目次
1. 切り干し大根の基本の戻し方

ここでは、切り干し大根の基本的な戻し方を説明する。ボウルに切り干し大根と、切り干し大根がひたひたにかぶるくらいの水を入れる。切り干し大根を水の中で、ほぐしながら水洗いして汚れを落とす。水は2~3回捨てながら、よく洗おう。
ザルに上げて、水気を絞る。もう一度ボウルにひたひたになる程度の水を入れる。サラダを作るときは約20分、煮物を作るときは約10分つけておく。ザルに上げて余計な水気を取ったら、出来上がり。
切り干し大根を戻すときのポイントは、たっぷりの水を使うこと。切り干し大根の約3倍量の水を使おう。水が少ないと切り干し大根がきちんと戻らなくなって、調味料などが染み込みにくくなる。
2. 切り干し大根を早く戻す方法とは?

切り干し大根を早く戻したいなら、お湯を使うとよい。切り干し大根をきれいに洗って、絞っておく。切り干し大根に50度程度のお湯をかけて、3~5分程度浸しておけば、出来上がり。水で戻した場合と比べると、食感が残るので加熱料理に使うのがおすすめだ。
3. 切り干し大根は「戻さなくても使える?」

切り干し大根を戻す時間がないという人には、「戻さない」方法をおすすめする。これは煮物を作るときに使える裏技である。切り干し大根を煮物にするときに、材料の水の量を1.5倍にして煮物にしていくと戻さなくても切り干し大根は使える。調味料の量はそのままで大丈夫だ。
4. 切り干し大根のQ&A

ここでは、切り干し大根にまつわるよくある質問に答えていこう。
【Q.切り干し大根の戻し汁の利用方法は?】
戻し汁は、切り干し大根のだしが染み出ている。料理に使うとそのうまみを利用することができる。切り干し大根の戻し汁を使って味噌汁を作ると、いつもと違ったうまみを感じることができる。
【Q.切り干し大根の「煮物」以外の料理方法を教えて!】
切り干し大根といえば煮物のイメージだが、こればかりだと飽きてしまう。ここでは、切り干し大根を使った簡単なサラダを紹介する。加熱も要らず、水に戻すだけで作ることができるので手軽に作れる。切り干し大根は、保存が効くため常備している家庭が多いだろう。サラダを一品さっと作りたいときにも重宝する。
【切り干し大根のツナマヨサラダ】
大人から子どもまで人気の高いツナマヨサラダを作ってみよう。
切り干し大根は水に浸して、10分程漬けておく。水気をぎゅっと絞って、ほぐしながらボウルに入れる。ツナを缶ごと切り干し大根に入れて、和える。千切りにしたきゅうりと四つ切りにしたミニトマト、マヨネーズを入れてさらに和える。仕上げに煎りごまをかけると、出来上がり。
【切り干し大根の酢の物サラダ】
いつもの酢の物に切り干し大根を入れることで、しゃきしゃきとした食感を楽しむことができる。
切り干し大根を水に浸して10分程漬けておく。水気をぎゅっと絞って、ほぐしながらボウルに入れる。きゅうりは小口切りにしておき、塩をふって5分ほどおいたあと、水洗いしておく。わかめは水で戻しておく。きゅうりとわかめをぎゅっと絞って、ボウルに入れる。
調味料の酢、醤油、砂糖、和風だし、塩をあらかじめ混ぜ合わせたものをボウルに入れて和えたら、出来上がり。
【Q.切り干し大根をなるべく柔らかく戻したいときは?】
切り干し大根をなるべく柔らかく戻したいときは、水で戻す方法と下茹でがおすすめである。まずは第一章で説明した通りに、水で切り干し大根を戻す。そのあと、切り干し大根とひたひたになるくらいの水を鍋に入れて、10~15分くらい茹でる。そうすると、切り干し大根は、かなり柔らかくなる。
結論
切り干し大根の基本の戻し方は「水」を使った戻し方だが、お湯を使ってより早く戻す方法や、むしろ戻さないで使う方法などを紹介した。また「煮物」以外の調理方法として、切り干し大根を使ったサラダレシピを紹介した。ぜひ家庭に合わせた、切り干し大根の活用法をマスターしてほしい。
監修管理栄養士:藤井千晃
経歴:リクルート営業経験後、300本を超える栄養関連の記事の執筆・監修経験を持つ。温活・ダイエット・メンタルケア分野を得意とする。