目次
- 豚バラ肉(ブロック)
- 生姜
- ゆで卵
- 醤油
- 酒
- 砂糖
- 豚バラ肉は3cm幅に、生姜は薄切りにする。
- フライパンで豚バラ肉を焼く。余分な脂を取りつつ、両面に焼き目をつける。
- 生姜と水、ゆで卵、混ぜ合わせておいた調味料を加えて煮立てる。
- アクを取り除いたらふたをして、弱火で20~30分煮る。
- 皿に豚肉とゆで卵を盛り付けて完成。
1. 簡単で早い!豚の角煮をフライパンで作ろう

豚の角煮といえば面倒で時間のかかる料理というイメージがあるが、フライパンを使えば手軽に作れる料理に変身する。また、フライパンならではの作り方をすることで時短にもなる。
豚の角煮の材料
豚肉の臭みが気になる場合は、長ねぎの青い部分を煮る際に加えてもよい。
豚の角煮の作り方
豚肉に脂がたっぷりとあるため、焼く際は油を引かなくても問題ない。ただし、豚肉がフライパンにくっつきやすい場合は油を引いて焼くとよい。豚肉から出た脂をそのまま煮ると脂っぽい仕上がりになるため、必ず脂を拭き取ってから水などを加えるようにしよう。
2. 豚の角煮をフライパンで簡単にとろとろにするコツ

フライパンを使うことで簡単に豚の角煮を作れるが、せっかくなら柔らかく美味しい豚の角煮を作りたい。ここでは、とろとろの豚の角煮を作るために知っておいてほしいコツを紹介する。フライパン以外で作るときにも活用できるので、しっかり押さえておこう。
しっかり豚肉の脂を落とす
豚の角煮はとろとろの脂身が魅力だが、余分な脂があると脂っぽい仕上がりになってしまう。そのため、下ゆでしてしっかりと脂を落とすようにしよう。その際に、おからや米のとぎ汁を加えると豚肉から出た脂を吸着してくれるので、効率よく脂を落とすことができる。また、下ゆですることで豚肉に含まれるコラーゲンがゼラチンに変化するため(※1)、豚肉が柔らかくなるというメリットもある。
調味料を入れる順番を守る
調味料の「さしすせそ」に合わせて調味料を入れるのもポイントだ。たとえば、醤油は最初から入れてしまうと食品が硬くなるといわれており、豚の角煮の場合も最初に醤油を入れてしまうと硬くなってしまう。そのため、とろとろに仕上げたい場合は砂糖、酒、醤油の順番で調味料を入れるようにしよう。
落としぶたをして煮る
煮込み料理を作るときは落としぶたをすることが多い。普通のふたを使うよりも食材に近いため、水分の蒸発を防ぐことができるとともに、食材表面の乾燥を防ぐことができる。豚の角煮は長時間煮込むため、しっかりと落としぶたをして肉表面が乾燥して硬くならないようにしよう。
3. 簡単豚の角煮の作り方アレンジ

簡単に豚の角煮が作れるようになったら、次はアレンジ料理に挑戦してみたい。味付けを変えることで料理の印象が大きく変わるため、マンネリ化を防ぐこともできる。ここではおすすめアレンジ2種類を紹介する。
めんつゆで簡単な豚の角煮
調味料の計量が苦手な人には、めんつゆを使った豚の角煮がおすすめだ。ほどよい甘みと塩気があるめんつゆはそのまま味付けに使うことができ、フライパンと合わせて使えばより手軽に豚の角煮を作れる。また、調味料の入れる順番を気にしなくてもよいのが嬉しい。生姜と水を入れるタイミングで一緒にめんつゆを入れれば、あとは基本の豚の角煮の作り方と変わらない。
醤油なし!塩味の豚の角煮
さっぱりとした豚の角煮を食べたいなら塩味にアレンジするのがおすすめだ。塩味が豚肉の甘みを引き立ててくれるので、豚肉本来の旨みも堪能できる。ポイントは塩と一緒にニンニクを加えることだ。ニンニクを加えることで、塩味のあっさりした豚の角煮なのにしっかりと食べごたえが感じられる。
結論
フライパンを使えば豚肉を焼いてからゆでる、煮込むという作業が1つの調理器具で完結するので、余計な洗い物がなくストレスなく料理ができる。豚の角煮をとろとろにするには下ゆでや調味料を入れる順番、落としぶたの活用などいくつかポイントがあるが、いずれも難しいことではないので、ぜひ実践してほしい。
(参考文献)
(※1)公益財団法人日本食肉消費総合センター「煮込みによる肉のコラーゲンの変化」
監修管理栄養士:児玉智絢
経歴:女子栄養大学栄養学部を卒業後、管理栄養士免許を取得。食品メーカーの商品開発などを経験後、フリーランスとして栄養・健康分野の記事監修を中心に活動中。