目次
1. ズワイガニの食べ方!

ズワイガニにはいろいろな食べ方がある。ズワイガニをさらに美味しく食べられる調理方法を紹介しよう。
刺身
新鮮な生きたカニなら、そのまま刺身で食べるのがおすすめだ。しかしカニは鮮度が命といわれているため、とにかく早めに食べるのがいいだろう。鮮度のいいカニは旨みや甘みが強いのも特徴だ。醤油を付けるのもいいが、何も付けずに素材そのままの味を楽しんでもいいだろう。
ズワイガニのかにみそは濃厚でとても美味しく、身とかにみそを絡めて食べると一味ちがった味わいを堪能できる。
焼く
ズワイガニは焼いても美味しく食べられる。家庭にもあるグリルを使ったり、ホットプレートで蒸し焼きにしたりする調理法もありいろいろな食べ方ができるのでおすすめだ。焼きガニはあまり焼きすぎないように気を付けることで美味しく食べられるだろう。両面が赤色になると食べ頃だ。香ばしい香りとほっこりとした甘みが魅力的である。
茹でる
大きめの鍋に食塩3%を入れて沸騰させ、甲羅を下にしてズワイガニを入れよう。下にして入れるのは、かにみそが外に出るのを防ぐためだ。再沸騰したら、中火で15分~20分くらい茹でる。何も付けずに素材の味を楽しむのもいいが、ポン酢で食べるとボイルカニの味が引きたち、美味しく食べられるだろう。
鍋
ズワイガニを美味しくいただく料理の1つに、カニ鍋がある。ズワイガニは身が繊細で甘みがあるので、素材の味を重視する鍋料理に最適だ。身だけでも十分だが、殻ごと入れることで美味しい出汁が出る。鍋にカニを入れる際、殻に切れ込みを入れておくと食べやすくなるだろう。
2. ズワイガニの食べ方と解体方法

ズワイガニの解体方法を紹介しよう。カニの構造さえ知っておけばうまく解体できるはずだ。包丁でも切れるが、殻が硬くて心配な方はキッチンバサミで解体するのをおすすめする。
脚を切り離す
ズワイガニをひっくり返し、腹の部分を上にする。殻が柔らかい関節部分にハサミか包丁を入れて脚を切り離そう。
ふんどしを外す
甲羅の裏に三角形になっている部分がある。そこがズワイガニの「ふんどし(前かけ)」だ。そこに親指をひっかけて取り外そう。
甲羅を外す
ふんどしを外した部分と甲羅の付け根に親指をかけて、甲羅を外す。ズワイガニのかにみそが流れ出ることがあるので、甲羅を下に向けて作業すると流れにくくなるだろう。
みそを取り出す
胴の部分にもかにみそが残っているので、甲羅に移動させる。
えらを取り外す
腹部にある食べられない灰色のエラ部分、「がに」は取り除こう。付いたままでも問題はないが、作業の邪魔になるようなら取り外すといいだろう。
3. ズワイガニの食べ方と身の取り方

ズワイガニは脚が細く、身が取れにくいのも特徴的だ。身をキレイに素早く取る方法を紹介しよう。
脚の身を取る方法
まず、ズワイガニの脚を柔らかい関節の部分から2つに切り分けよう。脚の両サイド部分から少しずつハサミを入れて殻を外すと、キレイに身が取れる。脚の細い部分も同様に行おう。また、割りばしなどを使うと取りやすくなるだろう。
胴の身を取る方法
ズワイガニの胴は、構造さえ分かっていればどこに身が付いているのかが分かる。まずは胴の真ん中部分を2つに切り分けよう。脚が付いていた筒状の部分にはたくさんの身が詰まっている。そこに切り込みを入れ、真っ2つにすると身がたくさん取れるだろう。
結論
ズワイガニを食べるのが好きな人でも、「殻が硬くてむくのが面倒だ」と感じている方は多いだろう。しかし、ズワイガニは調理方法が多様で、いろいろな味わいが楽しめるのだ。むき方のコツさえ覚えてしまえば、より美味しく食べることができるだろう。ズワイガニを食べる機会があれば、いろいろな食べ方でぜひ堪能してもらいたいところだ。
監修管理栄養士:渡邉里英
経歴:大学で栄養学を学び、大学院卒業後、医学関連出版社に就職。管理栄養士としての知識と医学雑誌の編集経験をもとに、オリひと食料理記事の監修に至る。