2023年3月 7日目次
1. イタリアの代表的なパスタの種類一覧
パスタは長さによってショートパスタ、ロングパスタ、その他のパスタに分けられる。さらにその中でさまざまなパスタの種類に分けられている。それぞれの種類別のパスタの種類をみてみよう。
ショートパスタの種類
・マカロニ
太さ2～5mmほどの穴の開いたショートパスタで、グラタンでもお馴染みだ。穴があるのでソースが絡みやすいのが特徴だ。
・フリッジ
カールとも呼ばれるショートパスタで、螺旋状にカールしているのが特徴のパスタだ。濃厚なソースが絡みやすいのが特徴で、サラダにもよく使われる。
・コンキリエ
貝殻の形をしたショートパスタで、シェルとも呼ばれる。大きさが大きいものはコンキリオーニ、小さいものはコンキリエッテという。サラダに使われることが多い。
・リガトーニ
マカロニよりも太さが太いショートパスタで、表面には筋が入っている。濃厚なソースとの相性がよく、アラビア―タによく使われる。
ロングパスタの種類
・スパゲッティ
日本で最も馴染みのあるパスタの一種で、さまざまな直径のスパゲッティが販売されている。太いほど濃厚なソースとよく絡むので、ソースに合わせて太さを選ぶといいだろう。
・リングイネ
リングイネは、スパゲッティを少し平らにしたようなロングパスタで、クリームソースと相性がよい。食べ応えがあるので、食感にアクセントが欲しいパスタにおすすめだ。
・カッペリーニ
スパゲッティよりも太さが細いのが特徴で、冷製パスタや汁気の多いパスタによく使われる。カッペリーニとは細い髪の毛という意味がある。
・フィットチーネ、タリアッテレ
幅広い平麺のロングパスタで卵を加えて作られているロングパスタだ。平らな分パスタソースがよく絡むので、濃厚ソースと相性がよい。
その他のパスタの種類
・ニョッキ
団子状のパスタで、もっちりとした食感が特徴だ。煮込み料理やスープに使われる。かぼちゃやじゃがいもなどを練り込んだニョッキもある。
・ラザニア
ラザニアは幅広く板状の形をしたパスタで、ホワイトソースやミートソースを重ねてラザニアにして食べられることが多い。
イタリアのパスタの種類の数は500以上！
パスタの本場イタリアでは、パスタの種類は500以上あるといわれている。イタリアでは作るパスタソースに合わせて、使うパスタの種類を変えるのだ。
2. イタリアのパスタの調理法の種類
イタリアではパスタの調理法によって呼び名が変わってくる。それぞれの調理法と名称を紹介しよう。
・パスタ・アシュッタ
茹でたパスタの水気を切ってからソースに絡める調理法だ。
・パスタ・アル・フォルノ
オーブンで焼き上げたパスタでラザニアなどのことをいう。フォルノとはオーブンや釜という意味だ。
・パスタ・イン・ブロード
パスタをスープの具として使う調理方法だ。ブロードとはスープや煮出し汁という意味を持っている。
3. イタリアンのパスタソースの種類
イタリアンのパスタソースを種類別に紹介する。それぞれの特徴をチェックしてみよう。
トマト系ソース
・アラビアータ
トマトソースににんにくやと裏菓子を使った辛めのトマトソースだ。
・ボンゴレロッソ
あさりをワインで蒸してトマトと絡めたソースだ。イタリア語でボンゴレがあさりでロッソがトマトベースという意味を持つ。
・ペスカトーレ
魚介類をふんだんに使ったトマトソースで、イタリアのペスカトーレ島の漁師が売れ残った魚介類を使って作ったのがきっかけだ。
クリーム系ソース
・アッラ・カルボナーラ
ベーコンと卵にチーズを使って作られるカルボナーラは、日本でも人気のパスタソースだ。
・アルフレッド
生クリームにパルメザンチーズを加えて作るクリーム系ソースで、濃厚でシンプルな味わいが特徴だ。
オイル系ソース
・アーリオ・オリオ・ペペロンチーノ
にんにくとオリーブオイル、唐辛子で作るオイル系ソースで、細目のパスタと相性がよい。
・ボンゴレ・ビアンコ
あさりをワイン蒸しにしたものを合わせたオイル系ソースで、あさりの旨味が凝縮されたシンプルなパスタソースだ。
4. 味付け別におすすめのパスタの種類
味付けに合わせてパスタの種類を変えると、よりパスタが美味しくなる。それぞれの味付けにおすすめのパスタを紹介しよう。
カルボナーラにおすすめのパスタの種類
濃厚なソースが特徴のカルボナーラには、定番のスパゲッティがよく合う。濃厚なソースなので、太めのパスタを選ぶといいだろう。
ペペロンチーノにおすすめのパスタの種類
オイル系パスタであるペペロンチーノには、太めのスパゲッティを合わせるのがいいだろう。
ボロネーゼにおすすめのパスタの種類
ボロネーゼは、一般的に平らなパスタのタリアッテレと合わせることが多い。平らなパスタに濃厚なトマトソースがよく合う。
結論
パスタの本場イタリアでは、500種類以上のパスタがありソースに合わせてパスタの種類を変える。パスタの形状が変わることで、ソースとの相性も良くなり、より美味しく仕上げることができる。パスタソースの種類に合わせて、パスタ選びをしてみてはいかがだろうか。
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