簡単に作れる茶碗蒸し！電子レンジやフライパンを使った調理法を紹介

1. 簡単茶碗蒸しを電子レンジで作る

電子レンジを使用して、蒸し器なしでも簡単に茶碗蒸しを作ることができる。早速作り方のポイントを見ていこう。

電子レンジで作るポイント

電子レンジで茶碗蒸しを作るときに必要なものは、耐熱容器とお好みの材料だ。基本の材料は卵2個に水が1カップ、白出汁が大さじ2。ここにお好みの具材を入れていこう。おすすめはむきえび、しいたけ、かまぼこ、銀杏などだ。

電子レンジを使用した茶碗蒸しの調理時間は合計15分ほど。600Wで約3分加熱し、その後余熱で固めるが、卵液の様子を見ながら行うのがおすすめだ。また、200Wや300Wなど、出力の低い電子レンジを使用する際は、具材に火が通りにくい可能性がある。そのため、あらかじめ具材を熱湯にくぐらせておくか、電子レンジで事前に加熱しておくのがよいだろう。

茶碗蒸しがしっかり固まらないときには、10秒ずつ追加で加熱してみてほしい。電子レンジで茶碗蒸しを作るときは、加熱ムラを防ぐために一度に多く作らず、少量（2つ程度）ずつで作ることがポイントだ。
電子レンジで作る茶碗蒸しは、簡単かつ気軽に挑戦できる一品ではないだろうか。

なお、どの作り方にも共通するが、茶碗蒸しを滑らかな舌触りに仕上げたいときは、卵の卵白をしっかり切るように溶きほぐすのがおすすめだ。混ぜるときに卵を割り入れたボウルの底から箸を離さないように注意しよう。また、卵液をザルで濾すのもよい方法だ。

2. 簡単茶碗蒸しをフライパンや鍋で作る

フライパンや鍋を使用して茶碗蒸しを作ることも可能だ。こちらも簡単に作れ、時短にもつながるのでぜひ挑戦してみてほしい。

フライパンや鍋で作るポイント

フライパンや鍋を使用して茶碗蒸しを作るときは、なるべく深手のものを用意するとよい。蒸す際に器の半分ほどの高さまで水を入れる必要があるためである。フライパンや鍋で茶碗蒸しを作るときの調理時間は、およそ15～20分だ。また、材料も電子レンジで作るときと同じものを準備するとよいだろう。

フライパンや鍋で茶碗蒸しを作るときに重要なポイントは、ふたに布巾や手拭いを巻き、持ち手の部分で結んでおくことだ。このひと手間を加えることで、水滴が茶碗蒸しに垂れることを防止してくれる。

また、フライパンや鍋の底に布巾を敷いておくのもおすすめだ。火のあたりがやわらかくなり、器が揺れることなくキレイに仕上げられる。

3. 簡単茶碗蒸しの基本的な作り方

最後に、簡単に作れる、基本的な茶碗蒸しの作り方を紹介する。また、具なしの茶碗蒸しの魅力や出汁の代用品について、さらに洋風の茶碗蒸しの作り方もあわせて見ていこう。

失敗しない作り方

簡単に作れる基本的な茶碗蒸しの作り方を紹介する。

まず、卵と出汁を混ぜた卵液を具材と一緒に器に入れ、加熱する。規定時間加熱していくが、火の通りが悪い場合は追加加熱するとよいだろう。事前に準備した具材は好きな形に切り、あらかじめ加熱しておけば火の通りの心配もなく食べられる。

また、具材を入れず、出汁のみを使用した茶碗蒸しも一味違った美味しさがある。出汁本来の旨みを堪能でき、汁物の代わりとしても食卓に並べられるだろう。

出汁に何を使ったらよいか迷う場合は、市販のお吸い物の素を使用するのがおすすめだ。ぬるま湯でお吸い物の素を溶き、卵に混ぜるだけで簡単に卵液を作ることができる。

ほかにも、洋風テイストの茶碗蒸しを楽しみたいときには、出汁の代わりに牛乳とコンソメを使用するのがよいだろう。ほうれん草やハム、チーズを加えると、簡単な洋風茶碗蒸しの完成だ。

結論

電子レンジやフライパン、鍋を使用すると、時間をかけず簡単に茶碗蒸しを作れることがお分かりいただけただろうか。それぞれに注意点や美味しく作るためのポイントがあるため、随時チェックしながら作ってみてほしい。

監修管理栄養士：渡邉里英

経歴：大学で栄養学を学び、大学院卒業後、医学関連出版社に就職。管理栄養士としての知識と医学雑誌の編集経験をもとに、オリひと食料理記事の監修に至る。