- ※1 わかさ生活
- アントシアニン | 成分情報 | わかさの秘密 https://himitsu.wakasa.jp/contents/anthocyanin/
- ※2 東京大学大学院農学生命科学研究科
- ポリフェノールがアルコール摂取による脂肪肝を緩和させる― 肝臓でのポリフェノールの作用をマウスで明らかに ― https://www.a.u-tokyo.ac.jp/topics/2014/20140310-1.html
- ※3 農研機構
- アントシアニンは中性脂肪排出を促進する https://www.naro.go.jp/laboratory/nfri/seikatenji/seika2017/2017_poster008.pdf
1. 黒豆茶の効能
黒豆茶はさまざまな健康効果が期待できるお茶だ。黒豆茶の健康効果を詳しくみてみよう。
肝臓への作用
黒豆茶の原料である黒豆はアントシアニンという成分を含んでいる。(※1)このアントシアニンはポリフェノールの一種で、アルコール摂取による脂肪肝を緩和させるという研究もある。(※2)さらに、アントシアニンは肝臓脂質含量を低下させる作用があるともいわれている。(※3)
骨の健康維持
黒豆茶に含まれている大豆イソフラボンは、骨の健康維持に欠かせないカルシウムの溶出を抑える働きが期待できる。黒豆茶を飲むことで、骨の健康維持につながるのは嬉しいポイントである。
2. 黒豆茶の効能とカフェイン
コーヒーや紅茶、緑茶などを飲むときに気になるのがカフェインだ。黒豆茶はカフェインを含んでいるのだろうか?
ノンカフェイン飲料
黒豆茶はカフェインが入っていないノンカフェイン飲料だ。カフェインが苦手な人や妊婦や授乳中の人にもピッタリなお茶だといえるだろう。黒豆茶はさまざまな健康効果が期待できるうえに、ノンカフェインなので幅広い人に愛飲してもらえるお茶として注目されているのだ。
3. 黒豆茶を美味しく淹れる方法
健康効果が期待できる黒豆茶は、継続的に飲み続けるのがおすすめだ。そんな黒豆茶を美味しく淹れる方法を覚えておけば、黒豆茶を美味しく続けることができるだろう。
煎り方と淹れ方
黒豆茶を飲む際は、まず黒豆を煎っておく必要がある。黒豆を洗い、1時間ほど水に浸してから、水気を切ってフライパンで炒るのだ。炒る際は、弱火で黒豆の水分が飛ぶようにする。10~15分ほど炒ると黒豆の皮が弾けて香ばしいいい香りがしてくる。その後は、急須に黒豆を10~15粒ほど入れ、80度のお湯を加えて3分ほど蒸らす。あとは湯のみに注げば黒豆茶の完成だ。黒豆茶の黒豆はそのまま美味しく食べることができる。
黒豆茶は黒豆を一から炒るのもいいが、すでに黒豆茶として黒豆を炒った状態で販売されているものもある。より手軽に黒豆茶を楽しみたい人は、専用の黒豆茶を購入するのもいいだろう。
結論
黒豆茶はノンカフェインで、さまざまな健康効果が期待できるお茶だ。黒豆茶は香ばしく、優しい甘さを感じられるお茶なので、無理なく飲めるだろう。また、黒豆茶はお茶を淹れた後の黒豆も一緒に食べることができるので、余すことなく味わえる。今まで黒豆茶を飲んだことがなかった人も、ぜひ手軽に始められる健康習慣として飲んでみてもらいたい。
(参考文献)
監修管理栄養士:小林里穂
経歴:管理栄養士養成施設を卒業後、栄養士資格・管理栄養士資格・栄養教諭資格を取得。学校給食センターでの勤務時に小・中学生に食育を実施した経験を活かし、栄養分野の記事執筆・監修を中心に活動中。
監修医師:安本匠先生(TCB東京中央美容外科 仙台駅前院 院長)
経歴:約7年美容医療に携わり、美容外科医としてさまざまな患者の悩みを解決。美容医療だけでなく心臓血管外科で培った抜群の技術力を誇り、TCBの「特別指導医」として患者様に美を提供し続けている名医。一切の妥協を許さない完璧な仕上がりと、柔和でおおらかな人柄で、患者様だけでなくクリニックスタッフからも厚い信頼を得ている。