目次
1. ポップコーンの作り方と基本

ポップコーンはアメリカで生まれたスナック菓子で、とうもろこしの加工食品である。ここではまず、ポップコーンについておさらいしておこう。
ポップ種のとうもろこし
ポップコーンに用いられるのは、ポップ種(爆裂種)と呼ばれる種皮の硬いとうもろこしだ。加熱すると内部の水分が膨張し、圧力に耐えられなくなった種皮が破裂してポップコーンになる。ポップ種の特徴を活かした食べ物であるため、スイートコーンなどで作ろうとしても同じものはできない。
自宅でポップコーンを作るには、スーパーや100均、インターネット通販で売られているポップ種の乾燥とうもろこし以外に、フライパン・ふた・油があれば十分だ。塩をはじめとした調味料や甘味料があれば、しょう油バター味やキャラメル味など、いろいろなフレーバーポップコーンを作ることができる。
2. ポップコーンの作り方

お家ポップコーンの作り方は、フライパンで熱する方法が一般的だ。さらに手軽な作り方として、電子レンジを使う方法もおすすめである。それでは、各ツールを使用した基本的なポップコーンの作り方を見てみよう。基本的な作り方がわかれば、味付け用の調味料・甘味料を加えてさまざまなアレンジが楽しめる。
フライパンで作る
フライパンで作る基本的なポップコーンに必要なものは、フライパン・ふた・ポップコーン用の乾燥とうもろこし・油である。
まずはフライパンを中火にかけて温めよう。次に、油大さじ2杯と乾燥とうもろこし大さじ1杯を加える。ふたをしたら中火~強火で炒り、弾ける音が聞こえなくなるまで揺すりながら加熱する。余熱で弾けることもあるため、火を止めたあとは1分ほどふたをしたまま放置するとよい。これで基本的なポップコーンのできあがりだ。塩をふりかけるだけでも美味しくいただけるだろう。
レンジで作る
電子レンジで作る基本的なポップコーンに必要なものは、紙袋とポップコーン用の乾燥とうもろこしだけだ。紙袋は、家にある封筒などで問題ない。乾燥とうもろこしを紙袋に入れたらそのままレンジに入れ、600Wで3分ほど加熱しよう。1分ほどで弾ける音が聞こえ始める。加熱後はレンジから取り出せば完成だ。
加熱時間は各家庭の電子レンジによって調整してほしい。レンジを利用する作り方は手軽なうえ、油が不要でヘルシーだ。また、できあがったものを紙袋からそのまま食べられるため、洗い物もなく手間いらずな方法である。
3. ポップコーンの味付けと作り方

シンプルな味わいのポップコーンは、アレンジ次第でいろいろな味が楽しめるのも魅力のひとつである。身近な調味料や家にあるもので簡単にアレンジできるため、ぜひお好みのフレーバーを見つけてほしい。王道の「塩バター味」・甘さがほしいときの「キャラメル味」・おつまみにも最適な「カレー味」の作り方を紹介しよう。
塩バター
塩バター味は、ポップコーンを溶かしバターと絡め、塩をふりかけるだけの簡単なアレンジだ。塩をしょう油に置き換えれば「バターしょう油味」も楽しめる。洋風な味付けが多いポップコーンだが、わさびや青のりを使った和風アレンジもおすすめ。思わず手が止まらなくなる味わいだ。
キャラメル
甘い香りが食欲をそそるキャラメルポップコーンも、自宅で作ることが可能だ。フライパンでバター・砂糖・水を熱し、きつね色になったら火を止めてポップコーンと絡めよう。工程自体は簡単であるが、キャラメル作りの火加減には気をつけること。焦がさないことも重要だが、火を止めるのが早いとキャラメルの風味が弱くなってしまう。火加減にさえ注意すれば、自宅でできたてのキャラメルポップコーンが味わえる。
カレー
スパイシーな味わいのカレー味は、酒の肴にもぴったりなしょっぱい系のアレンジだ。作り方も簡単で、ポップコーンにカレー粉と塩こしょうをふりかけるだけである。スパイスやハーブなどがあらかじめ混ぜ合わせられているシーズニングパウダーを利用すれば、手軽にしょっぱい系のポップコーンにアレンジできるため試してみてほしい。
結論
基本的なポップコーンの作り方がわかれば、味付け次第で何種類ものポップコーンを作ることが可能だ。電子レンジを利用する方法なら、火を使わないため安心して子どもとおやつ作りもできるだろう。お好みの味付けを見つけ、ぜひいろいろな味を楽しんでいただきたい。
監修管理栄養士:児玉智絢
経歴:女子栄養大学栄養学部を卒業後、管理栄養士免許を取得。食品メーカーの商品開発などを経験後、フリーランスとして栄養・健康分野の記事監修を中心に活動中。