目次
- 生のホッケ 103kcal(※2)
- 塩ホッケ 113kcal(※3)
- ホッケの開き干し生 161kcal(※4)
- ホッケの開き干し焼き 179kcal(※5)
- 生のホッケ 17.3g
- 塩ホッケ 18.1g
- ホッケ開き干し生 20.6g
- ホッケ開き干し焼き 23.1g
- 生のホッケ 4.4g
- 塩ホッケ 4.9g
- ホッケ開き干し生 9.4g
- ホッケ開き干し焼き 10.9g
- 生のホッケ 0.1g
- 塩ホッケ 0.1g
- ホッケ開き干し生 0.1g
- ホッケ開き干し焼き 0.2g
- 生のホッケ 22mg
- 塩ホッケ 20mg
- ホッケ開き干し生 170mg
- ホッケ開き干し焼き 180mg
- 生のホッケ 530mg
- 塩ホッケ 350mg
- ホッケ開き干し生 740mg
- ホッケ開き干し焼き 860mg
- 生のホッケ 450mg
- 塩ホッケ 470mg
- ホッケ開き干し生 960mg
- ホッケ開き干し焼き 1100mg
- ※1.小学館日本大百科全書(ホッケ)
- ※2.文部科学省「出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂) 魚介類/<魚類>/ほっけ/生」 https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=10_10246_7
- ※3.文部科学省「出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)魚介類/<魚類>/ほっけ/塩ほっけ」 https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=10_10247_7
- ※4.文部科学省「出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)魚介類/<魚類>/ほっけ/開き干し/生」 https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=10_10248_7
- ※5.文部科学省「出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂) 魚介類/<魚類>/ほっけ/開き干し/焼き」 https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=10_10412_7
- ※6.厚生労働省「不飽和脂肪酸」 https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-031.html
- ※7.小学館日本大百科全書「不飽和脂肪酸」
1. ホッケのカロリー

干物や塩蔵された加工品で食べることが多いホッケ。ホッケのカロリーはどのくらいになるのだろうか。それぞれの形態におけるホッケのカロリーを紹介する。
カロリーの量
ホッケのカロリーの量は、以下のようになる。ただし、ホッケを生で食べることはアニサキスの寄生が懸念されるため避けるほうがよい。(※1)いずれのカロリー量も、100g当たりの数値である。
生の状態であればそれほど高くないホッケのカロリーであるが、加工したり調理したりするとカロリー量が増えることがわかる。
2. ホッケのカロリー以外の栄養素

その美味しさからついつい白飯や酒が進んでしまうホッケ。ホッケそのものには、どのような栄養が含まれているのだろうか。ダイエットや美容に敏感な人のために、ホッケに含まれる栄養素を紹介する。(※2・3・4・5)
栄養素と量について
ホッケに含まれる主な栄養成分について、それぞれの形態で含まれる量を列記する。いずれも100g当たりの数値である。
タンパク質
脂質
糖質
カルシウム
DHA
EPA
3. ホッケで注目したい栄養成分

ホッケのカロリーや栄養を数値で見ると、カロリーや糖質が低いうえ、さまざまな栄養成分が含まれていることが一目瞭然である。ダイエット向きの食材であり、豊富なタンパク質は筋肉の増強にも役に立ちそうである。ホッケを食べることでこのような栄養を吸収し、どんな効能が期待できるのか。詳しく見てみよう。
DHAやEPA
ホッケには、DHAの呼称で知られるドコサヘキサエン酸や、EPAの名で呼ばれるエイコサペンタエン酸など、不飽和脂肪酸が多く含まれている。不飽和脂肪酸とは、魚や油に含まれる脂肪の一種である。(※6)生活習慣病の予防に効果があるとされる不飽和脂肪酸のなかでも(※6)、DHAは脳を構成する要素のひとつであり学習能力の向上に効果があるといわれている。(※7)またEPAは、血栓の防止や動脈硬化の予防に寄与することが報告されている。(※7)
タンパク質
ホッケに豊富に含まれるタンパク質は、人体を構成するうえでもっとも重要な要素のひとつである。(※8)とくに筋肉を増強するうえで不可欠な栄養素、それがタンパク質なのである。(※9)タンパク質は体内でアミノ酸となるが、筋肉を作るうえでもっとも重要な役割を果たすのがBCAA(分岐鎖アミノ酸)と呼ばれるもので、その多くは食物によってのみ摂取できることから必須アミノ酸とされているのである。(※9)ダイエットをするうえでも、筋肉の増強や遺伝子機能にタンパク質は絶対に必要なものであるため(※8)、きちんと摂取しなくてはならない。ホッケはタンパク質を含みながらカロリーが低いため、ダイエットや筋肉増強にはもってこいの食材といえるだろう。
カルシウム
カルシウムは骨や歯を形成する重要なミネラル成分である。(※10)また血液や筋肉にもカルシウムが含まれており、心筋や筋肉、神経や細胞の機能にも大きな役割を果たしている。(※10)
結論
干物やかまぼこなど、加工品でお目にかかることが多いホッケ。食べやすいクセのない味わいが魅力の魚である。ホッケのカロリーは低めでありながら、タンパク質や不飽和脂肪酸などの栄養が内包されている。ダイエットを行うにあたっても、筋肉の維持のためには大いに役立つ食材のひとつといえるだろう。ホッケを美味しく食べて、健康維持に役立ててほしい。
(参考文献)