目次
1. カレーは隠し味調味料でプロの味に

レストランやホテルで食べる、あの奥行きあるカレーは家ではなかなか作ることができない。しかし、いつものカレーにあるものを入れるだけで一気にプロの味に近づくらしい。ここではまず、プロの味に近づける隠し味調味料をご紹介していこう。
オイスターソース
オイスターソースは中華料理の調味料として知られる存在。その名の通り、オイスター=牡蠣のエキスがたっぷりと感じられる味わいだ。さらにとろみのあるテクスチャーもポイント。
カレーに加えるとぐっと濃厚な味わいになる。塩気もあるので加えるのは少量がベター。とくにシーフードカレーに加えると相性バツグンだ。
ウスターソース
ウスターソースは野菜や果物の旨みをぎゅっと閉じ込めた調味料である。スパイシーさもあるのでこれひとつで味わいに複雑さが加わる。
中濃ソースでもよいが、よりさらりとしていてパンチのあるウスターソースの方がおすすめ。
味噌
味噌は家庭に欠かすことのできない調味料のひとつだ。発酵食品で旨みとコクが強いのが特徴だ。ただ、味噌は個性も強いので加える量には細心の注意を払いたい。
味噌の種類は豆、米、麦どれでもOKだ。
2. カレーの隠し味になる食材とプロの味

ここからは隠し味になる食材をご紹介していこう。よく聞くはちみつやチョコレートは本当にプロの味に近づく隠し味なのだろうか?詳しく解説していこう。
はちみつ
某有名ルーにも入っているはちみつは、甘みをプラスするのに効果的な食材だ。まろやかさを引き立てるため、子どものカレーにもぴったり。しかし、1歳未満の子どもははちみつを食べることができないので注意したい。
また、はちみつに含まれる酵素がとろみをなくしてしまうことがあるので、水と一緒に加えてしっかりと煮込むこともお忘れなく。
ヨーグルト
インド、とくに北インドではカレーにヨーグルトを加えるのは非常にポピュラーだ。まろやかさだけでなくほどよい酸味が味に奥行きを与えてくれる。肉を漬け込んでおき、そのまま加えれば肉も柔らかくなり、一石二鳥だ。
チョコレート
カレーの調味料としてよく聞くチョコレート。これは選び方が重要だ。甘いチョコレートではなく、なるべくカカオ配合率の高いチョコレートを選ぶといい。カカオのもつ苦みと旨みがカレーにコクを与えてくれるのだ。
コーヒー
カレーとコーヒーも相性がいい。手軽なインスタントコーヒーを使うのがポイントだ。こちらもほどよい苦みが味に奥行きをもたらしてくれる。コクもアップする。
赤ワイン
煮込む時に赤ワインを加えるとほどよい渋みが加わり、ぐっとプロっぽい味わいに仕上がる。実際、レストランなどではカレーに赤ワインを加えることも多い。とくに牛肉のカレーとの相性がいい。
3. カレーの隠し味でプロの味にするコツ

ここまでカレーの隠し味となる調味料、そして具材についてリサーチしてきた。ここからはこれらを加えてプロの味に仕上げるコツについてまとめていこう。
分量の調節
カレーに隠し味を加えるポイントは、その量にある。その名も隠し味、だ。カレーの奥深くに隠れるくらいの分量に徹する必要があるのだ。加えすぎてしまうとせっかくのカレーの味わいが台無しになってしまう。「少なすぎるかな?」そう思う量から加えてみるのがおすすめだ。
また、一般的なルーで作ったカレーに調味料をプラスすると塩分が強すぎてしまうことも。ルーの量を減らす、水分量を増やすなど工夫をするといい。
結論
カレーは隠し味を加えることでプロのような味わいに進化する。カレーの主となる具材に合わせて隠し味を選ぶことも重要だ。さまざまな隠し味を組み合わせながら、自分好みの黄金カレーを目指すのもいい。少なめの量から加えて、カレー本来の味わいを大切にしながら、隠し味を楽しんでみては?
監修管理栄養士:児玉智絢
経歴:女子栄養大学栄養学部を卒業後、管理栄養士免許を取得。食品メーカーの商品開発などを経験後、フリーランスとして栄養・健康分野の記事監修を中心に活動中。