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グラスに注ぐ水

食事中の水と身体への影響!胃の運動との関係と効率のよい飲み方

投稿者:ライター 諸田結(もろたゆい)

監修者:管理栄養士 児玉智絢(こだまちひろ)

鉛筆アイコン 2023年2月19日

食事中に何気なく飲んでいる水だが、飲み過ぎや不足が気になった経験はないだろうか。実は、食事中に水を飲むと身体にさまざまな影響があるのだ。そこで今回は、食事中の水の飲み方や身体への影響、胃の運動との関係性を紹介したい。水の役割や飲むタイミングも解説しているので、ぜひ参考にしてほしい。

  

1. 食事中の水分補給

朝食前にコップ1杯の水
まずは、食事中の水分補給について見ていこう。

食事からも水を摂取している

水分と聞くと経口摂取をイメージする人も多いと思うが、実は食事からも水分を摂取しているのだ。人間は平均して食事から1日1リットルの水分を摂取しているといわれている。また、水を飲み過ぎると胃酸が薄まるなどの声もあるが、人間の身体は体内の水分量を調整するようにできている。そのため、多少飲み過ぎた場合でも体内コントロールで対応できるのだ。

2. 食事中の水と胃の運動

氷の入ったグラスに注ぐ水
次に、食事中の水と胃の運動の関係について見ていこう。

水の温度と胃の運動

水を飲むと胃の運動が起こるが、飲む水の量と胃の運動には関係がないとされている。体温程度の水分を、さまざまな量で飲んで胃の運動を比較してもほとんど違いがなかった。しかし、体温以上の温かい水分を摂った場合には、胃の運動の一過性の増大が見られたとの報告もある。これらの研究はサンプル数が少なく今後もさらなる検討の余地があるものの、温かい飲み物は胃の運動を増大させると考えられる。(※1)

3. 食事中の水と役割

グラスに注いだ水
次に、食事中の水の役割について見ていこう。

食欲がないときの刺激

食前に温かい水分を摂取すると胃の運動が活発となり、食欲増進になるといわれている。とくに朝など食欲がなくて食事を摂れないと感じるときは、温かい飲み物をコップ一杯摂取してみるのがおすすめだ。(※1)

摂取不足の影響

食事中に水分を摂らずに体内の水分が不足した場合、熱中症・脳梗塞・心筋梗塞などのリスクが上がってしまう。このようなリスクを負わないためにも適度な水分摂取を心がけるようにしよう。(※2)また、水分が不足すると便が硬くなって便秘になる場合もある。便の量も減ってしまい、出にくくなる可能性があるので注意しよう。

4. 食事中の水と飲むタイミング

木のテーブルの上に水を入れたグラス
食事中の水について分かったところで、次は飲むタイミングについて見ていこう。

効率のよい飲み方

水分は1日に1.2リットル程度摂取するのが望ましいとされているが、一気に飲めばよいわけではない。1回につきコップ一杯(150ml)程度を目安にし、1日8回程度に分けて飲むのがよいだろう。水分の摂り忘れがないよう、起床時・10時休憩・昼食時・おやつ時・夕方・夕食時・お風呂あがり・寝る前などに分けて飲むとよい。ただし、ジュースなどカロリーの高いものばかり飲まないようにしよう。水やお茶などをメインにし、水分補給を心がけるのがおすすめだ。

結論

食事中に得られる水分は水として飲む以外に、食事の中からも摂れることが分かった。水分は1日に1.2リットル程度飲むのが望ましいので、数回に分けてタイミングを見ながら飲むようにしよう。水分不足はさまざまなリスクを伴うため、ぜひ本記事を参考に適度な水分摂取を心がけてほしい。
(参考文献)

監修管理栄養士:児玉智絢

経歴:女子栄養大学栄養学部を卒業後、管理栄養士免許を取得。食品メーカーの商品開発などを経験後、フリーランスとして栄養・健康分野の記事監修を中心に活動中。

監修医師:安本匠先生(TCB東京中央美容外科 仙台駅前院 院長)

経歴:約7年美容医療に携わり、美容外科医としてさまざまな患者の悩みを解決。美容医療だけでなく心臓血管外科で培った抜群の技術力を誇り、TCBの「特別指導医」として患者様に美を提供し続けている名医。一切の妥協を許さない完璧な仕上がりと、柔和でおおらかな人柄で、患者様だけでなくクリニックスタッフからも厚い信頼を得ている。
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  • 更新日:

    2023年2月19日

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