目次
- 鍋に冷蔵庫から出したばかりの卵を入れ、そこに卵がかぶるくらいの水を入れる。
- 火をつけ、強めの中火で加熱する。
- フライパンに卵と水を入れる。卵4個に対して水200mlが目安となる。
- フライパンのふたをして中火で沸騰させる。
- 沸騰して4分経ったら火を止める。
- ふたは外さず、そのまま蒸気で卵を加熱する。
- 鍋に卵と水を入れる。卵3個に対して水100mlを目安にしよう。
- ふたをして中火にかける。
- 沸騰したら弱火にし、5分ほど蒸し煮にする。
- 火を止めて蒸らす。
- 耐熱容器に卵を割り入れたら水を加える。卵1個に対して水は大さじ4を目安に入れよう。
- ラップはせずに、そのままレンジに入れて加熱する。
1. 時短ができる簡単ゆで卵の作り方

まずは時短をキーワードにゆで卵の作り方を3つ紹介する。
冷蔵庫から出した卵を水からゆでる方法
ゆで卵を作る際、沸騰した湯の中に卵を入れないといけないと思いがちではないだろうか。そうすると湯が沸くまでの時間も必要となるため、余計に時間がかかってしまう。しかし、実は水から卵をゆでてもゆで卵は作れる。このときにポイントとなるのが冷蔵庫から出した卵、つまり冷えた状態の卵を使うことだ。常温の卵を使う場合は加熱時間が変わるため注意しよう。
ゆで卵の作り方
そのまま放置してもゆで卵は作れるが、黄身の場所が偏ってしまうことがある。黄身を中心にするには途中で軽く卵をかき回す必要がある。その際に卵同士をぶつけて割らないように注意しよう。
ゆで卵のゆで時間
12分ほど加熱したらゆで卵の完成だ。ただし、12分はあくまで目安で、火加減によっては黄身が柔らかかったり硬かったりすることがある。ちなみに、半熟にしたいなら時間を短くして10分前後、逆に固ゆでにしたいなら長めに13分を目安にしよう。
フライパンと少量の水でゆでる方法
ゆで卵はフライパンで、さらに少量の水で作ることができる。水が多いと沸騰するまでに時間がかかってしまうが、少量の水だと沸騰までの時間が短くなる。ただし、この方法の場合はフライパンのふたが必須となる。少量の水を沸かして蒸気を発生させ、その蒸気で卵を蒸すからだ。そのため、ふたがないフライパンの場合はこの作り方で作れないので注意しよう。
ゆで卵の作り方
卵に対して水の量が少ないが、先述した通り蒸気で温めるので問題ない。また、沸騰させ続けると水がすべて蒸発してしまうため、必ず沸騰して4分経ったら火を止めるようにしよう。
ゆで卵のゆで時間
ゆで時間は4分が目安だが、しっかりと火を通したい場合は5分加熱してもよい。この作り方の場合、火を止めた後の放置時間によって黄身の硬さが異なる。固ゆでにしたい場合は火を止めてから10分、半熟にしたいなら3分を目安に放置しよう。
鍋で蒸し煮にする方法
蒸し煮にする作り方はフライパンで少量の水で作る方法と似ている。最初は加熱し、火を止めて放置することで卵全体に熱を行き渡らせることができる。この作り方でもふたは必須となる。もしふたに穴が開いていてもアルミホイルで覆って塞げば問題なく使うことができる。
ゆで卵の作り方
ゆで卵のゆで時間
蒸らし時間の長さによって黄身の硬さを変えることができる。固ゆでにしたいなら10分、半熟にしたいなら5分、さらに黄身が柔らかい状態にしたいなら3分を目安に蒸らそう。
2. 節約ができる簡単ゆで卵の作り方

ゆで卵を作るときに気になるのが電気代やガス代だ。当然だが、加熱時間が短くなればなるほど電気やガスの節約に繋がる。加熱時間を短くしつつも、しっかりと固まったゆで卵を食べたいなら余熱を使ってみよう。ゆで卵の時短調理でも紹介したように、火を止めた後でも蒸気によって卵に火を通すことができる。さらに節約したい人はここで紹介する作り方を実践してみよう。
まず、鍋に卵が浸るくらいの水を入れる。そこに卵を入れたらふたをし、火にかける。沸騰したら火を止めてそのまま放置する。卵がお湯に浸かっている状態なので、沸騰してすぐに火を止めても温かい状態が続き、しっかりと卵に火が通る。節約はもちろん、なるべく火を使いたくない夏の時期にもおすすめの方法だ。
3. レンジで簡単なゆで卵の作り方

最近はレンジを使った調理が注目を集めている。卵はレンジ調理できないといわれているが、ポイントを押さえればレンジでもゆで卵を作れる。
水の中に卵を割り入れて加熱する
ゆで卵というよりも温泉卵のような仕上がりになるが、より短時間で作りたいなら卵を割り入れる方法もおすすめだ。水と合わせるだけなので、手軽に作れる点も魅力だ。
ゆで卵の作り方
卵黄が破裂する可能性もあるため、あらかじめ爪楊枝などで卵黄に穴を開けておくとよい。
ゆで卵のゆで時間
600Wで40~50秒加熱すれば、半熟卵になる。
4. 簡単に殻がむけるゆで卵の作り方

ゆで卵をキレイに作れても殻をむくのに苦戦するという人も多いだろう。しかし、一工夫することで簡単に殻がむけるようになる。ポイントは卵のカーブが緩い方(尖っていない方)にヒビを入れることだ。この場所は気室と呼ばれており、空洞となっている。ゆでる前の卵にヒビを入れる、または画鋲などで穴を開けておけば炭酸ガスが抜け、殻と白身の間に隙間ができるため、殻がむきやすくなる。ただし、ヒビが大きいと中身が出てしまうので、あまり強く打ち付けず、軽くヒビが入る程度に抑えよう。
結論
ゆで卵は少量の水でも作ることができる。ふたのあるフライパンや鍋を使えば蒸気や余熱を使って加熱できるので、時短や節約にも繋がる。家にある調理器具を上手に活用して、美味しいゆで卵料理を作ってみよう。
監修管理栄養士:児玉智絢
経歴:女子栄養大学栄養学部を卒業後、管理栄養士免許を取得。食品メーカーの商品開発などを経験後、フリーランスとして栄養・健康分野の記事監修を中心に活動中。