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もぎたてのたけのこ

たけのこの冷凍と解凍方法!失敗しないためのポイントを紹介

投稿者:ライター 諸田結(もろたゆい)

監修者:管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

鉛筆アイコン 2023年3月 6日

シャキシャキとした食感と風味が美味しいたけのこは、たけのこご飯や天ぷらにすると美味しく食べられる。しかし、美味しい時期に購入しても長持ちしなくて困った経験はないだろうか。そこで今回は、たけのこを冷凍保存して長持ちさせる方法を紹介しよう。上手に解凍する方法や、砂糖をまぶして冷凍する方法もまとめているので、ぜひ参考にしてみてほしい。

  

1. たけのこは冷凍する前にアク抜きをする

木のテーブルの背景に麻布の袋に新鮮な収穫タケノコ
皮付きのたけのこの場合、買ってきたらすぐにアク抜きをする必要がある。ここでは、冷凍前に行っておきたいアク抜きの方法について見ていこう。

アク抜きの仕方

基本的には、野菜は生のままで冷凍するのがよいとされている。しかし、農林水産省HPには、アクの強い野菜であるたけのこなどは生のまま冷凍しないほうがよいと記載されているのだ。下茹でをしたりアク抜きをしたりしなければならない野菜については、下処理をしてから冷凍するようにしよう。(※1)たけのこをアク抜きするときは、まず根元と穂先をカットしてから深さ2センチほどの切り込みを入れる。さらに、米ぬかや重曹などを用意して下茹でをするとよい。鍋にたっぷりの水と重曹もしくは米のとぎ汁などを加え、強火で加熱する。沸騰したら少し火を弱め、たけのこがやわらかくなるまで1時間半ほど茹でよう。たけのこが浮いてしまうときは、落しぶたなどを活用するとよいだろう。そのまま冷めるまで放置してから水洗いをしてぬめりを取り、皮をむけば下処理は完了だ。アク抜きに使う米ぬかや米のとぎ汁、重曹などがない場合は米を一握り入れてもよい。

2. たけのこを水に浸して冷凍する方法

竹かごの上に皮をむいたタケノコ
次に、たけのこを冷凍保存する方法を見てみよう。

水に浸すやり方

たけのこはそのまま冷凍すると水分が抜けてスカスカになってしまうため、水や出汁に浸して冷凍するのがおすすめだ。アク抜きなどの下処理を施したたけのこを食べやすいサイズにカットし、ジッパー付きの袋に入れる。そこに冷ました出汁もしくは水を加え、袋をしっかりと閉じて冷凍しよう。和食に使う場合には出汁に浸して冷凍しておけば、解凍せずにそのまま煮物などに使えて便利だ。洋食に使う予定がある場合は、出汁ではなくコンソメスープに浸して冷凍してもよい。冷凍したたけのこの保存期間は約1ヶ月程度なので、使い切れる量ずつ小分けに冷凍して少しずつ消費していこう。

3. たけのこに砂糖をまぶして冷凍する方法

具材料の煮たタケノコ
次は、たけのこに砂糖をまぶして冷凍する方法を見ていこう。砂糖をまぶす理由も紹介しているので、ぜひチェックしてみてほしい。

砂糖をまぶすやり方

たけのこに砂糖をまぶして冷凍する場合は、薄切りにしたたけのこに砂糖をパラパラとまぶしラップをしてからジッパー付きの袋に入れる。平らになるようにして冷凍すればOKだ。砂糖をまぶす理由は、砂糖の保水効果を利用し、たけのこが解凍後スカスカになるのを防ぐためである。水や出汁に浸して冷凍した場合はたけのこだけを使いたいときに不便だが、砂糖をまぶして冷凍しておけば、たけのこご飯などにも気軽に使用できる。水に浸して冷凍した際と同じく、解凍せず凍ったままの調理も可能だ。

結論

たけのこは冷凍できるイメージがない人も多いが、工夫をすれば美味しさを残したままで冷凍保存ができる。用途にあわせて冷凍の方法を変えれば、調理の際もグッと楽になるだろう。たけのこの保存方法や下処理の仕方に迷ったときは、ぜひ本記事を参考にしながら正しい方法で冷凍をしてみてほしい。
(参考文献)
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  • 更新日:

    2023年3月 6日

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