2023年2月12日目次
1. 簡単にできる豆腐料理の定番
ヘルシーで安価な豆腐は、罪悪感なくたくさん食べられるだろう。簡単にできて豆腐がメインの料理といえば、冷奴や湯豆腐が代表的だが、いつも同じ薬味やタレだと飽きてしまう。和にも洋にも合うアレンジ方法を紹介しよう。
アレンジも簡単
冷奴
皿に盛るだけで簡単に一品が完成する冷奴は、豆腐に薬味と醤油をかける定番の料理だ。実は意外な食材とも相性がよい。
例を挙げると、ごま油＋ネギ＋塩、タルタルソース＋ポン酢、めんつゆ＋揚げ玉＋ネギ、アンチョビ＋オリーブオイル＋黒コショウなどがある。お好みの調味料や食材で、好きな組み合わせを試してみてほしい。
湯豆腐
簡単さと昆布出汁がしみた豆腐のやさしい味わいが魅力の料理である湯豆腐。シンプルにポン酢で食べるのもいいが、味の変化を楽しむこともできる。
甘辛く炒めたひき肉に、好みで味噌と豆板醤を加えた麻婆豆腐風のタレや、ナンプラーとおろしにんにく、レモン汁を混ぜてできるエスニック風、溶いた卵と焼肉のタレを合わせれば、子どもも好きな味になるはずだ。簡単湯豆腐も、アレンジ次第で凝った料理になるだろう。
2. 簡単にできる豆腐のアイデア料理
豆腐はメインのおかずから副菜まで、さまざまな料理と相性がいい。簡単に作れる豆腐料理のなかでも、時短になる簡単おかずや、晩酌のおつまみにもなる豆腐料理を紹介しよう。
おつまみやおかずに
蒸し豆腐
水を切った豆腐を長ネギと一緒に蒸すだけでできるシンプルな一品。湯豆腐とは違い、蒸すことで水っぽくならず、豆腐本来の風味を楽しめる。日本酒と水で蒸せば大人向けになり、お好みでショウガや七味などの薬味を添えるといいだろう。
豆腐のカルボナーラ
絹豆腐を使った料理で簡単なレシピをお探しなら、パスタソースをおすすめする。絹豆腐とマヨネーズを混ぜ、にんにくと炒めたベーコン、茹でたパスタを絡める。仕上げに粉チーズとブラックペッパーをふれば、簡単ヘルシーなカルボナーラのできあがりだ。
豆腐のステーキ
半分の厚さに切った豆腐の水気をキッチンペーパーでとり、小麦粉を薄くまぶしておく。油を熱したフライパンで両面をこんがりと焼いて、醤油、みりんを絡めて完成だ。この簡単豆腐料理なら、工程が少なく忙しい日のおかずにぴったりだ。
3. 簡単でも美味しい豆腐の郷土料理
豆腐を使った料理のなかには、古くから受け継がれてきたものもある。その調理法は地域によってさまざまだ。各地の風土や名産物が生かされた、豆腐の郷土料理を紹介しよう。
伝統の郷土料理
ゴーヤーチャンプルー
炒めるだけという簡単な調理法の、豆腐を使った沖縄の家庭料理である。島豆腐と呼ばれる硬い豆腐をちぎって使うのが特徴だ。ちぎった豆腐とゴーヤー、卵を炒め、茹でた豚バラやスパムを加えて塩で味を付ける。島豆腐がなければ、水切りをした木綿豆腐で代用できる。
八杯汁
宮崎県で作られる汁物で、名前の由来は諸説あるが、きのこの旨みが効いていて何回でもおかわりをしたくなることからそう呼ばれている。作り方は簡単で、乾燥しいたけと煮干しの出汁に、長細く切った豆腐としいたけ、しめじ、まいたけを加えて煮る。味付けは醤油と塩のみで、仕上げにすりおろした山芋を加えるのが特徴の料理だ。
豆腐めし
木綿豆腐の生産がさかんな群馬県利根地区の郷土料理である。味付けした豆腐と野菜をごはんに混ぜるだけの、簡単にできて美味しい豆腐の料理だ。しぼった木綿豆腐を細かくなるまで炒め、にんじん、しめじを加えてさらに炒める。砂糖、酒、みりん、醤油を入れて味を馴染ませたら、ごはんに混ぜて完成する。
結論
簡単にできる豆腐を使った料理は、シンプルな食材ならではの魅力がある。豆腐に合う調味料や食材、調理方法のバリエーションはさまざまだ。豆腐の食べ方に飽きてしまったら、今回紹介したアレンジやレシピを参考に、自分好みの組み合わせを見つけてみてはいかがだろうか。
監修管理栄養士：児玉智絢
経歴：女子栄養大学栄養学部を卒業後、管理栄養士免許を取得。食品メーカーの商品開発などを経験後、フリーランスとして栄養・健康分野の記事監修を中心に活動中。
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