目次
- 柑橘の絞り汁
- 醤油
- 煮切ったみりん
- かつお節
- 昆布
1. ポン酢の作り方とこだわりのプロの味

ポン酢は鍋料理はもとより、和え物やサラダなどに幅広く使える万能調味料である。そもそもポン酢は柚子やカボス、レモン、すだち、ダイダイなど、柑橘類の絞り汁を指す言葉でもあり、家庭で手作りすることができる。ここではプロの味に近づける材料選びについて見ていこう。
使用する材料
ご家庭のポン酢は市販のものだろうか?その場合、多くは味付けポン酢と明記されていることであろう。みりんや旨み調味料などが添加されているものだ。ご家庭でプロの味わいに近づける場合は、旨み調味料などは必要ない。その代わりに出汁となるかつお節と昆布を加えるとよい。
みりんは煮切らずそのまま使うこともできるが、小さなお子さんがいる家庭などでは煮切った方が安心だ。柑橘は柚子やカボス、レモン、すだち、ダイダイなどお好みのものを選ぶといい。同量の醤油を合わせる割合だ。
2. ポン酢の作り方とプロの手順

ここからはポン酢の作り方の手順をプロにならって見ていこう。意外にも簡単なので、いますぐトライしてみたくなるはず!
作り方とポイント
作り方は至極簡単だ。材料を全部混ぜ合わせるだけ。そのまま密封できる容器に入れて1日~1週間ほど保存する。涼しい場所がいいが、室温が高い場合は冷蔵庫に入れること。時間が経過したら、かつお節と昆布を濾して、煮沸した瓶に詰めれば完成だ。
3. プロのポン酢の作り方と熟成

実はポン酢は熟成させることで、よりプロの味わいに近づく。ここでは熟成させるとどのように味が変化するかを解説していこう。
熟成すると美味しくなる
ポン酢は寝かせることでぐっと味わいがまろやかになる。熟成の効果でポン酢の酸味のカドが取れるイメージだ。試しに半年くらい寝かせたものを食べてみてほしい。購入したポン酢とはひと味もふた味も異なるプロの味わいになっているはず。
結論
ポン酢は柚子やカボス、レモン、すだち、ダイダイなど柑橘の絞り汁を活用した昔ながらの調味料だ。実は自宅で簡単に作ることができ、その上手順さえ守れば、簡単にプロの味わいを楽しむことができる。とくに熟成させたものがおすすめなので、柑橘類が旬を迎えるいま、作って寝かせたものをぜひ春先に食べてみてほしい。一度食べると病みつきになることうけあいだ。
監修管理栄養士:児玉智絢
経歴:女子栄養大学栄養学部を卒業後、管理栄養士免許を取得。食品メーカーの商品開発などを経験後、フリーランスとして栄養・健康分野の記事監修を中心に活動中。