目次
1. 大人はお子様ランチを頼めないのはなぜ?

お子様ランチとは、レストランやデパートなどで子ども向けに提供されるメニューである。子どもに人気のあるおかずが少しずつ盛り合わせになっているのが特徴で、お皿自体が新幹線やキャラクターモチーフになっていることも多い。また、ジュースやおもちゃがセットになっている場合もあり、子どもだけしか食べられない店も多い。ここではまず、その理由を紐解いていこう。
高い原価
お子様ランチは、さまざまなおかずが盛り合わせになっている点が特徴だ。さらにはスープやデザート、ジュース、おもちゃなどがセットになっていることもある。このように品目が多いことから、実は原価が高いといわれている。
原価が高いものだけが売れると売り上げはもちろん下がる。このことから、大人が頼むことができないようになっているというのだ。
食育目的
あるお店では、子どもに食を楽しいと感じてほしいと色々な料理を盛り合わせているという。食育という観点だ。
それぞれ目的があり、年齢制限をしていることがうかがえるだろう。
2. お子様ランチを大人も頼める店もある

前述のようにさまざまな理由でお子様ランチに年齢制限を設けている店も少なくない。ファミレスを中心に多くの店は、小学生以下と規定されている。ちなみにびっくりドンキーは以前は年齢制限はなかったようだが、現在は設けられている。
しかし、その一方でお子様ランチを大人も食べたい!という声に応えて、大人でも食べることができるようにしている店もある。ディズニーランドやディズニーシーでは、多くのレストランで子ども用メニューが用意されているが、年齢制限が設けられていないものも多い。「〇〇歳以下におすすめ」と表記されているが、頼めないことはないという。
さらに昨今ではお子様ランチに特化したお店もあるといい、そういったところでは大人も気兼ねなく食べられるそうだ。
3. 大人のお子様ランチを手作り!おしゃれな人気メニュー

お子様ランチが食べたい!そう思ったら、自分で作るのが一番早いかもしれない。好きなメニューを組み合わせられること、さらにワンプレートで済むので料理の片付けもとても楽ちんだ。ここからは大人のお子様ランチアイデアをご紹介していこう。
スパイシーお子様ランチ
お子様ランチはやはり、ご飯に旗を立てたい。せっかくなので白いご飯ではなく、スパイシーなドライカレーをメインにタンドリーチキン、サラダ、フライドポテトなどを組み合わせてみてはいかがだろう。野菜もたっぷりと組み合わせて、栄養バランスにも注意したい。
チャイニーズお子様ランチ
お子様ランチは揚げ物があるとグッと盛り上がる。中華風なら、春巻きや油淋鶏をメニューにするのが正解だ。ご飯はチャーハン、シュウマイに酢豚、きゅうりの漬物などを合わせるといいだろう。チャーハンを少なめにして、おかずを増やせば、酒のアテとしてもいうことなし!
ステーキお子様ランチ
大胆にステーキを盛り付けたお子様ランチもおすすめ。合いの手はフレンチフライやマカロニグラタンがいいだろう。サラダもたっぷりと盛り付けて、バランスのよい一皿に仕上げたい。
結論
お子様ランチは原価が高い、食育の目的で行っているなどさまざまな理由で年齢制限が設けられることが多い。このため、大人は食べられない場合もある。もちろんお子様メニューを食べることができる店もあるので、探して行ってみるのもおすすめだ。また自宅でお子様メニューと題して好きなものを盛り付けるのもいいだろう。パーティー感が出るので、年末年始にもぴったりだ。
監修管理栄養士:黒沼祐美
経歴:女子栄養大学栄養学部を卒業後、管理栄養士、健康運動指導士資格を取得。企業給食管理、食品メーカーでの商品開発、医療機関での栄養指導、健保組合での特定保健指導などを経験。その後、食文化や料理技術を学ぶためイタリアにて1年間料理留学を経験し、2012年より在住。これまでの経験を活かし、現在はオンラインでの特定保健指導や食・栄養関係の記事監修などを行う。