保存しておくと繊維が壊れて加熱調理するときに旨み成分が出やすい。かさと切り離したら、石づきを切って冷凍保存するのがおすすめだ。具体的な方法は、軸を冷凍用の保存袋に入れ、空気を抜いて冷凍室へ。保存期間の目安は約2か月だ。
丸ごと使いたいときは、解凍せず、そのまま鍋などに入れてOK。割くか潰すときは10分ほど常温におき、自然解凍して加熱調理すること。また、カットするときは、凍った状態で切ることができる。
3. しいたけの食べられる軸から石づきを取り除く方法

しいたけの食べられる軸からキレイに石づきを取り除く方法を紹介しよう。石づきの取り除き方は、先の黒くて硬い部分を包丁で切り落とせばOK。捨てる部分を最小限にしたいなら、手でかさを持ち、包丁で石づきを果物の皮をむくようにくるりと1周むけばよい。
最後に軸を使用する調理方法を紹介しよう。先程も少しご紹介したが、しいたけの軸は出汁はもちろん、潰したりスライスしたりして加熱調理するのもありだ。
しいたけの軸のバター炒め
しいたけの軸で主役級になるおかずが作れる。バター炒めの作り方は、しいたけの軸をスプーンの背で押し潰し、バターとしょうゆを加えてふんわりとラップをかけ、500Wの電子レンジで1分半ほど加熱するだけだ。
しいたけの軸の中華スープ
しいたけに含まれているビタミンDには、肌の健康を保つ効果が期待できる(※1、2)。またビタミンDは、カルシウムの吸収を助ける働きがあるので、カルシウムを多く含んでいる豆腐と合わせるのがおすすめ(※3、4)。中華出汁としいたけの軸、豆腐を合わせて作るスープは、やさしい味わいで美味しい。
しいたけの軸のチップス
食感がほどよく楽しめるしいたけの軸のチップスは、おやつとして食べるのにおすすめだ。こんにゃくチップスのような感じで、ぱくぱくと食べられる。電子レンジで調理できるので、思い立って作れるのが嬉しいポイントだ。
結論
しいたけの石づきが食べられるのかを紹介した。先述したように石づきは硬いため、切り落とすのが一般的だ。軸まで捨ててしまう人もいるようだが、炒めたりスープにしたり、チップスで食べたりすると美味しいので捨てずに調理してもらいたい。
参考文献
監修管理栄養士:渡邉里英
経歴:大学で栄養学を学び、大学院卒業後、医学関連出版社に就職。管理栄養士としての知識と医学雑誌の編集経験をもとに、オリひと食料理記事の監修に至る。