目次
- 鶏もも肉
- すりおろし生姜
- すりおろしニンニク
- 醤油
- 酒
- 片栗粉
- 油
- 鶏もも肉は食べやすい大きさに切っておく。
- すりおろし生姜とすりおろしニンニク、醤油、酒を混ぜた調味液に切った肉を入れ、よくもみ込む。そのまま15分漬けておく。
- 片栗粉を全体にまぶす。
- フライパンに油を引き、170~180℃に熱する。皮を下にして鶏もも肉を並べる。
- 片面がキツネ色になったら、引っくり返して同様に揚げ焼きにする。片面3~4分ずつを目安にするとよい。
- 両面が焼けたら、油を切って完成。
1. 時短もできる!フライパンで簡単な唐揚げの作り方

フライパンは鍋よりも浅いため、揚げ物には向いていないと思われがちだ。しかし、少量の油で揚げ焼きにすればフライパンでも揚げ物は作れる。フライパンの大きさにもよるが、油は大さじ3杯程度で済むため、油の準備や後始末が不要となり時短にもなる。油跳ねが心配な料理初心者でも安心して唐揚げが作れるというメリットもある。
唐揚げの材料
鶏もも肉は余分な脂肪や筋を取っておくと食べやすくなる。ちなみに、鶏もも肉の代わりに鶏むね肉を使ってもよい。
唐揚げの作り方
調味液に漬け込む際は密閉できる袋を使うと、袋の上からもみ込むことができるので手が汚れずに済む。
2. フライパンで唐揚げをカリッとジューシーに作る簡単なコツ

フライパンで簡単に唐揚げが作れたが、肉がパサついていると残念な気持ちになってしまう。ここでは、唐揚げをジューシーに作るコツを紹介する。フライパンを使わない場合でも活用できるので、唐揚げ好きはぜひチェックしておこう。
鶏肉は常温に戻しておく
冷蔵庫から出した鶏肉はそのまま使わず、1度常温に戻しておこう。常温に戻しておくことで、中に火が通っていない、いわゆる生焼け状態を防ぐことができる。ただし、長時間放置すると傷む可能性もあるため、常温に出しっぱなしにするのはやめよう。また、併せて鶏肉の水気も切っておくとよい。下味がしみ込みやすくなり、カラッと揚げやすくなる。
鶏肉に切り込みを入れる
繊維が多い部分をそのままにしておくと揚げたときに肉が硬くなる原因となる。そのため、鶏肉に切り込みを入れて繊維を断ち切っておこう。また、脂身は臭みの原因に、筋は硬さの原因になるため、どちらも取り除いておこう。さらに余裕があれば、フォークで皮目に穴も開けておきたい。下味がしみ込みやすくなるとともに、焼き縮み防止にもなる。
最後に強火にする
最初から強火にすると、表面は焼けていても、中まで火が通っていない場合がある。そのため、最初は弱めの中火でじっくりと揚げ焼きにし、最後に強火で30秒ほど加熱する。こうすることで中はジューシーに、外はカリッとした食感になる。
3. フライパンで簡単唐揚げの人気アレンジ

フライパンで作る唐揚げが定番になったら、次はアレンジにも挑戦してみよう。唐揚げのアレンジは幅が広く、衣を変えたり肉の種類を変えたりといろいろ楽しむことができる。基本的な作り方は同じなので、ぜひアレンジも楽しんでみよう。
小麦粉を使う唐揚げ
唐揚げでは片栗粉を使うことが多いが、小麦粉を使った唐揚げも美味しい。小麦粉は強力粉、中力粉、薄力粉の3種類があるが、唐揚げで使う場合は薄力粉を使用する。薄力粉を鶏肉にまぶすと水分が留まりやすくなるため、ジューシーな仕上がりになる。また、小麦粉の場合は時間が経つとしっとりし、揚げたてとはまた違った食感を楽しめる。そのため、時間を置いてから食べるときにおすすめだ。
胸肉の唐揚げ
胸肉はもも肉よりも淡白な味わいなので、あっさりとした唐揚げになる。胸肉の唐揚げだとパサつきが気になるが、ジューシーに作るポイントをしっかりと押さえて作れば胸肉でもジューシーな唐揚げを楽しめる。
ささみの唐揚げ
ささみはもも肉や胸肉のようにカットせずに使えるため、手軽に作りたいときにおすすめだ。また、ささみはスティック状になっているため、唐揚げにするとそのまま手でつかんで食べられる。そのため、おかずはもちろん、お酒のお供にもおすすめだ。
手羽元の唐揚げ
手羽元の揚げ物といえばフライドチキンのイメージが強いが、唐揚げにするのもおすすめだ。しっかりと下味をつけた手羽元の唐揚げは食べごたえバツグンで、何本でも食べられてしまう。見た目のインパクトもあるので、ちょっとしたご馳走のときに重宝する。
手羽先の唐揚げ
手羽先の唐揚げはスナック感覚で食べられる。最初に手羽先の身と皮の両面に、骨に沿って切り込みを入れておく。こうすることで、食べやすくなるとともに中まで火が通りやすくなる。醤油ベースの味付けもよいが、シンプルな塩唐揚げにするのもおすすめだ。
結論
面倒な揚げ物もフライパンで揚げ焼きにすれば、意外と手軽に作ることができる。ポイントは弱めの中火でじっくりと火を通すことだ。油の量が少ないとあっという間に温度が上がってしまうため、火加減には注意しよう。唐揚げは下準備をしっかりとしておけば、家でもジューシーに作ることができる。ぜひ我が家の定番料理にしてみよう。
監修管理栄養士:児玉智絢
経歴:女子栄養大学栄養学部を卒業後、管理栄養士免許を取得。食品メーカーの商品開発などを経験後、フリーランスとして栄養・健康分野の記事監修を中心に活動中。