- ハムチーズ豆乳フレンチトースト
その名の通り、ハムとチーズをのせたフレンチトーストだ。ポイントは卵液の材料の1つ、砂糖をマヨネーズに変えることだ。豆乳と卵、マヨネーズを混ぜ合わせた卵液に食パンを浸せば見た目はフレンチトーストだが、ハムチーズにぴったりの味わいになる。 - カレー豆乳フレンチトースト
残りがちなカレーの消費にもぴったりのアレンジだ。ハムチーズのアレンジと同様に卵液に砂糖は使わず、代わりにパルメザンチーズを使う。チーズとカレーは相性バツグンで、チーズを加えることでコクが増す。カレーをのせたときに、とろけるチーズもトッピングすればボリュームが増し、しっかりと食べごたえを感じられる。
1. 豆乳フレンチトーストの特徴
たった1つの食材を変えるだけで、料理の味わいは大きく変わる。豆乳は牛乳の代わりに使われることが多いが、当然ながら豆乳と牛乳では風味が変わってくる。ここでは豆乳で作るフレンチトーストの味わいを牛乳と比較しながら紹介する。
牛乳との違い
豆乳で作ったフレンチトーストは牛乳で作ったものと比べると、あっさりとした味わいになる。あっさりと聞くと味気ないイメージを抱くかもしれないが、豆乳には優しい甘みがあるため、豆乳で作ったフレンチトーストも素朴な甘みを感じられる。牛乳特有の濃厚さが苦手な人や朝はあっさりめがよいという人にはぴったりだ。
また、豆乳で作ったフレンチトーストは素朴な味わいなので、きな粉や黒蜜といった和食材とも相性がよい。そのため、和スイーツにアレンジでき、定番の生クリームやはちみつといったトッピングに飽きてきたときにはぜひ試してほしい。
さらに、豆乳の味を変えることでバリエーションを増やすこともできる。最近はココア味やフルーツ味の豆乳も出ており、使う豆乳の種類を変えるだけでフレンチトーストに変化をつけることができるだろう。
また、牛乳と豆乳では食感も変わってくる。豆乳は牛乳と比べてもったりしており、パンを浸したときにパンがビチャビチャになりにくい。つまり、焼いたときにフレンチトーストがふんわりと仕上がるというわけだ。ふんわりとしたフレンチトーストを作りたい人は豆乳を使ってみよう。
2. フレンチトーストを豆乳で作る方法
豆乳を使ったフレンチトーストの作り方はほかと変わらず、短時間で作ることができる。
作り方とポイント
基本の材料は食パンと豆乳、卵、砂糖、バターの5つだ。フレンチトーストでは4枚切りまたは6枚切りが使われることが多いが、どちらでもよい。また、バターの代わりにサラダ油を使っても美味しく作ることができる。
材料が準備できたら、まずは食パンを2等分または4等分に切る。次に、豆乳と卵、砂糖を混ぜて卵液を作る。このとき、卵は泡立て器でしっかりと溶くようにすると白身が切れて食感がよくなる。卵液をバットに流し入れたら、そこにカットした食パンを入れてしっかりと浸す。
両面合わせて10分ほど浸したら、フライパンにバターを入れて熱する。バターが溶けたら浸したパンを並べて焼き目が付くまで焼く。しっかりと火を通したい場合はふたをして蒸し焼きにしよう。両面に焼き目が付いたら完成だ。
3. フレンチトーストと豆乳のアレンジレシピ
牛乳の代わりに豆乳を使っているというだけでも立派なアレンジだが、実はさらにアレンジを加えることができる。豆乳を使ったフレンチトーストだからこそできるアレンジもあるので、いままでとは違う食べ方をしてみたいという人はぜひチェックしてみよう。
おすすめのアレンジ
フレンチトーストはいろいろなアレンジが楽しめる。たとえば、食パンの代わりにフランスパンを使ってみたり、豆乳を紅茶やココア風味に変えるだけでも印象が変わる。豆乳を使ったフレンチトーストなら、ごはん系アレンジにも1度は挑戦してみてほしい。フレンチトーストといえば甘いものというイメージがあるが、豆乳だからこそ甘くないフレンチトーストを楽しめる。ここでは、ごはん系のアレンジを2種類紹介する。
結論
牛乳の代わりに豆乳を使うことで、あっさりかつ優しい味わいのフレンチトーストを作れる。また、豆乳は牛乳よりももったりとしているため、短時間でもしっかりとしみ込んでパンがふんわりとなりやすい。また、豆乳フレンチトーストはハムチーズやカレーアレンジができるため、甘いものが苦手な人にもおすすめだ。
監修管理栄養士:渡邉里英
経歴:大学で栄養学を学び、大学院卒業後、医学関連出版社に就職。管理栄養士としての知識と医学雑誌の編集経験をもとに、オリひと食料理記事の監修に至る。